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転職者インタビュー
2025/09/18 公開2025/09/30 更新

【情シス|転職成功事例】株式会社ベター・プレイス寺瀬氏

この連載では、ハイクラス人材紹介事業を行う「WARC AGENT」メンバーが、過去に転職のご支援をさせていただいた方々にインタビューをしています。ベンチャー企業へ転職をした理由や実際に働くうえでのやり甲斐など、「ベンチャー企業で働くリアル」に迫ります。

今回は、株式会社ベター・プレイスで情シス担当者として活躍されている寺瀬功一さんに、転職の決断やその後の変化についてお話を伺いました。

Profile

寺瀬 功一

寺瀬 功一

株式会社ベター・プレイス 情シス担当者

22歳でWebエンジニアとしてキャリアをスタートし、SES・受託開発・自社サービス開発を経験。39歳頃から情報システム・情報セキュリティ領域に転身。現在はISMSやPマークの維持管理、IPO審査対応などを中心に、全社のセキュリティ基盤を支えている。社会貢献性の高い事業に魅力を感じ、ベンチャー企業での挑戦を選択。

加藤 結芽

加藤 結芽

WARC AGENT キャリアパートナー

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略歴:

新卒で教育事業を展開するトライグループに入社し、延べ500名以上の教育・営業支援に従事。WARC入社後は、リスクガバナンス領域に特化したキャリアパートナーとして、未経験の方からハイレイヤーの方まで幅広く支援中。


これまでの支援実績:

・FinTechベンチャー/ 情報システムポジション/500万円(未経験から情シスポジションへ)

・IT系IPO準備中企業 / 情報セキュリティポジション/ 600万円

・IT系IPO準備中企業/ 情報システム部長ポジション/800万円


休日の過ごし方:

休日は東急線沿いの街を散策しながら、カフェやインテリアショップを巡るのが好きです。最近はサウナや温泉にもハマっており、思考が整理されて仕事のアイデアが浮かぶことも。心地よい時間を大切に、平日の活力につなげています。


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ベンチャー企業に挑戦した理由と転職の経緯

加藤 結芽

寺瀬さん、本日はよろしくお願いいたします。まずは、自己紹介をお願いいたします。

寺瀬 功一

22歳の頃にWebエンジニアとしてキャリアをスタートしまして、SESで現場を経験し、受託開発や自社サービスの立ち上げにも関わらせていただきました。

寺瀬 功一

エンジニアとして幅広い経験を積んだのち、39歳頃からは情報システムや情報セキュリティの分野に軸足を移しました。より身近な人からのフィードバックを得ながら仕事をしたい、社会や組織に直接役立ちたいという思いが強まったのがきっかけです。

加藤 結芽

なぜベンチャー企業に挑戦しようと考えたのでしょうか?

寺瀬 功一

自分の人生を終えるときに、「社会にどれだけ役立つことができたのか」を実感したいと思ったんです。ベンチャーはまだ完成していない組織が多く、試行錯誤しながら組織を強くしていくフェーズに立ち会える。そこに大きな魅力を感じました。

加藤 結芽

なるほど。現在の会社を選んだ決め手は何だったのでしょう?

寺瀬 功一

企業年金サービスを提供している点に強く惹かれました。中小企業やソーシャルワーカーの方々は、老後の安心を得にくい環境に置かれていることが多いんです。そうした方々にも企業年金を利用してもらえる仕組みを広げることは、社会貢献度が非常に高いと思いました。実は入社前からYouTubeでサービスを見ていて、「これはご縁だ」と感じたことも大きかったですね。

加藤 結芽

業界そのものへのこだわりは、特になかった?

寺瀬 功一

そうですね。業界よりも「人々の日常を支えるサービスかどうか」を軸に考えていました。たとえば以前は食品系の宅配サービスも検討していたくらいです。社会の誰かの生活に直結し、役立てる企業であることにこだわっていました。

情シスとしての役割とやりがい

加藤 結芽

現在のメインミッションを教えてください。

寺瀬 功一

おもに情報セキュリティ・情報システムを中心に担当しています。ISMSやPマークの維持管理を行い、形骸化させないことを常に意識しています。さらに、IPOを目指すうえでのセキュリティ審査対応も大きな役割のひとつです。

加藤 結芽

前職での経験は活かせていますか?

寺瀬 功一

ISMSの基本的な枠組みはどの会社でも同じですが、実際の組織の動き方は大きく異なります。ドキュメント整理が追いついていない部分や兼務が多い状況もあり、前職の経験はある程度活かせたものの、キャッチアップには正直苦労しました。ただ、他部門の方と協力しながら進めるなかで、新しい学びが多いのは面白さでもありますね。

加藤 結芽

業務を進めるうえで工夫していることはありますか?

寺瀬 功一

AIを活用しています。たとえば社内ルールやセキュリティに関する一次的な確認はAIに任せ、その後に人間の目で詳細をチェックするというやり方です。スピード感を高めつつ、最終的な精度を落とさないように意識しています。

加藤 結芽

入社前後でのギャップはありましたか?

寺瀬 功一

良い意味で、ギャップがなかったですね。入社前からブログや面談を通じて情報を集めていたこともありますが、特に驚いたのはMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の浸透度合いです。社員全員が日々の業務に落とし込んでいて、掲げた理念と行動が一致している。これは本当に素晴らしいと思いました。

加藤 結芽

印象的だった仕事を教えてください。

寺瀬 功一

セキュリティ審査対応です。クラウドセキュリティ認証やISMSの維持審査は、知識があっても新たに学ばなければならない部分が多く、非常にチャレンジングでした。結果はこれからなのですが、審査員から「充実点」で高評価をいただいたのは、私にとっても会社にとっても意義深い成果となりました。

加藤 結芽

転職後に改めて感じたことはありますか?

寺瀬 功一

社員全員が自発的に動いている点ですね。やらされ感がなく、自分たちの意志で仕事に取り組んでいる。経営層も現場の声をよく聞き、制度整備や評価に反映してくれています。その相互作用が働きやすさや、やりがいにつながっていると感じます。

これからの挑戦とキャリア展望

加藤 結芽

「良いベンチャーのコーポレート」とは、どのような組織だと思いますか?

寺瀬 功一

まず社員がMVVに共感していることが前提です。そのうえで現状に満足せず、常に改善を積み重ねていく組織が良いベンチャーだと思います。フローが固まってしまうと柔軟性を失い、いざ変化が来たときに対応できない。そうなると結果的にサービスの質まで落ちてしまいます。だからこそ「常に問い直す姿勢」が必要なんです。

加藤 結芽

今後の挑戦についてはどうお考えですか?

寺瀬 功一

現状は自分の部門や近い領域しか見えていないことが課題です。今後は他部門とも積極的にコミュニケーションを取り、全社的な最適解を見つけ出す動きをしていきたいと思います。

加藤 結芽

キャリアビジョンについても教えてください。

寺瀬 功一

情報セキュリティの専門性をさらに高めていきたいです。それと同時に、異なる立場の人たちの意見を積極的に吸収していくことも重要だと考えています。安心・安全を提供し続けるのは地味ですが、会社の信頼基盤を支える大切な仕事だと思っています。

加藤 結芽

ベンチャーの情シスに挑戦したい人へメッセージはありますか?

 

寺瀬 功一

社会貢献への思いが強く、「未完成な組織を一緒に育てる楽しさ」を味わえる方なら、ベンチャー情シスで大きなやりがいを感じられるはずです。

WARC AGENTを利用してみて

加藤 結芽

最後に、WARC AGENTを利用した感想を教えてください。

寺瀬 功一

私自身、年齢面の不安がありましたが、勇気を持って動いた結果、経験をしっかり評価してくれる会社を紹介していただきました。エージェントと会話を重ねることで、自分に合う会社と必ず出会えるはずです。年齢ではなく経験を見てくれる企業は存在します。ぜひ勇気を持って一歩踏み出してほしいですね。

加藤 結芽

寺瀬さん、ありがとうございました!


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業界トップクラスの転職実績もあり、業界に精通しているエージェントも多数在籍していますので、ぜひ気軽にご相談ください!

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株式会社WARC

WARC AGENT マガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARC AGENT マガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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