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コラム
2024/10/23 更新

【インタビュー】公認会計士の加藤和宏さんに会計の勉強について聞いてみた

はじめに

今回は、WARCに所属する公認会計士にインタビューをさせていただきました。

公認会計士になるまでの道のりや会計の勉強方法について聞いてみました。

インタビュー対象者

1.加藤さんの経歴について

瀧田:加藤さん今日はよろしくお願いいたします!

加藤:お願いします!

瀧田:加藤さんはかなり若い頃に公認会計士試験に合格していますが、なぜ公認会計士になろうと思ったんですか?勉強大変だったでしょうに。

加藤:公認会計士を目指し始めたのは高校3年生くらいのときです。

公認会計士を目指したのは『モテると思ったから』です。「俺、公認会計士なんだぜ」って言ったら、頭良さそうだし、お金持ってそうだし、モテると思ってました。

でも今ならわかります。モテるのに必要なのは、資格とかお金とかではなく、器のデカさだということを。

瀧田:いいですね!そういう本心の理由、大事だと思います!
いつ頃公認会計士試験受かったんですか?

加藤:大学3年生のときに論文試験に合格しました( ・´ー・`)ドヤ

瀧田:え!?すごくないですか。
高3から簿記の勉強始めて、公認会計士の前に簿記の1級も取ってるでしょうから、3年未満で日商簿記1級と公認会計士両方取ったってことですね……。
やばい。

加藤:苦労はしたんですけど、割とスケジュールどおりに勉強できました。
直前期の1~2ヶ月間は毎日10時間以上勉強しましたよ!

瀧田:すごい。もはや天才と言って良い。
その後日本の四大監査法人の一つであるあずさ監査法人に新卒で入って、8年くらい勤務されたんですよね?

加藤:そうです。
8年間で、主に製造業を中心に担当させていただいて、他にも飲食業や不動産業など幅広いクライアントの会計監査に携わらせていただきました。
8社ほど現場主任も経験できました。

瀧田:私の勝手なイメージなんですけど、監査法人ってすごく「固い」イメージで、あまり「楽しい」というイメージがないんですけど、実際のところどうなんですか?

加藤:私の場合は、総じて楽しかったです。
もちろん監査法人なので大変なことも多々ありましたし、冷や汗かいたこともたくさんありました。
ですが、8年間ほぼずっと学びがありましたし、残業時間を減らすために手続きを再構築したり、お客様と一緒に問題解決して喜びあったり、充実していました。

瀧田:お客さんと一緒にというところは加藤さんの明るい性格だったらなんかイメージできます。
通称BIG4と呼ばれる大きな監査法人からWARCという小規模スタートアップに来てくださった決め手みたいなものってありますか?

加藤:結論から言うと、よりハンズオン(お客様と一緒に作業をする立場)でお客様の課題解決に取り組みたかったからです。
監査法人での業務はコンサルではないので、基本的には、会計基準に照らして問題ないかどうかをチェックするのが仕事です。
そうすると、時には会社にNGを出すこともありますし、資料を要求するので煙たがられることもあります。

私は自分の人生のテーマとして「人々を感動させる」ことを掲げているんですけど、監査という立場からはそれを実現するのは難しいのかもしれないと思い始めました。
そこで、会計コンサルへの転職を考えました。

中でも、WARCは、(1)ハンズオン支援でお客様と密になって作業できること、(2)ベンチャーらしい風通しの良い社風だったこと、から、とても魅力的に感じ転職を決めました。

瀧田:入社して結構経ちましたが、働いてみて、実際どうでした?
WARC大丈夫でした?

加藤:とても楽しくやっています。

監査法人時代のように、クライアントに煙たがられることなく、同じ方向を向いて仕事をしている感覚があります。
WARC内も風通しが良く、「こうしたほうがいいんじゃないか?」という提案も「とりあえず、やってみよう」となるのがやりやすいです。

また会計士以外の人とも働く機会が多いので、それも新鮮です。

ただ、課題を解決するのが仕事なので、クライアントの期待は高く、それに応えるためにはもっともっと勉強しなければいけないし、経験も積まなければいけないと感じています。
これからも、色々なことに挑戦して、クライアントのニーズに広く答えられるようにしていきたいです。

瀧田:なんて素晴らしい人なんだ。
Co-WARCもいい人採用したなぁ……。

加藤:ありがとうございます(笑)

【公認会計士が集うCo-WARC事業部の事業内容紹介ページ】

2.会計の勉強法について

瀧田:加藤さん、実は今回のインタビューでは、これから会計分野の勉強を始めようとしている社会人の皆様に対して、公認会計士の立場からアドバイスをいただきたいと思っているんです。

加藤:僕でいいんですか?お役に立てれば嬉しいです。

瀧田:ありがとうございます!

早速なんですけど、これから社会人が「会計を学ぼう」と思い立ったとき、まず何から始めたら良いのでしょう?

加藤:簿記の仕組みを理解するうえで、簿記2級をとるのはよいと思います。
書籍を読んでも、アウトプットしないと理解できないと思うので、会計を学びたければ、簿記2級をとる方が学びも多いと思います。

また、会計に限らないことかもしれないですが、インプット2-3:アウトプット7-8で勉強するのが良いと思います。
普段会計フィールドで働いていない社会人であれば、会計も仕組みだけ理解して、細かい収益認識や減損などの論点は無視してよいと思います。

瀧田:やはり簿記2級ですか。
会計の仕組みということは財務会計がより重要なのでしょうか。

加藤:財務会計は、有価証券報告書など世の中に公表されるものに使われているので、自社の成績を把握するうえでも、他社と自社を比較するうえでも、理解できた方が良いと思います。
もちろん時間があれば管理会計や税務会計も学んだ方が良いとは思います。

瀧田:ありがとうございます!

最近は会計の勉強をYouTubeで行えるようになってきていますが、加藤さんのオススメのYouTuberとかっていますか?

加藤:います!後輩の吉田くんがYouTuberやってるので是非見てほしいです!

瀧田:後輩なんですか!?

加藤:そうなんです。

吉田君は「決算ハックTV」を運営しているんですが、彼は、監査法人→大手FAS→投資会社という経歴で、企業分析のプロフェッショナルです。
決算ハックTVでは、会社が公表している有価証券報告書や決算資料から、その会社の強みや経営の安全性などを分析した動画がアップされています。
どれも、なるほど~と唸るくらい深く考察されているので面白いです。

瀧田:おぉ!個人投資家向けですね。
そういえば、というか私の中では今日のメインなんですけど、加藤さんもYouTuberですよね?

加藤:はい(笑)

瀧田:紹介させていただいて、いいですか。
ダメと言われても載せますけども(笑)

公認会計士 加藤和宏のディスクロージャーチャンネル

加藤:あぁ~(。>﹏<。)

瀧田:WARCでもファンが多いこのチャンネルですけども、主にどんなことを配信されているんですか?

加藤:簡単に言うと、若手会計士に向けての説教です。
監査をするうえで必須のコミュニケーション術、Excel、考え方、知識などのHow toをまとめています。
そのほか、公認会計士の転職tips(助言)もアップしてます。

瀧田:なるほど。これは見たほうが早いですね。(見てみる)

これ若手会計士にめっちゃ響きそうじゃないですか!
YouTubeをSNSで拡散しておきます。

加藤さん今日はありがとうございました。
また会計系の記事書く時に出てください。

加藤:ありがとうございます!はい。僕で良ければ!

【お問い合わせ】

WARCで働きたい!WARCで転職支援してほしい!という方がもしいらっしゃれば、以下よりご連絡ください。
内容に応じて担当者がお返事させていただきます。

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株式会社WARC

瀧田桜司

役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長/ 学歴:一橋大学大学院法学研究科修士課程修了(経営法学)及び京都大学私学経営Certificate/ 執筆分野:経営学・心理学・資格・キャリア分野のコラム記事を担当させていただく予定です

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