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2025/04/18 更新

ベンチャー転職面接で差がつく!印象に残る逆質問5選

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はじめに

就活や転職の面接の場面で、逆質問をする機会というものがあります。
多くの人はこのときに「特にありません」と答えることが多いですが、印象を残すという意味では、何らかの質問をした方が記憶に残りやすいです。

では、どのような質問をすれば良いのでしょうか。
今日はこの点についていくつかの成功事例をご紹介いたします。

なお、今回の記事はベンチャー企業への転職を想定して書いておりますので、以下で述べる成功事例もすべてベンチャーにおける成功事例だとお考えください。

 

1.未来の話を聞く

ベンチャー企業の経営者には、未来志向の人が多く、明るく前向きな人が多いです。
そういう経営者との会話では、原則として未来の話をした方が好印象を持ってもらえます
その会社のビジョンや事業計画、経営理念などについて、相手が話したいだろうなと思われる内容を聞いてみると良いでしょう。

将来のことを熱く語りたがるCEO、COOだとドンピシャでハマりますので、15分以上面接時間が延長になることもあり得ます。
相手が楽しそうに語ってくれる話を引き出せたら成功です。

そして、人間は自分の話をワクワクした目で聞いてくれた人のことを「話し上手」だと感じる傾向があるので、熱量を持って語ってくれるテーマについて質問できたら、あとは真剣にその話を聞きましょう。
ほぼ間違いなく好印象を持ってもらえます。

ちなみに、未来志向が強いと思われる人が、会社の未来を楽しそうに語ってくれない場合(絶望感溢れる表情で語っている場合)は、その会社はかなり危機的な状況だといえます。
もしくは、その面接官自体が近い将来転職する可能性が高いです。
そういう会社はちょっと警戒した方が良いので、未来の質問をして損をすることはあまりないと思います。

 

2.創業時の話を聞く

ベンチャーの創業期を見たことがある人はわかると思うのですが、創業期というのは簡単に言ってしまえばカオスです。
私もたまたまご縁があって、WARCの創業時からずっと近くで見続けてきたのですが、最初の頃の話は鉄板ネタとして笑いが取れるくらい本当にいろいろなことがありました。
どこの会社でも必ずと言っていいほど苦労していますし、創業期のメンバーが全員残っているなんて会社は極めて稀です。
それゆえにドラマがあって、ここまで生き抜いてきた誇りがあります。
そういう過去のエピソードを聞くのは候補者にとっても勉強にもなりますし、面白いのでオススメです。

以前、とある会社の面接に来た転職者の方が、創業時の苦労話を聞きたいと言って、1時間くらい経営陣と雑談して、面接らしい面接をせずに帰って行ってましたが、そのまま内定をもらっていました。
その後入社されて活躍されているらしいので、お互いにとってメリットのある話題なんだろうなと思います。
創業時の苦労を疑似体験できるからこそ、愛着が湧いてくるのかもしれません。

 

3.入社するまでのことを聞く

自分がもし採用されたとしたら、入社時までに何をしておくと良いのかを聞くのも効果的です。
例えば、入社時までに読んでおいた本はあるのか、取っておいた方が良い資格はあるのかなどです。

この逆質問は、自分の入社意欲が高いことを伝えることができますし、その会社で必要な知識もある程度わかるので二重にメリットがあります。

ただし、この質問をしたのにも関わらず、読むべき書籍も、取るべき資格もないという感じだったら、誰でもできる仕事をするという可能性が浮上してくるので少し警戒が必要です。
専門性が高い職場であれば、大抵は読んでおくべき書籍がありますし、取っておいてほしい資格の1つや2つはあるものなので、何も無いというケースは稀です。

ちなみに、弊社WARCでいうと、職種によりますが、全体として公認会計士・税理士が多い会社なので、日商簿記2級までの会計知識は最低限持っておいたほうが良いと思います。
できればその知識を基礎として、ビジネスで使う会計用語をある程度記憶し、会計的に物事を考えられるようになっていた方が良いです。
そうしないと、MTGに出席したときに外国に行った感じになりますし、会計士の皆さんと日常会話が成立しないことがあります。
そのため、若手に対しては簿記や会計の勉強を推奨しています。

 

4.書籍の話を聞く

何も聞きたいことが思いつかないときの無難な逆質問として、おすすめ書籍の話を聞くという手もあります。

これは、読書家の経営者・面接官の場合に奏功する可能性が高い逆質問です。
優秀な経営陣には読書家が多いので、もしおすすめ書籍を聞いて何も返ってこないなら、その会社はお見送りしても良いのではないかなと思っています。
良質なインプットなしに、良いアウトプットはないと思うので、日々の学習習慣がある経営陣かどうかを見極めるためにも、この逆質問は効果的です。

以前、とある会社の役員面接に同席しているときに、学生がCEOに対して「私くらいの年齢(22歳)のときに読んでおいた方が良い書籍ってなにかありますか?」という逆質問をしていました。
CEOは月に10冊ほど書籍を読む読書家だったので、この逆質問がドハマリしまして、30分ほど書籍の話で盛り上がっていました。

この学生の素晴らしいところは、面接中に「すみません!今すぐ買いたいので、メモしてもいいですか?」と言ってスマホを取り出して、その場で紹介された書籍をすべてAmazonで買っていたことです。
こういう行動力をCEOが高く評価して、そのまま内定になっていました。
読むべき書籍を聞くだけなら誰でもできますが、その場で5000円近いコストを払うのはなかなかできません。
親のクレジットカードで買っているかもしれないので手放しで褒めるのは危険ですが、その行動力自体は素晴らしいと思います。

 

5.飲み会について聞く

私にはできない逆質問ですが、一つの成功例としてご紹介します。

20代前半の若い候補者の方が、面接の最後の逆質問時に「御社はどれくらい飲み会がありますか?」という質問をして、一瞬場の空気が暗くなりかけていたのですが、即座に「もしご迷惑でなければ僕も誘ってください!今日でも良いです!」と発言して、面接官を笑わせていました。
その後、その方は入社もまだ決まっていない段階で面接官及び社内のメンバーとFacebookで繋がり、会社の飲み会に参加させてもらって社内の皆さんと仲良くなり、内定をもぎ取っておりました。

年齢的にも実力的にも、入社は厳しいかなと思われていたのですが、極めて高いコミュニケーション能力でチャンスを獲得していました。
こういう逆質問もあるんだなと勉強になった事例です。

 

おわりに

自分に合った逆質問をいくつか持っておくと、面接の時に困らなくなります。
就活でも転職でも、原則としてライバルがいますから、逆質問で優劣が決まってしまうこともよくあることです。
事前に用意できているかどうかで合否も変わってくると思うので、脳内で様々なシミュレーションをして、逆質問を用意しておきましょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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株式会社WARC

瀧田桜司

役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長/ 学歴:一橋大学大学院法学研究科修士課程修了(経営法学)及び京都大学私学経営Certificate/ 執筆分野:経営学・心理学・資格・キャリア分野のコラム記事を担当させていただく予定です

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