今回は、ベンチャーで評価されやすい人の特徴を10個挙げていこうと思います。
これらの特徴のいくつかを持っている人は、ベンチャーで活躍できる可能性がとても高いので、転職先を選ぶ際にベンチャーを含めて検討してみていただきたいです。
誤解を恐れずにいえば、ベンチャー企業の半分はノリで出来ています。
最近では、理系出身のベンチャー経営者も増えてきたので、クールでスマートなベンチャーも出てきているのですが、それでもまだまだ少数派です。
ベンチャーの多数派は、今でも社交的でノリが良いコミュ力おばけのような人たちが占めています。
そもそもベンチャーというリスクの高い業界を選んでいる人たちなので、それ相応の特異な点があるのですが、その一つがコミュ力です。
経営陣にコミュニケーション能力が極めて高い人たちが多いので、従業員の中でも社交性が高い人間の方が良い評価を受けやすいという傾向が強くあります。
そして、ここでいう社交性は、世間一般でいう「無難に誰とでも仲良くなれる人」というニュアンスよりは「圧倒的な行動力で周りを巻き込める人」というニュアンスです。
誰に対しても物怖じせず、明るく前向きな対話ができる人です。
こういう人は、ベンチャーであっという間に出世して、重要なポジションを獲得していくことが多いです。
行動力とコミュ力がずば抜けて高い人には、安心して仕事を任せられるのだろうと思います。
一方で、社交的な人の多くは、大手では若干面倒くさがられる傾向があります。
大手企業の多くは、組織がしっかりと統制され、日々ルール通りに業務が遂行されることを重視していることが多いため、異常な行動力とか、周りを巻き込んで社内を変えていく変革者としての特徴などは、なかなか使い所がないのです。
したがって、そのような社交性を持っている人については、ベンチャーの方が活躍の場が多いと思われます。
過去の行動に一貫性があるとは、例えば、大学の学部から現在の仕事までのストーリーが一貫していて、履歴書や経歴書から読み手に伝わってくる場合を意味します。
代表的な人でいえば、商学部を出て、公認会計士試験に合格して、監査法人で数年間監査を経験して、その後事業会社の経理や財務をこなしてきた人などです。
こういう人は、履歴書や経歴書を読めば、どういうスキルを持っていて、どういう考えで今のキャリアを選んだのかというのがわかりやすいです。
この人が「先々はベンチャーのCFOを目指しています」と言われても納得できます。
過去の行動が一貫しているように見えるので、聞き手側からしても「たぶんそうだろうな」と思えるからです。
他方で、数年置きに職種がコロコロ変わっている人や、ほとんど結果を出すことなく若くして5社も6社も転職している人などについては、行動に一貫性がなく、すぐに考えが変わって投げ出す人(逃げ出す人)という印象を持たれやすいです。
実際に、そういう人が組織の中で活躍できた事例をほとんど見たことがなく、短期間でまた別の会社に行くことが多いので、一貫性は意外と重要な要件だと思っています。
なお、過去の行動の一貫性に関連している論点として、1社のみに10年以上勤め続けてきた人というのは、ベンチャーでは若干警戒されることがあるので注意が必要です。
例えば、新卒からずっと同じ大手企業に10年以上勤めている人で、ジョブローテーションによって職種がコロコロと変わってしまっている人については、どの分野の即戦力人材なのかという点が見えづらいので、若干避けられる傾向があります。
ベンチャーには、凄い人が身近にゴロゴロと存在します。
組織が小さいので、大手企業だったら滅多に話せないような凄い人とすぐに話せる環境があります。
そういう人たちは、自分の過去の業績や保有資格について、自分から話したりはしないので、一見すると凄い人であるということに気づけません。
でも、一緒に仕事をすると、その優秀さに嫌でも気付かされますし、感動すらさせられます。
そういう素晴らしい人達に限って、皆さん謙虚です。
凄い人達のほとんどは、過去に超大手企業やグローバルな企業で活躍していた方々なので、上には上がいるということを実感として知っているのだろうと思います。
ベンチャーでならドヤっても良いくらいの実績や知識、もしくは資産を持っているのに、全くそれをひけらかそうとしません。
逆に、大した能力でもない人ほど、それを外部に発信して認められようと必死になります。
この違いは狭い組織で一緒に働く場合にはとても大きなものとなります。
凄いのに謙虚な人は、不言実行型なので、ほとんど何も言わずに課題を解決していきますし、目標を達成していきます。
そういう人ほどベンチャーでは高い評価を受けて、すぐに出世していきます。
ベンチャーで働く場合において、本人にとってとても重要な特徴は変化耐性が高いことです。
ベンチャーでは、毎週毎月のように変化が起こります。
場合によっては、自分の部署自体が消滅したり、人員の半数以上が入れ替わったりします。
1年前と同じ顔ぶれで仕事をするということ自体が珍しいので、大抵は誰かが抜けて入れ替わっているか、大幅に増員されているかです。
大手企業ではなかなか起こらないことが、毎週のように起こりますし、大手企業ではなかなか見ないミスや失敗にも遭遇します。
そういう様々な変化や稚拙な部分に耐えられないと長続きしません。
ベンチャーは本当に何も整っていないので、非常識が常識、イレギュラーがレギュラーという状態です。
もし大手からベンチャーに行こうと思っている場合は、幼稚園の先生になるような広い心で転職することをおすすめします。
整っていない制度やルールをゼロからすべてを創るのだという意識で入るとちょうど良いです。
ベンチャー企業で活躍する人の多くは、何らかの目標を持っていて、その目標に向かって日々努力している人が多いです。
そして、ベンチャーの経営者の多くも、将来の話をすることが好きで、自分の将来ビジョンを楽しそうに語ります。
この二者の進む方向が一致している場合、トントン拍子で採用が進みます。
候補者側が進みたい方向とCEOが目指している方向が一致していれば、自分のための努力が会社のための努力にもなり、一石二鳥です。
お互いに目指すところが一緒ならば、毎日の業務で衝突することもかなり少なくなります。
そういう職場を見つけられれば、最高に楽しい仕事になるはずです。
ベンチャーでは、CEOと従業員の志向の一致という現象が比較的頻繁に起こるので、未来志向が強い人は諦めずに自分の進む方向に近いベンチャーを探してみてください。
向上心や向学心が強い人も、ベンチャーでは好まれる傾向があります。
根っからの営業系ベンチャーでは、学ぶ人の方が少数派なので浮いてしまう可能性がありますが、多くのITベンチャーは勉学を重視する傾向があるので、そういうベンチャーでは好まれます。
ここ最近のトレンドの一つだと思いますが、理系の修士号又は博士号を取得しているベンチャー創業者が増えてきているので、そういう人が経営する会社では勉強を続けることが当たり前とみなされることが多いです。
他にも、会計コンサルや経営コンサル等を主業としているベンチャー企業でも、毎日学び続けることが当然の前提となります。
そういった会社では、一緒に働くメンバーの多くも何らかの専門性を持っていたり、士業資格を持っていることが多いので、向上心と向学心が強くないとすぐに置いていかれてしまうのです。
現に私の知っている限りでも、学ばないタイプの人は1年以内に脱落していますし、数年働けたとしても出世等はしていません。
ベンチャーでは、常に変化が起こっていて、レベルの高いベンチャー企業であれば事業難易度もどんどん上がっていきます。
その成長スピードに対応するためには、従業員一人ひとりが必死に勉強して、新しい知識や能力を獲得し続け、自分を成長させ続けないといけません。
それを自然な形でできる人じゃないと、ベンチャーで生き残るのは難しいのかもしれないと感じています。
最近では、論理的思考能力を重視する経営者も増えております。
これはどう判断するのかというと、面接時の受け答えで判断しているようです。
本来、論理的思考能力は、人間の内面(脳内)での活動なので、内面で評価しないといけないのですが、その評価方法が確立されていないので、実際には外部に表出された表現力で判断がなされます。
それを前提にすると、論理的思考能力とは上手に喋る能力のことを指すのだと思います。
具体的には、以下のような点を面接にて評価していることが多いです。
これらの要素を総合的に判断して、論理的思考能力が高いか低いかを見ています。
経営者の方々には、採用する際に「素直さ」を重視するという人が多くいます。
しかし、この素直さという概念は抽象度が高く、どんな特徴なのかがわかりにくいです。
そこでより深掘って聞いてみたところ、どうやら、言われたことを素直に受け取って真摯に努力できる人のことを意味しているようです。
ここについては昔ながらの従順性と同義だと思っていいかなと思っています。
会社である以上、何らかの経営目標があって、その目標に向かって業務が進んでいきます。
その過程で、経営者が指示した業務について、毎回反抗してきたり、そもそも従わなかったりする人がいると、業務が滞ることが多くなります。
そのような停滞を防止するためにも、素直に話を聞いて努力できる人がほしいということだろうと思います。
求職者側の視点からいうと、毎回反抗したくなるような会社や指示がおかしい会社に入らないようにしないといけません。
そのためにも、会社の事前調査はしっかり行いましょう。
ベンチャーでは、ホスピタリティ(奉仕精神)がある人も高い評価を受ける傾向があります。
長くベンチャーにいると何となくわかってくることですが、ベンチャー業界にはそもそも我が強い人が集まりやすく、少しずつ変人の巣窟になっていきます。
ベンチャーの経営者が、よく自分の会社を「動物園みたいなところ」と表現することがありますが、そういうことです。
個性と我が強いメンバーが多いため、癖しかないと言っても過言ではないです。
そういう人のみが生息する組織だと、十中八九対人関係のトラブルが起こって、組織が疲弊していきます。
でも、そこにホスピタリティ溢れる人材が数人いるだけで、不思議と円滑に回るのです。
癖が強い人達は、基本的に自分のやりたいことに集中する傾向が強いため、独善的だったり利己的だったりすることが多いです。
他人のために奉仕するという思考を持ち合わせていないことも多いので、組織人としては若干問題を抱えています。
他方で、ホスピタリティある人たちは、そういう癖の強い人たちがやらない作業を進んでやってくれるので、それによって組織が円滑に周り始めます。
結果的に、ホスピタリティの高い人に対する組織内での信頼と評価が向上します。
それが数年続くと、経営陣からも高く評価され、重要な役職を任される機会が増えます。
ホスピタリティの高い人たちを観察していると、彼ら(彼女ら)は、常に周りを見ているので、他の人がこの先どう動くかを予測しながら業務を行っていることがわかります。
いつも先回りして様々な業務をやってくれているので、組織の潤滑油としての役割を担ってくれています。
大変ありがたい存在です。
最後に、かなり重要な特徴として、ビジョンに強く共感している人が挙げられます。
ベンチャーであっという間に頭角を現す人の多くは、その会社が掲げるビジョンやミッションに強く共感していて、使命感を持って日々働いています。
これについては、企業側でも求職者側でも同じくらい重要なことで、強い共感がない限り入社してはいけないとすら思っています。
ベンチャー企業は何千社も存在しますが、その中で本当に良いと思えるビジョンを掲げているベンチャーは数えられる程度しかないはずです。
個人にそれぞれの異なる価値観があるので当然のことです。
ベンチャー転職を成功させたいなら、自分が持っている価値観や信念、思想などと一致しているビジョンを掲げている会社を見つけることが最重要です。
共感できるビジョンを掲げて、本気でその実現に向かって努力しているような会社で働けたら、それはかなり幸せな人生だと思うので、ぜひ根気強く探し続けてください。
最後に特徴を再度まとめておきます。
上記の特徴に5つ以上該当するなら、ベンチャーに向いている可能性が高いので、転職先の候補としてベンチャーを検討してみると良いと思います。
WARCで働きたい!WARCで転職支援してほしい!という方がもしいらっしゃれば、以下よりご連絡ください。
内容に応じて担当者がお返事させていただきます。