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内部監査
2025/08/13 更新

【2025年】内部監査への転職におすすめの転職エージェント5選|年収・求人動向・口コミも紹介

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内部監査を目指す上で、転職エージェントを利用しようとしている人は少なくなさそうです。内部監査の仕事内容を理解した上で自分に合った転職エージェントを利用すると、ジョブチェンジがスムーズに進むでしょう。

この記事では、内部監査の基本情報やオススメの転職エージェントについて解説します。

内部監査とは?

内部監査とは、企業内の担当者が経営状況チェックを行い、安全な運営に役立てる業務です。ここでは、内部監査を行う目的や似ている名前の「外部監査」との違いを解説します。

内部監査の目的

内部監査は、経営状況のチェックとして以下の目的を達成するために行われます。

  • 不正防止
  • 業務改善へのアドバイス
  • 業務効率アップ

経営陣がいくら気をつけて健全な経営を目指しても、会社全体で取り組みを行わなければ成果は出にくいものです。発生リスクのある不正や効率アップが見込める業務について、定期的なチェックを行い経営力向上に繋げます。内部監査で見つかった反省点はそのままにしておかず、これからどう改善していくかという方向性の検討も必要です。企業が目的を達成し、さらに利益を生み出せるよう内部監査を通じて業務改善できる部分を探します。

内部監査と外部監査の違い

内部監査は企業内での活用が目的ですが、外部監査は社外の専門家により行われ、調査結果は利害関係者に公開されます。外部監査は、企業の経営状況を株主や投資家などに正しく伝えることが大きな目的です。利害関係者が投資判断を誤らないよう、財務諸表が正しいかどうかをチェックし今後の運営に役立てます。内部監査の内容は企業内だけで用いられますが、外部監査は企業に関わる外部の人たちのために実施される取り組みです。

【2025年】内部監査転職市場の最新動向・トレンド

2025年の内部監査転職市場は、企業のDX推進やガバナンス強化、サステナビリティ経営の広がりにより活況を呈しています。とくにIPO準備企業やグローバル企業、AI・ITリスクに対応できる人材の需要が顕著です。以下で、転職市場の最新の動向やトレンドを詳しく確認していきましょう。

DX推進・ガバナンス強化で需要拡大

DX化やガバナンス強化の流れが内部監査人材の需要を押し上げています。背景には、企業のデジタル化による新たなリスク発生や、ESG・サステナビリティへの対応強化があるでしょう。

たとえば、クラウド移行に伴うアクセス権管理やデータの安全性確認などは、監査の重要領域です。また、内部統制報告制度への適切な対応も求められています。

こうした変化により、従来の財務監査に加え、ITや業務プロセス全般を理解できる監査人材がより高く評価されるようになっています。

年収・求人傾向

求人ボックスによると、内部監査職の平均年収は約685万円で、月収では約57万円が目安となります。これは日本人の一般平均よりも高水準です。

また、国税庁の調べによると、令和5年の1年間に働いた人の平均給与は460万円でした。内部監査は専門性が高く従事する人数もそこまで多くないため、平均年収が世間一般より多くなっていると考えられます。

参考:求人ボックス 給与ナビ 内部監査の仕事の年収・時給・給料

   令和5年分 民間給与実態統計調査 

内部監査転職エージェントの選び方と比較ポイント

内部監査職への転職では、エージェントの選び方が結果を大きく左右します。以下で転職エージェントの選び方と比較ポイントを紹介するので、チェックしてみてください。

専門性・サポート力で選ぶ

内部監査や管理部門に精通したアドバイザーが在籍するエージェントを選ぶことが転職成功の近道です。専門領域に詳しい担当者は、企業が求める人物像や職務内容を深く理解しており、求人票では読み取れない情報も提供してくれます。さらに、書類添削や面接対策、キャリア相談といったサポートが充実していれば、自分の強みを最大限アピールできるでしょう。たとえば、過去の内部監査採用事例を踏まえた志望動機の添削や、想定質問に基づく模擬面接などは効果的です。結果的に、精度の高い準備と情報提供が、内定獲得率の向上につながります。

求人数・非公開求人の多さで選ぶ

求人数と非公開求人の多さは、転職エージェントを選ぶ際に重要なポイントです。公開求人は競争率が高く、条件も一般的になりがちですが、非公開求人には好待遇や戦略的ポジションが多く含まれます。

なかでもハイクラスやグローバル企業の内部監査ポジションは、経営戦略や海外子会社の統制など高度な役割を担うため、非公開で募集される傾向があります。エージェントによっては独占案件を持つ場合もあり、複数社の利用でカバー範囲を広げる戦略が有効です。こうした環境を活用すれば、条件や将来性に優れた企業と出会える可能性が高まります。

属性別・目的別で選ぶ

自分の経験や目的に合った転職エージェントを選ぶことで、マッチ度の高い求人に出会えます

経験者向けエージェントは、マネージャー職や高年収案件が豊富で、即戦力として評価されやすいです。未経験者向けでは、研修制度や育成枠が整った企業案件を紹介してもらえる場合があります。さらに、CIA・USCPA・公認会計士などの資格保有者向けには、資格を活かせる監査・リスク管理領域の求人が集まりやすいです。ハイクラス志向なら、役員直下や海外展開に関わる戦略監査ポジションなども視野に入ります。

目的別に選択することで、転職活動の効率と成果は大きく変わるでしょう。

【比較表】内部監査転職エージェント主要サービス

今回紹介する内部監査の転職エージェントを一覧表にまとめてみました。それぞれの特徴や強みを比較してみてください。

サービス名

特化/総合

求人数

非公開求人

強み・特徴

口コミ・評判

WARC AGENT

特化

1,000社以上

多数

管理部門・成長企業管理職特化

サポート体制が高評価

マイナビエージェント

総合

求人多数

求人多数

20代・未経験OK求人豊富

転職未経験者にも手厚くサポート

リクルートエージェント

総合

約38万件

多数

非公開求人含めて求人数が多い

幅広く求人を探せる

パソナキャリア

総合

約39万件

多数

女性向け求人・柔軟な働き方支援

マッチ度の高さが評判

BEET-AGENT

特化

約500件

多数

管理部門特化

担当者が親身にアドバイスしてくれた

内部監査の転職におすすめの転職エージェント5選

転職エージェントのメリット・デメリットを理解したところで、実際に利用できるサービスが気になる人も多いでしょう。ここでは内部監査にオススメの転職エージェントを5つ紹介するので、登録の参考にしてみてください。

WARC AGENT|プロフェッショナル人材と企業を繋ぐ

こんな人にオススメ!

  • 管理職(経理・人事・労務・法務・財務)関連で求人を探したい人
  • スピード感のある転職を進めたい人
  • 中小企業から大企業、ベンチャーまで幅広く求人を探したい人

WARC AGENTは、キャリアアップや収入増を望む求職者が集まる人材紹介会社です。

この会社の特徴的な点は、企業が直接、求職者にスカウトを送ることができるシステムにあります。求職者のスキルや経験に興味を持った企業は、積極的にスカウトを行い、理想的な候補者を見つけやすいという利点があります。また、求職者は専門のキャリアコンサルタントのサポートを受けており、そのアドバイスに基づいて転職活動を行っているため、質の高い人材が多いのが特徴です。

高収入層やキャリアアップを目指す人材が多く登録しているため、専門職やスペシャリスト向けの求人にも強みを持つこの会社は、高年収や給与アップを目指す求職者に適しています。

働き方

正社員、契約社員

取扱職種

経理、財務・開示、労務、人事、総務、管理部長、経営企画、CFO、法務、内部監査、IR、PR、情報システムコーポレートIT

取扱業界

IT、インターネット、メーカー、コンサルティング、商社、流通、小売・サービス、広告・マスコミ、エンタメ、金融・不動産・建設、医薬・医療・メディカル、インフラ・公共、その他

求人対応エリア

日本全国

費用

無料

運営会社

株式会社WARC

公式サイト

https://agent.warc.jp/

【WARCエージェントの利用者の口コミ・評判】

利用者からは、担当者のビジネス理解の深さや要望把握の早さを高く評価する声が多く寄せられています。企業とのやり取りも驚くほど迅速で、経歴や希望条件を丁寧にヒアリングしたうえで、最適な案件のポイントを整理して提案してくれる点も好評です。情報の正確さと提案力の高さが、信頼につながっているといえるでしょう。

引用:Googleビジネスプロフィール

マイナビエージェント

こんな人にオススメ!

  • 転職エージェントを求人の多さで選びたい人
  • 大手企業が運営するサービスで安心して利用したい人

マイナビエージェントでは、キャリアカウンセラーによる応募書類一式の客観的なアドバイスを強みとしています。一貫性のある情報を作ることができ、転職活動での自己アピールが捗りそうです。

転職期間中はキャリアアドバイザーと相談しながら、自分のペースに合わせて活動を行うことができます。スケジュール管理も行ってくれるので、今の仕事と並行して転職活動を進めたい人に向いているでしょう。

働き方

正社員、契約社員、業務委託

取扱職種

経理、財務・開示、労務、人事、総務、管理部長、経営企画、CFO、法務、内部監査、IR、PR、情報システムコーポレートIT

取扱業界

IT、インターネット、メーカー、コンサルティング、商社、流通、小売・サービス、広告・マスコミ、エンタメ、金融・不動産・建設、医薬・医療・メディカル、インフラ・公共、その他

求人対応エリア

日本全国

費用

無料

運営会社

株式会社マイナビ

公式サイト

https://mynavi-agent.jp/

【マイナビエージェントの利用者の口コミ・評判】

利用者からは、面接前に面談相手の情報や効果的な話のポイントを提供してくれる点や、業界・職種変更といった難易度の高い要望にも短期間で応えてくれた対応力が高く評価されています。

履歴書・職務経歴書の添削や面接想定質問への回答チェックなど、細部まで行き届いたサポートが、若手や未経験者の転職成功を後押ししているとの声が多く寄せられています。

引用:Googleビジネスプロフィール

リクルートエージェント

こんな人にオススメ!

  • 転職エージェントを求人の多さで選びたい人
  • 大手企業が運営するサービスで安心して利用したい人

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。非公開求人を多数取り揃えており、2022年8月時点で20万件以上を保有しています。

リクルートエージェントに登録すると、キャリアアドバイザーによる面談や書類添削を受けることが可能です。大手企業運営のエージェントで、幅広く求人を探したい人にオススメと言えるでしょう。

働き方

正社員、契約社員、業務委託

取扱職種

経理、財務・開示、労務、人事、総務、管理部長、経営企画、CFO、法務、内部監査、IR、PR、情報システムコーポレートIT

取扱業界

IT、インターネット、メーカー、コンサルティング、商社、流通、小売・サービス、広告・マスコミ、エンタメ、金融・不動産・建設、医薬・医療・メディカル、インフラ・公共、その他

求人対応エリア

日本全国

費用

無料

運営会社

株式会社リクルート

公式サイト

https://www.r-agent.com/

【リクルートエージェントの利用者の口コミ・評判】

利用者からは、希望する仕事内容の丁寧なヒアリングや電話での模擬面接など、きめ細かな対応が高く評価されています。こまめな連絡で安心感を持てたほか、退職手続きもスムーズに進められたとの声もありました。

初めての模擬面接では、長所を褒めてもらいながら改善点を的確に指摘してもらえたことで自信につながったとの意見も多数です。また、求人探しや年収交渉を代行してくれる点も好評で、リクルートエージェントをすすめる声が目立ちます。

引用:Googleビジネスプロフィール

パソナキャリア

こんな人にオススメ!

  • ハイクラス転職を希望している人
  • 年収アップ率にもこだわりたい人

パソナキャリアは、株式会社パソナが運営するハイクラス転職専門のエージェントです。業界ごとの独自のノウハウで転職希望者をサポートし、年収アップ率は61.7%を誇ります。

マッチング度が高い企業の紹介をもらえる「プラチナオファー」のサービスは、パソナキャリアに登録するだけで受けられます。自身の可能性を見極めつつ、今までのキャリアを活かしながら転職したい人にオススメです。

働き方

正社員

取扱職種

経理、財務・開示、労務、人事、総務、管理部長、経営企画、CFO、法務、内部監査、IR、PR、情報システムコーポレートIT

取扱業界

IT、インターネット、メーカー、コンサルティング、商社、流通、小売・サービス、広告・マスコミ、エンタメ、金融・不動産・建設、医薬・医療・メディカル、インフラ・公共、その他

求人対応エリア

日本全国、海外

費用

無料

運営会社

株式会社パソナ

公式サイト

https://www.pasonacareer.jp/

【パソナキャリアの利用者の口コミ・評判】

利用者からは、迅速かつ丁寧な対応に加え、希望条件を率直に伝えられる信頼関係が築けた点が好評です。その結果、自分の希望に合った業界への転職を実現できたという声も多く、親身なサポートと高いマッチング精度が強みとして評価されています。

引用:Googleビジネスプロフィール

BEET-AGENT

こんな人にオススメ!

  • 管理部門特化型エージェントを利用したい
  • ミスマッチのない転職を目指したい

BEET-AGENTは、バックオフィス職に特化した転職エージェントです。管理部門の働き方に精通したアドバイザーが、企業と転職希望者の高いマッチング度を実現します。相談は無料なので、急ぎではないが転職エージェントの利用を検討している人にオススメです。

働き方

正社員

取扱職種

経理、財務・開示、労務、人事、総務、管理部長、経営企画、CFO、法務、内部監査、IR、PR、情報システムコーポレートIT

取扱業界

IT、インターネット、メーカー、コンサルティング、商社、流通、小売・サービス、広告・マスコミ、エンタメ、金融・不動産・建設、医薬・医療・メディカル、インフラ・公共、その他

求人対応エリア

日本全国

費用

無料(成果報酬型)

運営会社

株式会社アシロ

公式サイト

https://beet-agent.com/

【BEET-AGENTの利用者の口コミ・評判】

利用者からは、担当者が時間をかけて丁寧に話を聞いてくれる姿勢や、面接ごとに豊富で役立つフィードバックを提供してくれる点が高く評価されています。こうした親身なサポートと的確なアドバイスが、自信を持って選考に臨める環境づくりにつながっているとの声がみられました。

引用:BEET AGENT BEET-AGENTの転職体験談|利用された方の声・口コミ

転職エージェントを利用するメリット

内部監査へのジョブチェンジを考える際、転職エージェントの利用を検討する人は多そうです。転職エージェントが、忙しい社会人にオススメである理由を理解しましょう。

非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントを利用すると、担当のアドバイザーから非公開求人を紹介してもらえます。非公開求人とは、転職エージェントだけが持つ公式に公表されていない企業情報のことです。一般に公開されている求人は人の目につきやすいため、倍率が高くなったり募集をすぐ締め切られたりすることがあります。しかし、非公開求人は転職エージェントが独自に持つ情報のため、自分とマッチする企業を見つけやすいことが大きな特徴です。今まで転職サイトで求人を探してみたものの、マッチする企業がなかった人にもオススメといえるでしょう。

推薦状を作成してくれる

転職エージェントを介すると、担当アドバイザーが求職者の推薦状を作成してくれます。推薦状とは、転職エージェントがその人の人柄や強み、退職理由などを書いて企業に送ってくれる自己PR用文書です。推薦状は企業への応募を決めた場合に、担当者が履歴書や職務経歴書と一緒に送付してくれます。本人作成の書類からは得られる情報に限りがありますが、推薦状では客観的な人物像がわかるためチェックする企業は多いようです。自己PRに自信のない人や、次の面接にスムーズに繋げたい人に向いています。

応募書類の添削や面接対策をしてくれる

転職エージェントでは、担当アドバイザーが応募書類の添削や面接対策をしてくれます。社会人の転職は働きながら行う人も多く、書類準備や面接練習の時間をとれないケースは少なくありません。ポテンシャルやスキルがあるにも関わらず、採用試験で力を十分に発揮できないと非常に惜しいものです。転職エージェントでは、忙しい社会人に向けて応募書類チェックや面接指導を行ってくれるため万全な準備ができます。転職でなるべく早く結果を出したい人や、採用面接に不安のある人におすすめです。

転職エージェントを利用するデメリット

転職エージェントは非常に便利なサービスですが、気をつけたい注意点があることも事実です。転職エージェントの一般的な仕組みをよく理解した上で、登録を検討しましょう。

応募できる求人が限られる

転職エージェントは、一般的な求人サイトと比べると応募できる企業が限られます。転職エージェントは、求職者の状況に見合った企業をマッチングさせるシステムだからです。職務経歴書や履歴書を送る際、企業の求める条件に達していないとそもそも応募ができないケースがあるので注意しましょう。ただし、言い換えると、今の自分に最もマッチした企業を探してくれるサービスともいえます。転職活動で自分の実力不足を感じたら、目指す企業に近い分野に就職し経験を積んだり、資格取得をしたりしながら市場価値を高めるのが得策です。

希望に合わない求人を紹介される可能性がある

転職エージェントでは、自分の希望に合わない求人を紹介される場合があります。前節でも記述した通り、転職エージェントは自分の状況に見合った企業を紹介してくれるサービスです。場合によっては、希望の企業情報に辿り着けないと感じるケースもあるかもしれません。ただし、希望外の分野であっても、アドバイザーが求職者に合いそうだと判断した求人は紹介を受けられます。客観的な立場から求人を見つけられるので、希望とは違う企業でも一度は応募してみるといい結果につながる可能性があるでしょう。

キャリアアドバイザーと合わない可能性がある

転職エージェントに登録後、キャリアアドバイザーと相性が合わないと感じる人もいるようです。転職エージェントでは、一人ひとりの求職者にキャリアアドバイザーがつきます。一般的に、キャリアアドバイザーは求職者の年齢や希望業種などに基づき選任される仕組みです。万が一キャリアアドバイザーと相性が合わないと感じたら、転職エージェントに相談し担当者の変更ができます。その際、自分の希望する分野に詳しい担当者との要望を伝えると、さらに転職がスムーズに進む可能性があるでしょう。

内部監査転職でよくある質問(FAQ)

内部監査職への転職を目指す方から寄せられる疑問の中でも、とくに多いのが以下の4つです。転職活動を始める前に、チェックしておきましょう。

Q1. 未経験から内部監査に転職できますか?

未経験からでも内部監査への転職は可能です。経理・財務・総務・法務など管理部門の経験があれば、業務理解や内部統制の知識を活かせます。加えて、監査の基礎知識を学び、リスク管理やコンプライアンス意識を高めることが重要です。

企業によっては、育成枠やOJTを通じて徐々に専門性を磨ける環境を整えている場合もあります。求人票で「未経験可」と記載されていなくても、関連スキルや資格をアピールすれば採用に至るケースもあるでしょう。

Q2. どんな資格があると有利ですか?

公認内部監査人(CIA)、公認会計士(CPA)、米国公認会計士(USCPA)がとくに評価されます。これらの資格があると監査の知識と実務対応力を証明でき、即戦力としての期待されるでしょう。

また、IT統制やシステム監査に関わる場合は、情報処理安全確保支援士やCISA(公認情報システム監査人)も有効です。資格は必須ではありませんが、競争率の高いポジションや高待遇求人では強力なアドバンテージとなります。さらに、取得過程で得られる知識は、入社後の業務にも活かせるでしょう。

Q3. 年収アップは狙えますか?

内部監査職は年収アップを狙いやすい職種です。専門性の高さや人材不足により、経験者はもちろん、他部門からの転職でも年収が上がる可能性があります。

平均年収は約680万円前後で、マネージャー以上では1,000万円を超えるケースも珍しくありません。なかでも外資系や上場準備企業、グローバル展開を行う企業では給与水準が高めです。資格保有や英語力が加わればさらに条件が向上し、交渉次第で待遇改善が見込めます。

Q4. 面接でよく聞かれることは?

面接では「内部監査を志望する理由」「これまでの業務で課題を発見し改善した経験」「リスク管理やコンプライアンスに関する知識」などが頻出します。加えて、業務上のコミュニケーション力や調整力を確認する質問も多いようです。

事前に企業の事業内容や組織体制を調べ、求められる監査スキルに合わせて具体的な事例を準備することが重要です。とくに経験談はSTAR法(状況・課題・行動・結果)で整理すると説得力が増します。

内部監査転職エージェント活用のコツ・注意点

内部監査職への転職を成功させるには、エージェントを上手に活用することが不可欠です。以下でエージェント活用のコツや注意点を紹介します。

複数エージェント登録で担当者や求人を比較

1社だけに絞らず複数のエージェントを併用することで、求人の幅と情報の質が大きく向上します。エージェントごとに得意とする業界や保有求人が異なり、内部監査の非公開案件も分散しているためです。また、担当者の知識や提案力にも差があるため、複数比較することで自分に合うサポートスタイルを見極められます。

たとえば、外資系に強いエージェントとIPO準備企業に強いエージェントを組み合わせれば、選択肢の幅が広がり、希望条件に近い企業と出会える確率が高まるでしょう。

担当アドバイザーと相性が合わない場合は変更も検討

担当者との相性は転職活動の成果を左右します。内部監査は専門性が高く、求人や面接対策に必要な情報も的確でなければ意味がありません。ヒアリングが浅い、希望条件が反映されない、レスポンスが遅いと感じた場合は、遠慮せず担当変更を依頼しましょう

多くのエージェントは変更に応じてくれますし、結果として信頼できるパートナーと活動できるようになります。相性の良い担当者は、企業側との調整や交渉にも積極的に動いてくれるため、転職成功の確率を高めるでしょう。

年収や条件交渉、キャリア設計まで積極的に相談

エージェントは求人紹介だけでなく、年収交渉やキャリア設計の相談にも活用すべき存在です。内部監査は専門性ゆえに条件交渉の余地が大きく、企業側とのやり取りを代行してもらうことで、自分では言いづらい年収アップや柔軟な働き方を引き出せます。また、将来のキャリアパスを踏まえた求人提案や資格取得のアドバイスを受けられることもあるでしょう。短期的な転職成功だけでなく、中長期的な成長戦略を描くためにも、積極的な情報共有と相談が重要です。

内部監査の特徴をよく理解し転職を目指そう

内部監査は専門性や希少性が高く、場合によっては収入アップを狙える職種です。ただし、応募できる求人が限られる場合は、転職エージェントを利用しながらマッチ度の高い情報を探すのがコツといえます。

内部監査の仕事内容や転職事情をよく理解した上で、自分に合った転職エージェントを利用しジョブチェンジを目指しましょう。

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株式会社WARC

WARC AGENT マガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARC AGENT マガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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