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2024/03/24 更新

第二新卒からでも経営企画になれる?仕事内容や必要なスキルについて解説

経営企画とは、企業のビジネス方針を中長期的に考え、経営をサポートする仕事です。そのため、企業経営に携われる点に魅力を感じ、経営企画への就職・転職を希望する人は増えています。

とくに20代の第二新卒と呼ばれる層には「早くから経営に携わりたい」「経営企画で実践的なスキルを身につけたい」と考える人が多いです。

そこで今回は、第二新卒でも経営企画になれるか解説します。「経営企画を目指しているが、実務経験が少ないから難しい」と考えている人に有益な記事です。最後まで読んで参考にしてください。

第二新卒で経営企画への転職は難しい?

第二新卒で経営企画への転職は難しい場合が多いでしょう

経営企画は、経営戦略を立案する仕事であり、コンサルティングや財務、経理など幅広い専門知識が必要です。また、経営の中心である経営陣との距離が近く的確なコミュニケーションと、企業の中長期的目標に対して明確な計画を立案することが求められます。

そのため、企業が募集している経営企画の求人は、経験者を求めるものばかりです。企業側は、企業経営を円滑に進めるために、市場ニーズや他社動向を分析し、自社にとって有利な計画を立案してくれる人材を求めています。

第二新卒では、これらのスキルが身についている人材はあまりいないため、経営企画への転職は難しいでしょう

経営企画未経験者が第二新卒で転職する前に理解したいポイント

一方で、経営企画に第二新卒を募集している企業も中にはあります。

基本的に第二新卒の募集をしない経営企画で、なぜ第二新卒を募集しているのかその背景を理解しましょう。背景を理解すれば、面接でのアピールの仕方を工夫できるので、転職を有利に進められるでしょう。

経営企画で第二新卒を募集している理由

企業が中途採用を実施する背景の一つに、新しい風を企業に吹き込む目的があります。

既存サービスのマーケット縮小や、中核事業が行き詰っているなど、企業経営を進める上で課題は多いです。その際に、既存社員だけでは固定概念に縛られ、なかなか新しい改革で組織を経ち直すことができません。

そこで、中途採用で外部から人材を迎え、新たな知見を取り入れることで、自社の既存経営資源と掛け合わせを考えています。その結果、これまでになかった新たな発想やサービスが誕生し、ビジネスチャンスにつなげられます。

経営企画に第二新卒を受け入れる理由も同様です。第二新卒は、新卒に比べると社会人経験があるため、基本のビジネス能力があります。しかし、中堅層に比べると実務経験が浅いため、既存メンバーでは見落としがちな課題やビジネスチャンスを見つけられる可能性が高いです。

このような第二新卒の特徴を活かし、経営を進めていきたいと考える企業では、第二新卒を募集しています。

第二新卒の経営企画は企業でどのように扱われるか

第二新卒で経営企画に配属された場合、新規プロジェクトの立ち上げやデータ分析、市場調査など、多岐にわたる業務を任されます。

とくに、市場調査やデータ分析はマーケティングに関わる領域であり、経営企画にとって重要な業務です。経営企画は、自社が存在するマーケットの現状を把握した上で、今後の動向や市場ニーズを分析し、中長期の経営戦略を立案していきます。第二新卒は経験が浅いため、実践的に分析経験を積み重ねることで、ロジカルシンキングを強化する必要があるのです。

また、集めたデータをもとに、経営者たちにプレゼンする機会も任されます。経営企画は経営者と距離が近いです。相手がどんなに偉い立場でも、会社のための戦略をデータをもとにしっかり伝える必要があります。

経営企画の主な仕事内容

以下では、経営企画の具体的な仕事内容を、4つに分けて解説します。経営企画が担う仕事を理解し、経営企画の重要性を理解しましょう。

経営会議などの運営

企業の経営方針を決定するために実施する会議を、経営会議といいます。この経営会議の運営を担うのは、経営企画の重要な仕事です。

経営会議では、企業が置かれている状況を把握した上で、今後の経営方針を決めていきます。具体的には、経営戦略や各事業の進捗、予算や実績についてです。これらの現状を確認し、必要であれば見直しの立案を経営会議で行います。

経営会議は、経営者や重役役員が出席する大事な会議です。忙しい経営者たちのストレスにならないためにも、会議をスムーズに進行するための運営が必要であり、その役目を経営企画が担うのです。

経営に関するデータの分析

経営状況を確認するためのデータを集めてくるのも、経営企画の仕事の一つです。

自社が存在するマーケティング調査は、経営戦略において欠かせません。そのため、経営企画は、マーケティング領域である市場ニーズや他社の動向チェック、営業実績や人材に関するデータを収集します。その後、集めたデータをもとに、ロジカルな思考で分析し経営戦略立案をします。

企業のことだけでなく、市場ニーズや競合他社分析など、幅広い領域のデータ収集・分析は経営企画の重要な役割です。

経営企画のプレゼンテーション

経営企画では、集めたデータをもとに経営戦略を立て、経営会議でプレゼンします。

どのようなデータがあり、そのデータの分析結果、さらに経営状況を最もよくするための経営戦略を経営者に伝えます。

その際、ただ伝えるのではなく、相手が納得できる内容にするのが重要です。集めたデータを見せるだけでは意味がありません。いかに相手が納得する立案ができるか、経営企画のプレゼン力が試されます。

この仕事は、経営企画の一番の腕の見せどころといっても過言ではありません。

経営企画の実行・運営

経営会議で、経営戦略を認めてもらえたら、いよいよ計画の実行です。計画の実行・運営は経営企画に任されます。

経営会議で決定した経営方針に合わせ、ビジネスモデルの構築やコストの再配分など、具体的な目標を考案します。その後、企業経営を円滑に進めるための運営を担うのです。

経営企画で求められる3つの能力

経営企画を目指している人に向け、経営企画に求められる能力について3つ紹介します。これから経営企画を目指す人は、これらの能力を理解して強化しましょう。

戦略的思考能力

戦略的な思考は、経営戦略や経営方針を具体化し、計画を策定できます。そのため、経営企画には、戦略的思考能力が必須だといえるでしょう。

過去の成功事例や指標を参考に、戦略的なアプローチをすることは、経営企画にとって重要です。戦略的な思考ができなければ、他社との差別化や市場ニーズを汲み取った立案ができず、経営に悪影響を与えます。

企業経営を円滑に進めるためにも、経営企画には戦略的な思考が求められると考えておきましょう。

データ分析能力

経営企画は、市場調査や他社分析によって集めたデータを的確に分析することが求められます。そのため、データ分析能力は必須です。

マーケットのトレンドや競合他社の動向など、得られたデータ分析をもとに戦略的な意思決定を行わなくてはいけません。また、データを可視化し、効果的な戦略を立案、プレゼンに活かす必要があります。

データをプレゼンで活用するためにも、データを論理的に分析する能力は備えておきましょう。

コミュニケーション能力

経営企画の仕事は、経営陣と現場の架け橋になる役割もあります。

経営企画は、双方の意見を汲み取って関係構築をする重要な役割です。そのためにも、互いの意見に相違がないように、円滑にコミュニケーションを取るコミュニケーション能力が必須でしょう。

相手が何を求めているのか、どうすれば信頼してもらえるのかを意識したコミュニケーションを心がけるようにしましょう。

経営企画未経験者が第二新卒での転職を成功させるポイント

未経験では難しいといわれている経営企画に、第二新卒でも転職するための方法を解説します。

第二新卒で、経営企画への転職を成功させた事例は少なくありません。ポイントを理解すれば必ず転職できるので、以下を参考に転職成功を目指してみましょう。

ベンチャー企業は第二新卒でも採用されやすい

ベンチャー企業では、候補者の経験よりも意欲や柔軟性を重視した採用を行っています。そのため、大手企業に比べると、未経験者でも経営企画へ転職がしやすいでしょう。

前述したとおり、ベンチャー企業で重要視されるのは、成長意欲です。サービスや事業を拡大中のベンチャー企業だからこそ、枠にとらわれず、さまざまなことに挑戦をする人材が重宝されます。ただ与えられたことをこなすのではなく、自分で考えて行動した結果、成果をつかみ取りに行く前向きな意欲がベンチャー企業には必要です。

このマインドがあることを転職活動の際、面接でアピールできれば第二新卒でも経営企画に挑戦できる可能性が高まります。

第二新卒で経営企画を目指す方は、ベンチャー企業への転職も視野に入れてみましょう。

未経験からなら財務や経理の経験があると有利

経営企画の経験がなくても、財務や経理の経験があると、転職の際有利になる場合があります。経営企画の仕事をするには、優れた経営感覚が必要です。その際、財務や経理の経験は活かせます。

経営と財務は密接な関係にあり、財務会計や管理会計の知識が必要な仕事も中にはあります。そのため、経営企画へのキャリアステップとして、先に財務や経理を経験するのもオススメです。

会計の知識は、経営企画以外の職種でも必ず活かせるので、経験しておいて損はありません。

転職サイトや転職エージェントを最大限活用する

転職エージェントや転職サイトは、求職者の希望に合った職種の求人を紹介してくれます。そのため、未経験から経営企画を目指したい方にとって、有益な情報を提供してくれるでしょう。

転職活動を一人で進めると、見つける求人数が限られます。しかし、転職エージェントや転職サイトでは、たくさんの求人の中からキーワード検索で求人を検索可能です。そのため、自分の希望に合う求人を効率的に探しだし、転職活動をスムーズに進められます。

また、転職エージェントであれば、登録後キャリアアドバイザーがつくため、二人三脚で転職活動が進められるのもメリットです。

転職エージェントや転職サイトにしか掲載されていない非公開求人もたくさんあるので、未経験から経営企画に挑戦するチャンスも広がるでしょう。

登録は無料なので、気になる方は積極的に転職エージェントや転職サイトを活用してください。

経営企画未経験者が第二新卒で転職する時の注意点

できるだけ有利に経営企画に転職するために、第二新卒の方が注意すべきポイントについて解説します。注意点を理解し、有利に転職活動できるようにしましょう。

できるだけ早期退職はしない

入社後すぐに会社を辞めた経歴は、転職活動の際面接官にマイナスな印象を与えます。第二新卒で、経営企画への転職を成功させるためにも、なるべく早期退職はしないようにしましょう。

入社1年以内に離職をしていると「忍耐力がない」と判断される可能性が高いです。また、採用してもすぐに辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。

転職で、経営企画へのキャリアチェンジを考えている方は、今の職場で最大限に学んでから転職活動をするようにしましょう。

経営企画に関する知識を事前に学習する

経営企画に対する強い意欲をアピールするために、入念に情報収集をしておきましょう。

転職活動では、求職者がどの程度自社や希望職種について理解しているかを採用担当者は確認します。企業や職種について知らないと、面接の質疑応答に回答できず、マイナスな印象に繋がりかねません。

また、運よく入社できても、入社後のキャップを感じたり、社内の雰囲気に合わず再度転職するケースも少なくありません。

せっかく転職活動するならば、後悔がないように徹底的に情報収集を行うようにしましょう。経営企画で働いている従業員のインタビュー記事や、企業が掲載しているインタビューなど、情報収集のリソースは豊富です。

たくさんの情報を持っていれば、疑問に感じたことや気になる点も面接の際質問ができ、入社後のミスマッチを防ぐ効果もあります。

転職後も学び続ける姿勢をアピールする

企業が第二新卒に求めることは、ポテンシャルや成長意欲です。そのため、入社後も積極的に学び続ける姿勢をアピールしましょう。

学習意欲をアピールするには「過去の経験談を伝える」「今後のキャリアビジョンを明確に伝える」この2点が大切です。

過去の経験談では、資格取得の話や難しい業務を任された話がいいでしょう。具体的にどのような方法で成功に導いたかプロセスを話すと、より具体的で面接官の印象に残りやすいです。

また、今後のキャリアビジョンについて明確に話せるよう準備しましょう。キャリアビジョンがある人材は、目標に向かって妥協せず学び続ける意欲があると認識されます。明確な目標がないまま入社してしまうと、途中で挫折してしまいがちです。

転職活動の際は、面接でキャリアビジョンを聞かれることも多いので、しっかりと準備しましょう。

経営企画未経験者が第二新卒で入社した後に取得するべき資格

最後は、経営企画未経験である第二新卒が取得すべき資格を紹介します。いち早く業務になじむためにも、資格取得を目指し、勉強をはじめてみましょう。

MBA

MBAは、Master of Business Administrationの略です。日本語だと経営学部修士や経営管理修士といった訳語が使われますが、いわゆる経営学や経営管理の専門家の称号になります。

経営企画の業務では、経営戦略やマーケティング、財務分析や組織論などの専門知識を活用しながら、経営課題に対応します。MBAでは、企業経営に必要な知識を学べるため、経営企画の業務と親和性が高く、非常に役に立つでしょう。

また、MBAの経験は、議論を通じて多くの利害関係者と調整していく経営企画の業務に欠かせない経験ができます。MECEやロジックツリーなどが当たり前に使われる経営企画で、MBAを通じてロジカルシンキングを学んでおけば、それだけで大きなアドバンテージになること間違いなしです。

資格は1年から2年程度大学院に通えば、修士課程を修了することができ授与されされます。

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営企画の業務に直接活かせる資格です。

中小企業診断士は、国家資格であり、中小企業の経営課題に対応する診断・助言を行う専門家として、各領域の専門知識を習得できます。多角的な視点で課題対応に臨むスキルが身につく点で、経営企画の業務に活かしながら、活躍できるでしょう。

さらに、中小企業診断士では経営課題を発見するための知識やスキルを習得できるため、経営企画が行う課題を調査フェーズにおいても活かせます。

受験費用は、3万円程度と国家試験の中では比較的手軽に受験可能です。仮に予備校に通ったとしても、20万〜30万程度なので取得費用が安く抑えられるため、資格取得を目指す方は増えています。

転職エージェントを利用して経営企画を目指そう

第二新卒の未経験で経営企画を目指すのは、一人では難しいです。

経営企画を目指している第二新卒の方は、積極的に転職エージェントを利用するようにしましょう。転職エージェントでは、あなたの希望に合う求人を、1,000以上の求人の中から探し出してくれるでしょう。

とくに、ハイクラス人材紹介サービス・WARC AGENTは、管理本部に特化した転職エージェントのため、経営企画を目指す方にオススメです。豊富な求人の中から、きっとあなたが活躍できる転職先を見つけ出し、転職成功へ導いてくれるでしょう。

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株式会社WARC

WARCエージェントマガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARCエージェントマガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。