経営コンサル転職エージェントの正しい選び方｜コンサル業界別や未経験者向けエージェントを紹介

近年、転職の際に、転職サイトと並んで転職エージェントを利用する人が増えています。特に、経営コンサルタントへの転職を考えている場合は、コンサルティング業界に強い転職エージェントがおすすめです。

この記事では、転職エージェントを初めて利用する人に役立つ、転職エージェント選びのポイントや、未経験者におすすめのエージェント、キャリアアドバイザーとの上手な付き合い方について解説しています。転職エージェントの正しい選び方を知って、後悔しない転職を実現しましょう。

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【領域別】経営コンサル転職エージェントを紹介

コンサルティング業界には総合系や戦略系、IT系など、さまざまな領域のコンサルタントファームがあり、領域によって採用動向が変わる傾向があります。転職エージェントは各領域を広く網羅した豊富な求人数を誇る総合型と、専門の領域を持つ特化型に分けられます。

総合型で数多くの求人をチェックしつつ、特化型で専門性の高いアドバイスを受けるというふうに併用すると、効率の良い転職活動が可能です。この章では領域別におすすめの転職エージェントを紹介します。

総合系コンサルタントに強い転職エージェント

総合系コンサルタントは、幅広い業界を対象にさまざまな案件についてのコンサルティングサービスを行う会社です。総合系に強い転職エージェントは、多数の求人を保有した大手の企業が多いという特徴があります。

豊富な求人の中から自分の希望条件に合うものを提案してもらえるため、マッチした求人が見つけやすいのがメリットです。

※注釈のない求人数は2023年10月時点のものです

パソナキャリア

総合型転職エージェントの中でも大手のパソナキャリアは、ハイクラス向けの求人が多く、女性の転職支援に強いのが特徴です。取引社数は30,000件以上あり、非公開求人も数多く、スピード感のある高いサポート力に定評のあるエージェントです。

コンサル業界専任の担当者がつくため丁寧なサポートが期待でき、コンサル業界へ転職を希望するすべての人におすすめできます。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは国内最大手の転職エージェントであり、保有求人は全業界・職種を網羅しています。コンサルティング業界だけでも33,00件以上の求人を保有しており、コンサルティングファームに精通した担当者が実践的なサポートをしてくれます。どのエージェントにしようか迷った時は選びたい1社です。

エンワールド

エンワールドは外資系企業やグローバル人材の転職支援に特化したエージェントです。現地の採用事情にも精通しており、海外転職を考えている求職者にとって心強いサービスを展開しています。非公開求人は数多く、コンサルティング業界でハイクラスを目指す人におすすめのエージェントです。

戦略系コンサルタントに強い転職エージェント

戦略系コンサルタントは事業の戦略策定支援を行うのが仕事であり、求人は欧米に本社を置く外資系企業が多く、採用枠は少ない傾向があります。内定を勝ち取るためには実践的な対策を練る必要があり、戦略系に対応したサポートに定評のあるエージェントを選ぶことが重要です。

コンコード

コンコードはコンサルティング業界向けの転職サポートが充実しているエージェントです。

ハイクラス求人に特化しており、大手のコンサルファームや有名企業とのコネクションが強いため、非公開の質の高い求人に出会える可能性があります。年収アップやキャリアアップを目指す人におすすめのエージェントです。

エグゼクティブリンク

エグゼクティブリンクはコンサル・ポストコンサルに特化した転職エージェントであり、手厚いサポートが特徴です。選考対策では、企業ごとの過去の出題形式や課題例を確認できたり、論理的思考力を求められる課題についてアドバイスがもらえます。

面接対策も徹底して行ってくれるため、はじめてコンサルティング業界に転職する人におすすめです。

※2023年8月時点の求人数

ASSIGN

ASSIGNは20代から30代でコンサルティング業界を目指す人におすすめのエージェントです。アプリでパーソナライズされた情報が入手できたり、AIが分析したキャリアを提案してくれるため、自分に合った転職先を見つけやすくなります。

IT系コンサルタントに強い転職エージェント

IT系のコンサルティングファームは日本発祥の企業が多く、採用選考ではITに関する専門知識を問われます。そのため、IT関連に精通したキャリアアドバイザーがいる転職エージェントを選ぶことが重要です。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは大手コンサルティングファームや外資系コンサルティングファームなど幅広い実績があるエージェントです。コンサルティング業界に精通したキャリアアドバイザーが徹底サポートしてくれるのが魅力であり、平均転職サポート期間が約3年と長く、中長期のキャリアの相談ができるのもポイントです。

※2023年8月時点の求人数

リーベル

リーベルは、IT業界に特化したエージェントで、ITエンジニアのほかコンサルティング業界の求人も取り扱っています。アドバイザーは全員IT業界出身であり、転職支援では過去の選考情報をもとにした書類添削や、採用側の視点に立った面接対策が受けられるのが魅力です。

公式サイトにはコンサルタント向けの職務履歴書フォームも用意されており、転職が初めての人でも活用しやすくなっています。

財務・会計系コンサルタントに強い転職エージェント

財務・会計系のコンサルティングファームでは、金融全般に関する専門性の高い知識が必要とされます。利用する転職エージェントには金融業界に特化したエージェントを選びましょう。選考では会計士や経営企画などのキャリアを持つ人材との競合が予測されるため、入念な選考対策が必須になります。

アンテロープ

アンテロープはさまざまな業種のコンサルタント求人を取り扱っており、非公開求人も多数保有しています。コンサルティング業界向けの転職ナビゲーションが利用できますし、パーソナル診断で適職を知ったり、論理的思考力が調べられるwebテストなども行っています。

コトラ（KOTORA）

コトラは高年収の求人を豊富に取り扱っている転職エージェントです。年収800万円以上の求人も多く、キャリアアップや年収アップを目指したい人におすすめです。金融業界に特化しているため、業界の動向や企業の内部事情なども把握できるメリットがあります。

求人ごとに対象年齢が書いてあるので、応募の目安がしやすいのもポイントです。

※2023年8月時点の求人数

未経験者向けの転職エージェント

未経験者にとって転職エージェントは有益な情報をもたらしてくれる強力なサポーターです。効果的な選考対策を受けられるエージェントを選ぶとともに、自身の持つスキルや希望条件にマッチしたスカウトを受け取れるサイトも活用してみましょう。

ビズリーチ

ビズリーチはヘッドハンティング型の転職サイトで、登録しておくと経歴やスキル、希望条件をもとにスカウトが来る仕組みです。希望職種を「コンサルタント」に設定しておくと、コンサル企業やコンサルに強い転職エージェントからスカウトが来る可能性があります。

コンサルタント求人だけでも約18,000件公開されており、チャンスを広げるために転職エージェントと併用して利用するのがおすすめです。

経営コンサル転職エージェントを選ぶ時のチェックポイントは？

転職エージェントを活用する際は自分に合ったエージェントを選ぶことが大切です。よくわからないからと何も考えずに選ぶと、転職後に後悔する可能性もあります。転職エージェントを選ぶ時は以下のチェックポイントを押さえておきましょう。

さまざまな業界出身者向けの求人特集があり求人数が多いか

転職エージェントのサイトなどにさまざまな業界出身者向けの求人特集があると、自分に合ったキャリアシナリオを知ることができ、転職後を具体的にイメージできます。

また、求人数が多いエージェントであれば、たくさんの求人の中から客観的な視点で自分の条件にマッチした求人を紹介してくれるため、効率的に転職活動が進められます。

転職エージェントのホームページには転職実績や転職者数、キャリアアドバイザーの経歴などが公開されていますので、自分の希望する領域に関連しているか必ず確認して登録しましょう。

コンサル業界の経験があるキャリアアドバイザーがいるか

コンサルティング業界の経験があるキャリアアドバイザーがいると、ケース面接でポイントを押さえた的確なアドバイスがもらえます。業界目線で、自分では気づかなかった強みを引き出してもらえることもあります。

書類選考や筆記試験対策においても、効果的なアピールの方法を伝授してくれ、実際の選考では大変役に立つでしょう。

また、転職エージェントを利用して応募すると、エージェントの担当者が「推薦文」をつけてくれます。コンサル業界経験者の推薦状があると、書類選考の通過率は大きく上がりますので、メリットは大きいといえるでしょう。

コンサルに必要な考え方など転職支援が充実しているか

エージェントの担当者からは、コンサルティング業界の専門用語やコンサルタントに必要な考え方など、多方面から転職のための支援を受けられます。支援が充実したエージェントであれば、初めて転職する人や、未経験分野で転職を考える人の心強い味方となってくれるでしょう。

転職への不安やキャリアへの悩みがある場合も、アドバイザーが親身になって相談にのってくれます。エージェントによっては転職後のサポートが充実しているところもあり、コンサル職についてからの相談にものってもらえます。

経営コンサル転職エージェントの上手な使い方

転職エージェントではアドバイザーから求人案件を提供してもらえるので、転職サイトだけでは見つけられなかった企業にも出会え、視野を広げることができます。この章では転職エージェントの担当者とうまく付き合う方法や、エージェントの上手な使い方を解説しますので、転職活動に役立ててください。

最初に転職のスタンスを正直に話す

はじめに自分の考えている転職のスタンスを率直に伝えるようにしましょう。希望に合った求人だけを紹介してほしい人もいれば、いろんな可能性を探りたいと、幅広い求人情報を望む人もいます。転職エージェントの利用が初めての場合は、丁寧な対応を望む人もいるでしょう。

また、いますぐ転職する気が無い場合も遠慮なく伝えることで、共通認識が出来て、適切なサポートを受けられます。どの程度のサポートを希望するのか話しておくと、アドバイザーとのやり取りもスムーズになり、的を得た転職活動につながります。

信頼し心を開いて率直に話す

担当してくれるキャリアアドバイザーには、希望する年収やポジション、自身の経歴などについて隠し事なく率直に考えや事実を伝えましょう。隠していてもいずれは知られることも多く、適切なサポートを受けたいのであればアドバイザーを信頼して心を開くことが大切です。

途中で希望条件が変わった場合も、躊躇せずに担当者に話すことで、スピーディーに転職先の絞り込みや変更ができます。キャリアアドバイザーの仕事は転職希望者と企業の潜在的なニーズを捉えてマッチングすることなので、新しい希望を伝えることで、より自分の納得のいく求人を紹介してもらいやすくなります。

提案がイメージと違う時は率直にフィードバック

転職エージェントから提案される求人が自分の希望と合っていなかったり、イメージと違う時はエージェントの担当者に率直に伝えましょう。そうすることでアドバイザーからの提案の精度も上がっていくことが期待できます。

自分の意見を何度伝えても改善されない場合は、担当者と相性が悪い場合があるので、変更してもらうことも検討しましょう。また、担当者からの連絡がしつこかったり、転職を急かされるようなことがあれば、自分のペースで進めたい旨を伝え、後悔しないような転職活動にすることが大切です。

経営コンサルタントに転職する際は、転職エージェントを上手く活用しよう

経営コンサルタントへの転職は、一般の職種よりも難易度が高い傾向があります。転職エージェントは自分にマッチしたコンサル求人を探してくれて、具体的な選考対策を支援してくれる心強い味方といえるでしょう。

ただし、転職エージェントにもさまざまなタイプがありますので、登録するエージェントの見極めや対応には十分な注意が必要です。エージェントに任せきりにせず、自分でも情報収集し、転職エージェントを上手く活用して後悔しない転職を実現させましょう。

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