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コンサルタント
2024/03/29 更新

戦略コンサルタントを目指す上で読んでおくべき本20冊を紹介

「戦略コンサルタントを目指す本がたくさんありすぎて何から読めばいいかわからない」という人も多いのではないでしょうか。入門書に近い本もあれば、ある程度の知識を持った人でないと理解が難しい本もあります。

この記事では、戦略コンサルタントについての解説と、戦略コンサルタントを目指す上で読んでくべき本を紹介します。この記事を参考に戦略コンサルタントに必要な知識や考え方を学べる1冊をぜひ見つけてください。

戦略コンサルタントとは?

戦略コンサルタントとは、企業の経営者や経営陣が抱える問題を解決するための支援を提供する専門家です。具体的には、中長期の戦略立案、マーケティング立案、新規事業立案、など、さまざまなテーマにおいてコンサルティングを提供します。

戦略コンサルタントの目的は、企業のあるべき姿を見据えた上で、将来につながる具体的な対策を経営者や経営陣と共に見出すことに重点をおいています。すなわち、短期的な成果にこだわるのではなく、中長期的にクライアントが勝ち抜く構図を創り出すのです。

戦略コンサルタントは専門的知識に加え、論理的思考や分析力、企業の経営層と議論を重ねるためのコミュニケーション能力などが求められます。

戦略コンサルタントの仕事内容とは?

戦略コンサルタントが携わる企業の業種や課題は多岐に渡ります。企業の経営層に聞き取りをして調査・分析を行い、仮説を立てて検証し、最適な提案を検討・議論をする仕事です。主な仕事内容として以下の業務が挙げられます。

戦略立案

戦略立案はクライアント企業の戦略を立案することです。具体的には、中長期経営計画の策定や新しい事業に参入すべきかといった新規事業立案などです。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを成功させるために、どのように進めるか詳しく計画を立て、管理することです。

ビジネスプロセスの改善

ビジネスプロセスの改善は経費削減や収益アップのために、既存の業務手順や工程を見直し再設計して最も効率的な手順や工程に見直していきます。

M&Aアドバイザリー

M&Aアドバイザリーは企業の「合併」や「買収」を行う際の、クライアントの経営戦略や事業継承に関する方針に基づき、M&Aを行う際のサポートをします。

ビジネスモデルの設計

ビジネスモデルの設計とは、企業が利益を生み出したり、企業価値を高め事業を継続するための仕組みを構築することです。

戦略コンサルタントに必要なスキル

戦略コンサルタントは企業の経営を左右する仕事であることに加え、経営者や経営陣と直接議論をすることもあるため、さまざまなスキルが求められます。戦略コンサルタントに必要な主なスキルとして下記のスキルが挙げられます。

戦略思考

戦略思考は、目的達成のために今後の将来を見据えて、競争に勝つための策略を考えるスキルのことです。

分析能力

企業の課題や市場動向を正確に分析し、情報の整理や複雑な因果関係を捉えます。

コミュニケーションスキル

多様なバックグラウンドを持つ経営者や経営陣と仕事を行うため、コミュニケーションスキルは必要不可欠です。

プロジェクト管理スキル

プロジェクトの開始から終了までをスムーズに進めるために欠かせないスキルです。

プレッシャーに対するタフなメンタル

クライアントから常に高い要求を求められる戦略コンサルタントには、人間関係や時間的成約などさまざまな問題に直面します。プロジェクト成功のためには、プレッシャーに打ち勝つタフなメンタルも必要です。

戦略コンサルタントに向いている人の特徴は?

戦略コンサルタントに向いている人の特徴は高い「論理的思考力」を持っていることです。クライアントから相談を受け提案を行う場合、仮説を立ててそれを検証し、最適な提案をする一連の流れには論理的思考が必要です。常にクライアントの期待以上の成果や価値を生み出そうとする「プロフェッショナルマインド」を持っている人も戦略コンサルタントに向いています。

また、社運のかかった経営課題に取り組み、限られた時間内で最適な提案を生み出すためには「職業倫理観」「責任感」「自律的な時間管理」が求められます。

加えて、戦略コンサルタントには対人関係面での「コミュニケーション能力」があることも重要です。クライアントやチームメンバーとの円滑なコミュニケーションを図ることはとても大切です。

戦略コンサルタントを目指す人が読んでおくべき本20選

戦略コンサルタントについて理解ができたと思います。ここからは、実際に戦略コンサルタントを目指す人が読んでおくべき本について、概要とともに紹介します。

イシューからはじめよ

発売12年たっても読者が増え続ける不朽の1冊です。脳神経科学の研究とマッキンゼー・アンド・カンパニーでの経験、ヤフーのトリプルキャリアから共通して見出した「イシュー(論点)」に関する本です。問題と思っていることのほとんどが「今、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではなく「そもそも何が問題なのか?」を見極めることの重要性を主張しています。

ロジカルシンキングの本はたくさん出版されています。どれも「すでに正しい前提は見極められている」ことを前提に解説していますが「間違った前提は間違った結論を生む」という視点から本書は書かれています。正しい前提を見極め、その前提に対して質の高い答えを出していく方法論が得られるでしょう。

出典:Amazon「イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 」

コンサルティングの基本

「コンサルティングの基本」はコンサルティングの入門書としての位置づけで、多くのファームでも新入社員の研修図書に採用されています。どのようなコンサルティングファームがどのようなコンサルティングをしているかを幅広く体系立ててまとめた1冊です。

コンサルティングの基礎知識から、戦略、業務、ITコンサルティングプロジェクト、組織人事などのコンサルティングの領域、代表的な全社戦略、事業戦略の全体像、コンサルタントに求められる素養や就職・転職のノウハウまでを解説しています。コンサルティング業界への就職や転職を考えている人にオススメです。

出典:Amazon「この1冊ですべてわかる 新版 コンサルティングの基本」

戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く

約50年間不振事業の再生に取り組んできた著者自身の経験をもとに、企業の改革プロセスを小説仕立てで描いています。

「戦略を考えるために必要な情報は何か?」「戦略のフレームワークをどう使うか?」実際の現場をベースに解説される戦略は、臨場感と現実性を味わいながら読み物として楽しめます。危機の現場「死の谷」から独自の戦略を生み出した著者が、その軌跡と実践手法を初めて全公開し、多くのリーダーが学んだ不朽の1冊です。半生を振り返りながら、そこで味わった成功と失敗を赤裸々に描いた唯一無二の経営戦略書であり人生論でもあります。

出典:Amazon「決定版 戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く」

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の著者が、ビジネスの実践の場において直面する問題解決を実践する方法を体系化して解説しています。問題解決の基本的な考えは「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE」「ロジックツリー」など、 2つの思考、2つの技術、1つのプロセスを通じて、ビジネスの現場で問題解決を実践することにあるというものです。

この本の優れている点は、問題解決理論をチャートを駆使してわかりやすく説明し、本物さながらの事例と、理解しやすい説明で、問題解決の実践イメージが沸きやすい点にあります。問題解決の重要性を理解していても、なかなか日々のビジネスの習慣にできない人にオススメの1冊です。

出典:Amazon「新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術」

競争の戦略

著者は史上最年少でハーバード大学の正教授となり、著書の「競争の戦略」は世界中の経営大学院でテキストとして使われている本です。パート1の分析技法の本論では、5つの要因と「差別化」「コスト・リーダーシップ」「集中」という3つの基本戦略、フレームワークの活用などについて書かれています。パート2では業界環境の中での競争戦略を作り上げるための方法、パート3では3つの戦略と3つのパートで構成されています。

経営戦略論の古典と言われていますが、現代にも大いに有用な内容で、ファイブフォースの本質的な考え方を理解できる1冊です。

出典:Amazon「競争の戦略」

選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること

アメリカン・エクスプレス、コダック、シティバンク、モトローラなどの企業幹部へのインタビューと、偉業を成し遂げたアドバイザーたちの研究から、真のプロフェッショナルになるための道筋を示している本です。プロフェッショナルの専売特許とも言われている専門知識だけではクライアントとの間に有意義な関係を築くことが難しくなっています。

一方でクライアントから信頼され、いつも声がかかるプロフェッショナルたちがいるのは何が違い、組織のトップは何を求めているのかを解説しています。プロのコンサルタントはクライアントとクライアントのお客様が何を考え、何を求めているのかを常に考えているのです。価格ではなく、付加価値で勝負できるプロフェッショナルを目指す方にオススメの1冊です。

出典:Amazon「選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること」

戦略参謀

主人公が社内の地雷を踏みまくりながら、生真面目に改革に取り組む姿を通してトップの参謀役である経営企画の仕事とは何か、さらに企業改革はどうあるべきかをストーリーを追ううちに勘どころを学ぶことができます。

新設の経営企画室に飛ばされた主人公が、持ち前の行動力と正義感を武器に、室長とコンサルタントの支援を受けて改革の推進役をして一歩ずつ成長していく様子を描いています。リアルな登場人物の描写も本書の魅力のひとつで、さまざまな思惑が交錯する人間関係が見どころです。主人公の立場に入り込みながら、何をしていけばいいのかを考えさせられるため、理路整然と説明されるビジネス書より、格段に理解を深められるでしょう 。

出典:Amazon「戦略参謀 経営プロフェッショナルの教科書」

わかりやすいマーケティング戦略

マーケティングの基本的な考え方である製品のライフサイクルや市場分析など、マーケティングについて知らない方にもわかりやすい簡単な言葉で説明している本です。市場に軸足を置いて論理的に考えることを基本スタンスに、戦略的な考えを身に着けることに主眼をおいた入門書です。マーケティングが初心者の読者を想定して、構成に工夫がされています。

企業が商品やサービスを販売するために使用されるマーケティング要素を組み合わせた「4P」の説明や具体的な企業名の事例に始まり、抽象的な事業ドメイン等の話などの説明に続きます。これからマーケティングについて学びたいと思っている方にオススメの1冊です。

出典:Amazon「わかりやすいマーケティング戦略」

グロービスMBAマネジメント・ブック

ビジネスリーダーの必読書として評価の高い「グロービズMBAシリーズ」で、実践的な経営学のテキストとして親しまれている本です。経営戦略、マーケティング、アカウンティング、ファイナンス、人・組織、IT、ゲーム理論・交渉術の7部で構成されています。さらに、143のテーマに分け、1つのテーマを見開き2頁でコンパクトに解説しています。

本質的に重要なコンセプトやフレームワーク、経営についてのさまざまな定義を知ることができる1冊です。「経営理論」と「ビジネス用語」を体系的に網羅しているので、広範囲な経営についての実践的な用語集として手元にあると役立つでしょう。

出典:Amazon「グロービスMBAマネジメント・ブック」

問題解決力を高める「推論」の技術

外資系コンサルティングファームと大手広告代理店を経験したハイブリッドキャリアの著者が、答え無き時代の「仮説」と「成果」の作り方を教えます。予測不能の時代と言われる現在、「企業の行く末」や「自身のキャリア」など、一寸先の未来すら読みにくい時代です。この時代に求められるのは、不確実性の高い環境変化を読み解いた上で、確実性の高い「仮説」と「結論」を生み出す「推論力」なのです。

「推論力」の基礎から応用を身につけられるように、豊富な事例と共に徹底的に解説しています。センスや長年の経験に頼るのではなく、誰でも優れた仮説を導き出せるようになるでしょう。

出典:Amazon「問題解決力を高める「推論」の技術」

コンサル一年目が学ぶこと

「コンサル一年目が学ぶこと」は著者自身の経験に加え、各界で活躍する元外資系コンサルタントの取材から見えてきた今日から使える仕事術30個を厳選しています。元外資系のコンサルタントには、業界や職種を問わず、さまざまな場所で活躍する人が多く、コンサルタント時代に学んだことの中に、広く活用できる、普遍的な仕事力が含まれていたという仮説が成り立ちます。

「話す技術」「思考術」「デスクワーク術」「ビジネスマインド」の4つの観点から、15年後にも役立つ普遍的なスキルについて、基礎的なレベルから理解できる本です。コンサルタント業界の新人はもちろんのこと、職業・業種問わず、新人からベテランまで今日から使えるベーシックスキルを紹介しています。

出典:Amazon「コンサル一年目が学ぶこと」

ロジカル・シンキング

戦略コンサルティングファームであるマッキンゼーのエディターを務める著者がマッキンゼーを一躍有名にした本で、ロジカルシンキングを学ぼうと思った誰もが通る人気のベストセラーです。著書の中では、ロジカル・コミュニケーションの新しい手法について述べています。

まず1つ目が、話の飛びをなくす技術である「So What?/Why So?」2つ目は重複や漏れ、ずれをなくす技術である「MECE」。この2つの技術をいかなる状況においても習慣づけることにより、論理的思考や論理的表現力の向上を目指せるというものです。随所に実践に即した問題が掲載されているので、楽しみながらロジカル・コミュニケーションを身につけられるのも魅力です。

出典:Amazon「ロジカル・シンキング Best solution」

コンサル100年史

「コンサル100年史」はコンサルは何のために存在し、何をもたらしてきたのかを明らかにするべく、20世紀初頭に活躍したフレデリック・テイラーに始まる100年の歴史を紐解いている本です。コンサルティング・ファームが実際のプロジェクトをどのように手掛け、コンサルタントたちは現場でどのように働いているかを詳しく説明しています。

著者は経営戦略を専門に行う最大規模のコンサルファームのマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、数々の経営変革案件に携わった経験の持ち主です。その後、自ら経営コンサルティング・ファームを立ち上げた著者が日本におけるコンサルティング業界の問題点を指摘し、これからのコンサルティングのあるべき姿について提言しています。

出典:Amazon「コンサル一〇〇年史 (ディスカヴァー・レボリューションズ) 」

仮説思考

BCGコンサルタントの著書が20年間の経験の中で培ってきた「仮想思考」を解説した本です。どれだけ多くの情報を集めたとしても、ビジネスにおいて100%の正解は存在しないとし「仮説思考を身につければ3倍速で仕事を進められる秘訣」が書かれています。

仮説とは分析が十分に済んでいない段階や、十分な情報がない段階で持つ「仮の答え」「仮の決断」のことです。常に仮の答えを持ちながら、全体像を見据える習慣を仮想思考と呼びます。「仕事が速く、優れた成果をもたらすコンサルタントはみな、仮説をもって仕事をしている」と著者は言い、BCGコンサルタントならではの問題発見・解決の発想法が満載の1冊です。

出典:Amazon「仮説思考―BCG流 問題発見・解決の発想法 」

地頭力を鍛える

地頭力とは「考えるための基本となる力」のことで、持って生まれた頭の良さではなく鍛えることができます。地頭力の本質は結論から考える仮説思考力と全体から考えるフレーム思考力、単純に考える抽象思考力の思考力のことです。インターネット検索が増える中、思考停止の危機を招いていると言われ「考える」ことの重要性が高まっています。

地頭力を鍛えるための訓練ツールとなるのが「フェルミ推定」です。たとえば「日本全国に自動販売機は何台あるか?」といった把握することが難しい膨大な数量について、何らかの推定論理で短時間に概数を求めるプロセスのことです。フェルミ推定により、どのような切り口で考えるべきかを考える論点設定能力を鍛えることができます。

出典:Amazon「地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」」

アナロジー思考

イノベーションの父と呼ばれるヨーゼフ・シュンペーターは「イノベーションとは、すでにあるものの組み合わせから生まれる」と定義しています。アナロジー思考とは、すでにあるものの組み合わせを活かして「類推(アナロジー)」の力によって問題の解決策を生み出す思考法です。

クニエのコンサルティングフェローである著者が、アナロジー思考を体系的に解説しています。そのうえで、アナロジー思考のベースとなる「抽象化思考力の鍛え方」「身近なビジネスの世界への応用の仕方」「アナロジー思考の頭の使い方」等のノウハウを解説している名著です。アナロジー思考力を鍛えることで、ロジカルシンキングを超えて、よりアイデア創出の生産性が高まるでしょう。

出典:Amazon「アナロジー思考」

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

マッキンゼー・アンド・カンパニーでライティング講師を務めた著者が確立したピラミッド原則を提示し、コミュニケーション能力を高めるための文章の書き方について紹介している本です。ピラミッド原則とは論理的に文章や考えを展開していく方法です。

著者は多くの人が文章が書けない理由について、論理構造に問題があると指摘しています。文章について抱かれることの多いさまざまな疑問点に対して、適切なフレームワークを用意しているのです。書く技術、考える技術、問題解決の技術、表現の技術の4部で構成され、体系だった原理原則について書かれています。戦略 に基づいた説得が可能な報告書や企画書を作成する人には、本書に書かれている方法をぜひ実践することをお勧めします。

出典:Amazon「新版 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則」

影響力の武器

「人はどのような心理的メカニズムで動かされるのか?」という疑問に、行動心理学の見地から解説してる本です。著者が訪問販売や、怪しい宗教の寄付などで味わった苦い経験から、セールスマンや広告主の世界に入り、解明した心理的メカニズムをユーモラスに描いています。堅苦しい教科書のような感じがなく、小説を読むようにすらすら読み進めることができるのがオススメポイントです。

社会生活でだまされたりしないために、どのように身を守ればいいのかを知ることができます。また、この本を読むことで世の中に溢れている広告がどのような意図で作られているのかを知ることができるようになるでしょう。

出典:Amazon「影響力の武器[新版]」

BCG戦略コンセプト

マッキンゼー・アンド・カンパニーと並ぶ2大コンサルティング・ファームのボストンコンサルティング・グループ(BCG)が40年にわたり構築してきた競争優位の原理を解説しています。具体例を交え紹介・解説している本ですが、経営先約全般を解説している本ではないため、経営戦略 に関する一定程度の知識を有している人向けです。

戦略 とは競争優位を確立することで、競争優位を実現するための6つの視点について描かれています。株主価値、顧客価値、バリューチェーン、事業構造、コスト優位、時間優位などのキーワードで構成されている戦略 原理を学べるでしょう。

出典:Amazon「BCG戦略コンセプト」

意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法

マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナーやベイン日本支社長を務めたコンサルタントの著者が、豊富な事例と共に戦略思考の枠組みを示している本です。「分析」には確かな切り口と方法論があり、その技術は磨いて蓄積し、改善することができるのです。4つの分析の基本と、そのバリエーション、そして実践的な工夫が重要で、現実の分析はこれらの手法を組み合わせたり、併用することで複雑な事象を解明することが要求されます。

著者は判断を合理的に考え、正しい結論に導くのに役立つと信じ、成果をあげてきたことを解説しています。基本的なロジカルシンキングやフレームワークは「知っている」という人が「使える」状態に進化するために役立つ1冊です。

出典:Amazon「意思決定のための「分析の技術」」

戦略コンサルタントを目指す方は読書から学びましょう

戦略コンサルタントを目指すには、さまざまな知識が必要です。まったく経験のない方は入門書のような本から読んで基本を知るところから始めましょう。また、すでに経験のある方はさらなるスキルアップを目指せる本がオススメです。この記事を参考に、戦略コンサルタントとしての知識を身につけて就職や転職に役立ててください。

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株式会社WARC

WARCエージェントマガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARCエージェントマガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。