財務会計職は専門性の高い知識が必要とされ、企業からのニーズも高い職種です。高いレベルのスキルや経験が求められるため、財務会計職を目指している方の中には、転職活動に不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
財務会計職への転職を成功させたいのなら、転職エージェントの利用がオススメです。本記事ではオススメの転職エージェントや選び方、利用するメリット・デメリットなどを解説します。転職活動でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
財務会計職は、社外向けの会計業務を担当する職種です。取引先や株主、金融機関などの企業の利害関係者へ向けて経営状況や経営成績などを公表する業務を担当します。具体的な業務内容は以下のとおりです。
財務会計が担当する業務は、会社法や法人税法などの法令に則って行わなければならないものが多くあります。そのため、財務会計の業務をこなすには高い専門知識や正確性が必要です。
また、財務会計は利害関係者の利害を調整する役割も担っています。企業が得た利益は株の配当金や税金などとして利害関係者へ配分されるものです。これらの配分を決定し、もし利害の対決が起こった場合は財務会計が調整役を担います。
財務会計職向けのオススメの転職エージェントは以下の10個です。
それぞれの特徴を紹介します。
WARC AGENTはベンチャー企業やIT企業の管理部門の求人を中心に扱っている転職エージェントです。ハイクラス人材に特化しており、キャリアアップを目指す人に向いています。
IPO準備企業や上場企業の求人紹介を行っており、経理財務部長などの管理職クラスの求人紹介も可能です。経理部門での転職やキャリア形成へ深い理解があるアドバイザーが在籍しており、的確なサポートが受けられるでしょう。
また、求職者とのきめ細やかなコミュニケーションを心がけており、求職者に寄り添った提案を受けられる点も特徴です。真摯なサポートが受けられるため、安心して転職活動を行えるでしょう。ベンチャー企業への転職やキャリアアップのための転職を成功させたい方は、ぜひ一度相談してみてください。
ヒュープロは士業・管理部門に強く、幅広い求人情報を扱っている転職エージェントです。さまざまな業界の税理士や公認会計士、経理・財務などの求人を扱っており、応募先の選択肢を広げられます。
ヒュープロは公開求人数が多い点も特徴です。未経験から応募できる求人もあり、キャリアチェンジのために転職する人も応募できる求人が見つかるでしょう。また、「残業少なめ」や「若手が活躍できる」などの特集テーマ別に求人がチェックできます。これにより、自分の希望に合った求人を探しやすいでしょう。
アドバイザーからのサポートを受けながら幅広い選択肢の中から求人を選びたい方に向いている転職エージェントです。
ジャスネットキャリアは経理・財務や公認会計士、税理士などの分野に特化した転職エージェントです。国内の上場企業や大手会計事務所のほか、外資系企業の求人も扱っています。非公開求人を多く抱えており、登録すれば思わぬ好条件の求人に出会える可能性が高いでしょう。
求人数が多い分、20代の若手から30代や40代の中堅層向けの求人など幅広い層のニーズをカバーしている点も特徴です。アドバイザーも経理・財務分野に精通しているため、専門知識を活かしたサポートが受けられるでしょう。優良企業や外資系企業などへ転職しキャリアアップを目指している方にオススメです。
DODAは圧倒的な求人数を誇る、業界大手の転職エージェントです。幅広いジャンルの求人を扱っており、経理・財務関係の求人も数多く保有しています。豊富な選択肢の中から、自分の条件に合致した求人を見つけられるでしょう。
DODAはサポートが充実している点も特徴です。担当者との日々のやり取りがLINEでできたり、自己PR発掘診断などのサービスが利用できたりします。応募書類の作成をサポートするサービスもあり、転職活動にかかる手間や時間を大幅に削減できるでしょう。選択肢が多い中から求人を探したい方や、忙しくて転職の時間を確保しにくい方にオススメです。
リクルートエージェントは業界トップクラスの求人数や実績を誇る大手転職エージェントです。さまざまな業界の求人を扱っており、幅広い視点から自分に合った求人を探せます。未経験で応募できる求人も多数扱っているため、キャリアチェンジを考えている方にオススメです。
転職支援サポートが充実しており、転職成功に向けてさまざまな支援が受けられます。面接対策や応募書類の添削などが受けられ、不安や疑問を相談しながら転職活動を進められます。自己PRや強みが見つからず転職に自信がない方や、サポートをしっかりと受けたい方にもオススメです。
マイナビエージェントは若手向けの求人を中心に扱っている総合型の転職エージェントです。20代や30代の初めて転職活動を行う方の転職支援を得意としており、書類の添削や模擬面接による面接対策などの手厚いサポートが受けられます。
また、大手転職エージェントのため求人数が多く、未経験でも挑戦できる求人も扱っているのが特徴です。大手企業や都市部の企業だけではなく、地方の中小企業の求人も扱っているため地域に関係なく希望に合った求人が見つけられるでしょう。充実したサポートを受けながら転職を成功させたい若手層にオススメです。
JACリクルートメントは外資系企業やグローバル企業への転職に強い転職エージェントです。即戦力を求めるハイキャリア求人が多いため、キャリアアップを目指す方には向いていますが、経理未経験者にはあまり向いていません。
会計基準が日本と海外で異なるため、外資系企業の場合は国際基準の会計知識が求められます。また、外資系企業で即戦力として働くために求められるスキルを把握することも大切です。
JACリクルートメントでは、ハイキャリア求人で求められる人材像を熟知したコンサルタントのサポートが受けられます。ハイクラス転職を成功させたい方にオススメの転職エージェントです。
KOTORAは金融やコンサルティング、経営幹部・管理系ビジネスなどに特化した転職エージェントです。大手優良企業の求人も扱っているほか、非公開求人も多数保有しています。
KOTORAは公式サイト内で公開しているコンテンツが充実している点が特徴です。面接ノウハウや転職体験記など、転職活動に役立つさまざまな情報を発信しています。転職活動中の疑問を解消したり面接対策の参考にしたりできるでしょう。
また、求人は職種や希望年収などのほかに「オススメ年齢」をもとに検索できます。ハイクラス求人も多く扱っており、転職での年収アップを目指す方にも向いているでしょう。
パソナキャリアはハイクラス転職や管理部門への転職に強い転職エージェントです。業界大手のサービスであり、トップクラスの求人数を誇ります。大手企業や優良企業のハイクラス求人を多く保有しており、年収アップを目指す方にオススメです。
パソナキャリアは高いマッチング力と提案力が強みであり、求職者と企業のニーズを的確に掴んでマッチングさせています。実績豊富なコンサルタントのサポートも受けられるため、安心して転職活動を行えるでしょう。
また、スカウトサービスもあるため、今すぐの転職は考えていないけれど希望に合う求人があれば転職したいと考えている方にもオススメです。
LHH転職エージェントは外資系企業への転職に強い転職エージェントです。グローバル企業や国内大手企業の求人も扱っており、質の高い求人に出会えます。
コンサルタントは職種別に担当が分かれており、専門分野に特化している担当者のサポートが受けられる点が特徴です。経理・財務関係に精通したコンサルタントが、スキルが条件に合わせて最適な提案をしてくれるでしょう。
また、さまざまな国籍のコンサルタントが在籍しており、外資系企業の文化や商慣習に関する情報も得られます。外資系企業やグローバル企業への転職に挑戦したい方にオススメです。
財務会計職向けの転職サイトを選ぶ際には以下のポイントを意識しましょう。
サービスによってサポート内容や求人数などさまざまな要素が異なります。安心して転職活動を行えるように、自分に合った転職サイトを見つけましょう。
転職エージェントを選ぶ際には、担当者との相性をチェックしましょう。担当者は企業選びや転職活動中の悩みなどを相談し、ともに転職活動を進めていく存在です。担当者との相性が良くない場合、転職活動にも支障が出てしまいかねません。
たとえば、思うように連絡が取れなかったり、アドバイスが高圧的で価値観を押しつけたりする担当者だと意思疎通がうまくできず困ってしまうでしょう。相性の悪さから転職に関する相談がしづらいという状況にも陥りかねません。
前向きな気持ちで安心して転職活動を行うためにも、相性の良い担当者を見つけましょう。
転職エージェントを選ぶ際には、手厚いサポートが受けられるかどうかもチェックしましょう。転職エージェントによって受けられるサポート内容は異なります。よくあるサポートは以下のとおりです。
初めて転職する場合や転職活動に慣れていない場合は、エージェントのサポートを受けたほうが良いケースもあるでしょう。
ただし、転職エージェントによってサポートの質は異なります。自分が求めるサポートが受けられるか見極めて、転職エージェントを選びましょう。
財務会計職への専門性もチェックすべきポイントです。転職エージェントによって得意な業界や職種は異なります。財務会計職への専門性が高くない場合、自分が求める求人の紹介や十分なサポートが受けられないという状況に陥りかねません。
財務会計職への転職を成功させるには、経理・財務や管理部門に特化した転職エージェントがオススメです。経理・財務などの職種を求める企業とのつながりが多くあり、よりよい条件の求人が見つかる可能性があります。また、財務会計職に関する知識を有したアドバイザーからのサポートも受けられるでしょう。
財務会計職の求人数や求人の質も、転職エージェントを選ぶ際にチェックしましょう。求人数が多ければ、その分自分の求める条件に合致した求人を見つけられる可能性が高まります。
転職を成功させるには、求人の質を見極めることも大切です。給与や福利厚生などの条件面が良くても、自分のスキルアップやキャリアアップにつながる環境とは限りません。転職後のキャリアパスを具体的に描き、求人の業務内容から描いたキャリアパスが実現できるかなども考慮して求人の質を見極めましょう。
財務会計職向けの転職エージェントを利用するメリットとしては以下の3つが挙げられます。
それぞれどのようなメリットなのか解説します。
転職エージェントを利用すると、非公開・独占求人を紹介してもらえます。非公開求人は求人誌や求人サイトなどで公開されていない求人、独占求人は1つの転職エージェントが独占して紹介を行っている求人のことです。どちらも自力で調べても情報が出てこない求人であり、転職エージェントを通さないと紹介してもらえません。
非公開・独占求人は人気企業や好条件の求人が多く、自分の希望よりも良い条件の求人を紹介してもらえる可能性があります。広く公開されている求人よりも応募者が少なく競争率が低いため、転職成功にもつながりやすいでしょう。
転職サポートが受けられる点も、転職エージェントを利用するメリットの一つです。転職活動中の悩みや不安を相談できます。
転職活動中は求人選びや面接対策など、さまざまな場面で悩みが発生しがちです。自力で転職活動をしていると相談できる相手がおらず、思うように転職活動が進められなくなってしまうでしょう。
転職サポートが受けられれば、担当者へ都度相談できるため安心して転職活動が行えます。企業との面接日程や給与の交渉などのサポートも受けられるため、内定獲得までスムーズに進められるでしょう。
企業の内部情報や転職市場の動向などを知れることも、転職エージェントを利用するメリットです。転職を成功させるには業務内容や社風、雰囲気など、求人の条件以外にもさまざまな情報を収集する必要があります。
転職エージェントは各企業とのパイプがあるため、外部から調べるだけでは把握できない企業の内部情報にも精通しており、その情報をもとにした転職活動が可能です。また、転職市場の動向も把握しているため、動向に合わせた転職対策もできるでしょう。
財務会計職向けの転職エージェントを利用するデメリットには以下の2つが挙げられます。
デメリットも把握したうえで、転職エージェントの利用を検討しましょう。
担当者との相性が合わない場合がある点が、転職エージェントのデメリットとして挙げられます。
転職エージェントにはキャリアアドバイザーが複数人在籍しており、実績や得意分野もさまざまです。まだ経験が浅い人が担当になったり、価値観が合わず相談しにくい人が担当になってしまう可能性もあります。
先述したとおり、担当者と相性が合わないと思うように転職活動が進められず、支障が出かねません。転職エージェントによっては、担当者を後から変更できるケースもあります。相性が合わないと感じた場合は、担当者の変更を相談しましょう。
紹介された求人にしか応募できないことがある点も、転職エージェントを利用するデメリットです。転職エージェントは求職者の希望やスキルに合わせて求人を紹介します。
紹介された中から選ぶことはできますが、自分で求人を探してエージェント経由で応募することは基本的にはできません。しかし、場合によっては気が進まない求人を紹介される可能性もあります。希望に合致した求人が見つからない場合は、他の転職エージェントの利用などを検討しましょう。
財務会計職向けの転職エージェントの利用の流れは以下のとおりです。
転職エージェントを利用する際には、まずはサービスへ登録しましょう。登録時にはプロフィールや経歴、転職の希望条件などを入力します。
入力した内容をもとに担当のキャリアアドバイザーと面談し、転職活動の方向性や希望などを伝えましょう。面談では転職理由や希望条件のほか、経歴やキャリアプランなどもヒアリングされるため、事前に回答を準備しておくとスムーズです。
面談での内容をもとに求人を紹介してもらい、気になった求人があれば担当のキャリアアドバイザーを通して応募し、選考がスタートします。応募時の手続きやその後の面接日程などは担当者が実施するため、応募時に手間がかかりません。また、内定が出た後には入社日の調整や入社準備のアドバイスなどが受けられます。
財務会計職向けの転職エージェントを活用するには、以下の4つのポイントを押さえましょう。
それぞれどのような活用方法なのか解説します。
1つに絞るのではなく、複数の転職エージェントに登録しておきましょう。複数登録していれば、その分得られる求人情報の幅が広がります。
先述したとおり、転職エージェントが持っている非公開・独占求人は自力では見つけられません。また、一部の転職エージェントでしか扱っていない求人もあります。複数の転職エージェントに登録すれば、出会える求人情報の幅が広がり、自分の希望に合った条件の求人も見つけやすくなるでしょう。
転職エージェントを活用するには、担当者と定期的に連絡を取ることも大切です。定期的に連絡することで転職意欲の高さをアピールできます。
担当者は自分だけではなく、複数人の転職希望者を担当していることが少なくありません。転職意欲が低い場合や真剣さがない場合は、積極的なサポートが受けられない可能性があります。
積極的にサポートしてもらうには、意欲的に取り組んでいる姿勢を示し、転職活動への真剣さを伝えることが大切です。これにより優先的に求人を紹介してもらえるなど、適切なサポートを受けられるでしょう。
担当者に現状と希望を明確に伝えることも大切です。自分のスキルや希望条件などを明確に伝えることで、求人のミスマッチを防止できます。
担当者へ自分の経歴やスキルを伝える際には、嘘やごまかしをしないことが大切です。担当者は転職希望者からヒアリングした内容をもとに求人を紹介します。
ヒアリングで回答した内容に嘘があれば自分に合った求人が見つからないばかりか、担当者や応募企業からの信頼を失いかねません。転職エージェントを適切に活用するためにも、現状と希望を明確に伝えましょう。
転職エージェントを活用するには、積極的に情報収集を行いましょう。担当者に任せきりにするのではなく、主体的に転職活動に取り組むことが大切です。
転職エージェントは転職のアドバイザーとしてさまざまなアドバイスや求人の提供をしてくれます。しかし、提供される内容が必ずしも自分にとっての最適解とは限りません。自分で情報収集をすると、提供されたもの以上に自分にとって有益な情報を見つけられる可能性があります。
転職エージェントはあくまでサポートと考え、自分から積極的に情報収集を行いましょう。
転職活動をスムーズに進めるには、転職エージェントの利用がオススメです。転職エージェントを利用すれば、転職の悩みや不安を解消し適切なサポートを受けながら転職活動が行えます。転職エージェントを選ぶ際には、扱う求人の種類や受けられるサポート内容などを比較し、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
管理部門に特化した転職エージェントWARC AGENTでは財務会計職の求人も多数扱っています。自分の希望に合った財務会計職の求人を見つけ転職を成功させたい方は、ぜひ利用してみてください。
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業界トップクラスの転職実績もあり、業界に精通しているエージェントも多数在籍していますので、ぜひ気軽にご相談ください!