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2024/07/15 更新

パラリーガルの仕事内容と年収|パラリーガル認定資格の必要性は?

テレビドラマでも取り上げられ、知名度が高まっているのがパラリーガルという職業です。将来的にはパラリーガルの需要が増加する見通しであり、注目を浴びている職業の一つです。この記事では、パラリーガルの職務内容、未経験からパラリーガルを目指す方法、そしてパラリーガル認定資格について説明しています。パラリーガルを志望している方は、ぜひご参考にしてください。

パラリーガルとは

パラリーガル(paralegal)とは、弁護士の指示に基づいて、法律事務および業務のサポートを行う職業です。通常の事務職とは異なり、法律に関連する専門知識とスキルを持っています。これは、法律に特化した事務や、弁護士の秘書のような役割と考えることができます。

優れたパラリーガルの雇用により、弁護士の業務効率が飛躍的に向上するため、弁護士にとって非常に需要の高い職業です。パラリーガルはもともとアメリカで発展した職種でしたが、日本でも着実に浸透し、需要が増加しています。

参考:日本リーガルアシスタント協会「資格認定試験について(パラリーガル資格)」

パラリーガルの職務内容

パラリーガルとしての職務に就く場合、通常は以下のような業務を日常的に遂行することになります。

【パラリーガルの職務内容】

  • 契約書、訴状、準備書類などの文書作成
  • 判例や論文、その他の資料の収集
  • 裁判所や法務局への手続き
  • 必要な文書の整備
  • 依頼主の要望をヒアリング
  • 弁護士との打ち合わせの準備

これらの専門知識を必要とする業務だけでなく、一般の事務業務、来客応対や電話応対、弁護士の日程管理なども実施することがあります。

ただし、一部の業務は弁護士資格が必要であるため、弁護士が担当すべき業務と、パラリーガルが担当する業務を明確に区別することも大切です。

パラリーガルの収入と将来性

パラリーガルの収入について、一般的な情報によれば、年収の幅は約300万円から600万円程度で、平均年収は約373万円です。これは一般的な企業の事務職の平均年収である約332万円と比較して、大きな差はないことが指摘されています。

ただし、大手法律事務所に転職したり、高度な専門スキルを習得し、実務経験を積んだりすることで、年収を引き上げる余地もあるでしょう。

パラリーガルの将来性については、法科大学院の設立や法律事務所の法人化に伴い、弁護士の数や法律事務所の数が増加しており、業務をサポートするパラリーガルへの需要が高まっています。社会が多様性を重視し、環境問題やコンプライアンスに敏感になる傾向もあるため、一般企業や法律事務所はより高度で多様なニーズに対応する必要があるでしょう。そのため、パラリーガルのスキルと専門性を持つ有能な人材は今後も引き続き需要が高まることが予想できます。

参考:AG法律アカデミー

パラリーガルの仕事の魅力とメリット

パラリーガルの職業における魅力と利点についてご紹介します。

【パラリーガルの仕事の魅力とメリット】

  • 社会的な貢献が大きい
  • 終身学習とスキルの向上が可能
  • 経済的な不況に対して強固
  • ワークライフバランスの実現がしやすい

社会貢献が大きい

顧客の相談事項は、借金返済、過払い金の問題、離婚、相続など、家庭ごとの悩みに密接に関連していることが多いため、問題を円滑に解決することで社会全体に多大な貢献ができます。

終身学習とスキルの向上が可能

法律事務所では、家庭問題だけでなく、企業案件、刑事事件、行政事件など多岐にわたる案件に対処する必要があるため、多くの知識を習得できます。したがって、他の法律事務所や企業の法務部での転職に有利です。法改正に迅速に対応する意欲、柔軟性、経験は重要視され、年齢に関係なく活躍できる可能性も魅力でしょう。

不況に強い

不況時には、企業や個人の倒産や再建の手続きに関する依頼が増加するため、法律事務所の業務量は低下しません。倒産や再建に関する専門知識を持つパラリーガルへの需要が高まるため、大いに貢献できるでしょう。

ワークライフバランスが実珸

所属する事務所によりますが、一般的にパラリーガル職は残業が少なく、休暇取得が容易とされています。そのため、比較的ワークライフバランスを実現しやすいでしょう。家事や育児との両立を希望する方にもおすすめの職業といえます。

パラリーガルと資格の関係

パラリーガルの職業に就くために、国家資格の取得は必須ではありませんが、パラリーガルとしての能力を示す民間資格である「パラリーガル認定資格」が存在します。

未経験からパラリーガルになるには、通常、法律事務所の一般事務からスタートし、資格を取得しながら段階的に専門知識を習得する方法が一般的です。

パラリーガルの資格の種類と難易度

パラリーガル認定資格は、通常「一般社団法人日本リーガルアシスタント協会(JLAA)」によって提供される民間資格です。パラリーガル認定資格には、次の3つの難易度が存在します。

資格の種類

内容

難易度

エレメンタリー・パラリーガル(初級)

秘書業務、書類の取り寄せ方法と読み取り方、民法および刑事訴訟法、経理

90%

インターメディエイト・パラリーガル(中級)

民法および刑事訴訟法、債務整理手続き

85%

アドバンスド・パラリーガル(上級)

民事執行や破産管財に関する実務、交通事故案件

75%

参考:一般社団法人日本リーガルアシスタント協会(JLAA)

パラリーガル認定資格の勉強方法

パラリーガル認定資格の取得においておすすめの勉強方法は、無料のウェブ講座と無料のウェブ試験を利用することです。

リーガルフロンティア21は、会員登録すれば無料で受講できるパラリーガル養成講座を提供しています。ウェブ講座で必要な知識を習得したら、法律専門秘書教育協会(JPEA)が実施する無料のパラリーガル検定で自己の実力をテストしてみましょう。

パラリーガル認定資格の取得メリット

パラリーガル認定資格を取得すると、次のようなメリットが得られます。

【パラリーガル認定資格の取得メリット】

  • 法律事務のスキルを証明できる
  • 未経験でも転職が有利

パラリーガルとしての職に就く際、法律事務のスキルを証明できると、転職の際に有利になります。これは弁護士の事務所に限らず、企業の法務部などでも需要があることを示します。法務部門はどの業界にも存在し、パラリーガル認定資格を持っていると多岐にわたる業界での就業機会が広がります。

パラリーガル認定資格でキャリアアップを目指そう

パラリーガルとは、弁護士の業務を効率的にサポートする専門職です。彼らは法律に関する専門スキルを持ち、弁護士から高い需要があります。パラリーガル認定資格の取得は、実務経験がない人にとっても転職を有利に進める手助けとなり、パラリーガルのキャリアを目指す場合に役立つ資格です。

弁護士事務所や法務部での転職をお考えであれば、転職エージェントの利用も考えてみましょう。経験豊富なアドバイザーが在籍しており、円滑な転職活動をサポートしてくれるでしょう。

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株式会社WARC

WARCエージェントマガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARCエージェントマガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。