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2025/11/13 公開2025/11/13 更新

監査法人だけじゃない!会計士キャリアプラン|転職・独立・コンサルまで徹底解説

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「監査法人のままで良いのか、それとも新しい道へ進むべきか……」そんな迷いを抱える会計士の方は少なくありません。実は、会計士には監査法人以外にも多様な進路が広がっています。

本記事では会計士が選べる代表的な6つのキャリアをわかりやすく紹介します。キャリアプランを成功させるために大切なこともまとめたので、ぜひ進路選びの参考にしてみてください。

会計士が選べるキャリアプラン6選

会計士のキャリアは、監査法人だけでなく多様な広がりを持っています。ここでは、代表的な6つのキャリアプランを確認していきましょう。

1、監査法人でキャリアを積み上げる

監査法人でのキャリアは「安定」「専門性」「市場価値」の3つをバランス良く得られる王道ルートです。BIG4などの大手では、スタッフからパートナーまで段階的な昇進制度があり、指導体制や研修制度も充実しています。上場企業の監査を担当することで、会計基準や内部統制の知識が習得でき、事業会社やFASなど別職種への転職にも強い土台が築けるでしょう。

一方で、繁忙期が長く、残業が増えやすい点は理解しておきたいポイントです。専門性を磨きつつ幅広い選択肢を残したい人に向いています。

2、会計事務所・税理士法人で専門性/独立志向を強化

会計事務所や税理士法人は、「税務の専門性を深めたい」「将来独立したい」と考える会計士に適した環境です。法人税・消費税など各種申告書の作成、月次や年次決算の支援、相続や事業承継コンサルなど、企業に密着した業務に携わります。担当クライアントと長期的な関係を築けるため、独立時の顧客基盤にもつながりやすい点がメリットです。

ただし、繁忙期は忙しくなるため、働き方との相性を確認しながら選ぶ必要があります。税務を軸にキャリアを安定させたい人や、自分の事務所を持つことを視野に入れる人に向いているでしょう。

3、コンサル/アドバイザリー業界のキャリア

コンサルやアドバイザリーは「専門知識を使って企業の変革に関わりたい」会計士に人気の領域です。FASではM&Aの調査や企業価値評価、事業再生、IPO支援など、監査以上に踏み込んだ分析業務に携われます。BIG4アドバイザリーでも高度なプロジェクトが多く、年収アップのチャンスが大きい点もメリットです。一方、長時間労働になりやすいなど負担も大きいため、タフさが求められます。短期間で成長し、将来的に事業会社のCFOやファンドなどに進む「キャリアの跳躍」を狙いたい人に適しているでしょう。

4、事業会社(経理・財務・経営企画・CFO等)への道

事業会社への転職は、「企業の内部で意思決定に関わりたい」人に向くキャリアです。経理では決算や監査対応、財務では資金調達や銀行折衝、経営企画では中期経営計画の策定やM&A検討など、企業成長に直結する役割を担います。

ベンチャーでは幅広い業務を経験でき、CFO候補として早期にマネジメントに関わるケースもあるでしょう。上場企業は制度が整っており安定志向の人に向き、外資系企業では英語力が問われる分、高待遇が期待できます。実務への関与を深めたい人にとって魅力的なフィールドです。

5、金融・投資業界(証券・ファンド等)キャリア

金融・投資の世界は、「数字に強くスピード感ある業界で働きたい」人に魅力のある進路です。投資銀行ではM&A支援や株式・債券発行業務、ファンドでは投資先企業の調査や経営改善支援を担当します。

業務は高度ですが、その分成果に応じた報酬が得られ、年収が大きく伸びる可能性があります。ただし、市場環境に左右されるプレッシャーや、長時間勤務が続きやすい点には注意が必要です。会計の知識に加え、金融理論や英語力を伸ばしたい人に適しています。

6、独立開業~フリーランス/CEO/講師など新しい選択肢

独立は「自分のスキルで勝負したい」「働き方の自由度を高めたい」会計士にとって大きな可能性を持つ道です。税務顧問や決算支援に加え、M&Aコンサル、IPO支援、セミナー講師、オンラインコンテンツ提供など、提供できるサービスの幅が広がります。顧客数と単価を伸ばせば年収1,000万円以上も狙えますが、営業やマーケティングの負担が大きいため、計画的な準備が不可欠です。

会計士のキャリアプランを成功させるために大切なこと

会計士としてキャリアを築くうえで欠かせないのは、「年齢・強み・情報」の3つを整理することです。ここでは、自分に合うキャリアを選ぶための考え方をわかりやすくまとめていきます。

年齢や時期ごとに変わるキャリアの選択肢

会計士のキャリアは年齢によって現実的な選択肢や求められる役割が大きく変わります。

20代は「土台づくり」の時期で、監査法人やコンサルで幅広い業務を経験し、基礎スキルを一気に伸ばせるタイミングです。30代に入ると、専門分野を深めたり、マネジメント力を身につけたりと、次のキャリアの軸を固める動きが必要になるでしょう。40代では、プレーヤーとしてのスキル以上に、チームをまとめる力や事業を理解した意思決定が求められやすくなります。

自分の年齢と現状を踏まえて「今できる選択」と「今後の可能性」を整理することが、無理のないキャリア選択につながるポイントです。

自分の強みを活かすキャリアデザインのコツ

キャリアを成功させるための一番の近道は「強みの言語化」と「ロールモデル探し」です。会計士には監査を極めた人、税務に転身した人、事業会社でCFOになる人など、多様な成功例が存在します。気になるロールモデルを複数探し、その人の歩みと自分の経験を照らし合わせてみると、自分が得意とする領域や大切にしたい価値観が見えやすくなります。また、「周りがこうしているから」という基準ではなく、「自分はどう働きたいのか」「何をしている時に力を発揮できるのか」を軸に考えることが重要です。強みと価値観が一致したキャリアほど、長期的に満足度の高い道になりやすいでしょう。

サポートや情報を味方に「失敗しないキャリアプラン」へ

キャリアで失敗しないためには「一人で決めないこと」が最も効果的です。転職や独立を検討する際、ネットの情報や求人票だけでは、その職場の実情や将来性、働き方のリアルまでは把握できません。会計士に特化した転職エージェント、先輩や知人への相談、OB・OG訪問などを活用することで、表には見えない情報や客観的な意見を得られます

また、自分では気づけない強みや適性をフィードバックしてもらえるため、ミスマッチを防ぐ効果も大きいです。情報収集とプロの支援を組み合わせることで、確度の高いキャリア選択が可能になります。

会計士のキャリアプランでよくある質問

キャリアを考える際には、年齢や経験、働き方に関する疑問が多く挙がります。以下で会計士のキャリアプランについてよくある質問に回答するので、最後までチェックしてみてください。

業界未経験から目指しやすい職種は?

会計士資格を持つ人が業界未経験で挑戦しやすいのは「経理・財務」「アドバイザリー(FAS)」「内部監査」の3つです。

経理は資格との親和性が高く、月次・四半期決算を通じて会計スキルを活かしやすい職種といえます。FASも監査で培った分析力が役立ち、M&Aや企業価値評価など高度な業務へのステップアップにつながるでしょう。内部監査はリスク管理や内部統制の知識を生かせるため、事業会社でも採用ニーズが高い分野です。

いずれも会計士ならではの強みが活かしやすく、キャリアチェンジとして成功しやすい領域といえるでしょう。

年齢別のおすすめパス・年収実態は?

20代・30代・40代では「選びやすいパス」も「期待される役割」も異なります。20代は監査法人・FAS・経理など、基礎スキルを鍛える職種が最適で、年収は400万〜700万円ほどが中心です。30代は専門性を深めたり、マネジメントを学ぶことで、事業会社の管理職やCFO候補といった道が現実的になり、年収は600万〜1,000万円へ広がります。40代になると、実務だけでなく「組織を動かす力」が求められ、経営企画や役職者としての転職が増えます。年収レンジも役割によって差が大きくなり、CFOクラスでは1,200万円以上を狙えることもあります。自分の年齢と今の経験値を重ねながら選ぶことが重要です。

独立と企業内、どっちが安定?

「収入の安定」を優先するなら企業内、「働き方の自由度」や「収入の上振れ」を求めるなら独立です。企業内で働く場合、毎月の給与や福利厚生があるため生活基盤が安定しやすく、長期的なキャリア形成もしやすい傾向があります。

一方で独立は、顧問契約・スポット業務・講師業など収入源を複数持てるため、努力次第で年収1,000万円以上も狙えます。ただし、顧客開拓や営業、スケジュール管理など、自分で担う役割が格段に増えることが負担になる場合もあるでしょう。どちらを「安定」と感じるかは価値観次第であり、自分の性格や将来像に合わせて選ぶことが大切です。

転職回数が多い場合は?

転職回数が多い場合でも「一貫した軸」が示せれば問題ありません。会計士業界では、専門性を求めて職場を移る例が珍しくなく、複数回の転職は必ずしもマイナスではないでしょう。

ただし、短期間での離職が続いている場合は、採用側が「なぜ次こそ定着できるのか」を知りたいと考えるため、理由と改善策を整理して伝えることが重要です。「監査から事業会社へ挑戦したい」「税務に専門性を寄せたい」など、キャリアの方向性が一貫していれば評価は下がりにくい傾向があります。エージェントの面談で客観的なアドバイスを受け、職務経歴書のストーリーを整えておくと成功率が高まるでしょう。

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WARC AGENT マガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARC AGENT マガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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