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2024/09/04 更新

【例文あり】人事職への志望動機野書き方|OK例とNG例を解説付で紹介

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人事職を目指す皆さん、志望動機の書き方で悩んでいませんか?人事の役割や魅力を理解し、自分の経験をどのようにアピールすればよいのか、迷うことが多いですよね。

この記事では、採用担当者の心に響く志望動機の書き方を具体的な例文とともに解説します。

人事職の役割と魅力

企業の成長に欠かせない存在、それが人事職です。人材の採用から育成、労務管理まで、多岐にわたる業務を担当する人事職の役割と魅力について詳しく見ていきましょう。

人事職の主な業務内容

人事職は、採用活動や教育・研修、労務管理などを通じて、企業の成長を支える重要な役割を担っています。

企業にとって適切な人材を確保し、その人材を育成することは、組織全体のパフォーマンスを向上させるために欠かせません。

業務内容

詳細

採用活動

求人広告の作成、面接の実施、内定者のフォローなど

教育・研修

社員研修の企画・運営、スキルアップ支援

労務管理

給与計算、社会保険手続き、勤怠管理

評価・査定

業績評価、昇給・昇進の決定

多岐にわたる業務を通じて、人事職は企業の基盤を支え、その成長に直接貢献しています。

企業にとっての人事職の重要性

人事職は企業の成長と安定運営に不可欠な存在です。

適切な人材の採用と育成は、企業の競争力を維持・向上させるために不可欠です。また、労務管理や社員の満足度向上も企業の安定運営に寄与します。

たとえば、人事部が積極的に社員研修を実施した場合、社員のスキルが向上し、生産性が大幅に上がるでしょう。また、労務管理の徹底により、社員の定着率が向上し、離職率が低下します。

人事職で働く魅力とやりがい

人事職は企業の成長を支え、社員一人ひとりの成長を見守る重要な役割を担っています。ここでは、人事職で働く魅力とやりがいについて詳しく説明します。

会社の成長に貢献できる

人事職は企業の成長に大きく貢献できる役割です。

企業の成長は、適切な人材の確保と育成によって成し遂げられます。人事職はそのプロセスを担当し、企業の発展を直接サポートします。

たとえば、新たなプロジェクトに最適な人材を採用し、その人材に必要なスキルを身につけさせることで、プロジェクトの成功に貢献することができるでしょう。また、社員の定着率を向上させるための施策を講じることで、企業の安定成長を支えることも重要です。

採用した人の成長を感じられる

採用した人材の成長を実感できることは、人事職の大きなやりがいです。

自分が採用した人材が企業内で成長し、成果を上げている姿を見ることは、人事担当者にとって非常に喜ばしいことです。これは、自分の判断やサポートが実を結んでいる証拠でもあります。

新入社員が研修を通じてスキルを磨き、数年後にリーダーとして活躍する姿を見守ることができます。また、キャリアアップの支援を行うことで、社員が次々と新しいステージに進む様子を見届けられることも魅力です。

セオリーがない

人事職には決まったセオリーがなく、柔軟な対応が求められる点が魅力です。

人事の仕事はルーチンワークではなく、常に変化する環境や個々の社員の状況に応じて対応しなければなりません。常に新しいチャレンジがあり、自分のスキルを伸ばすことができます。

社員一人ひとりの個性や能力を見極め、その人に合ったサポートや指導を行うことが求められます。また、突発的な問題や課題に対しても迅速かつ柔軟に対応する必要があるでしょう。

人事職に向いている人とは

人事職には、特定のスキルや特性が求められます。ここでは、その中でもとくに重要な4つの要素について解説します。

計画力、企画力がある

計画力と企画力がある人は、人事職に向いています。

人事職は、採用計画や研修プログラムの企画など、戦略的な思考が求められる仕事です。効果的な計画と企画ができることで、組織全体の効率を高めることができます。

たとえば、新卒採用の計画を立てる際に、どの大学にリクルーターを派遣するか、どのようなタイムラインで採用活動を行うかを詳細に計画し、実行する力が必要です。成功した採用計画によって、優秀な人材を確保できることがあります。

守秘義務を守ることができる

守秘義務をしっかり守れる人は、人事職に適しています。

人事職は、社員の個人情報や企業の機密情報を扱うため、情報管理の徹底が求められます。情報漏洩があれば、企業の信用に関わる重大な問題となります。

社員の給与情報や採用候補者のプライバシー情報など、機密性の高いデータを取り扱う場面が多くあります。これらの情報を外部に漏らさず、適切に管理することが求められます。

コミュニケーション能力がある

高いコミュニケーション能力を持つ人は、人事職に向いています。

人事職は、社員との面談や採用面接、社内研修など、多くの場面でコミュニケーションを図る必要があります。良好なコミュニケーションは、信頼関係を築き、業務を円滑に進めるために不可欠です。

新入社員のフォローアップや、問題を抱える社員へのカウンセリングを行う際に、適切な言葉を選び、相手の気持ちに寄り添った対応が求められます。

情報収集力がある

情報収集力に優れている人は、人事職に向いています。

人事職は、常に最新の労働法規や業界動向を把握し、それに基づいた適切な対応が求められます。また、社内外の情報を迅速に収集し、適切な施策を講じることが重要です。

たとえば、新しい労働法の改正があった際に、その内容を迅速に理解し、社内の制度に反映させることが求められます。また、業界の採用トレンドを把握し、自社の採用戦略に活かすことも重要です。

▼人事職に向いている人について詳しく知りたい方はこちら

人事職で活かせるスキル

人事職で活躍するためには、いくつかの重要なスキルが求められます。ここでは、その中でもとくに重要な「パソコンスキル」と「労働関係の法律の基礎知識」について解説します。

パソコンスキル

人事職にとってパソコンスキルは不可欠です。

日々の業務はほとんどがパソコンで行われるため、効率的に仕事を進めるためにはパソコンの操作に慣れていることが必要です。

たとえば、Excelを使って社員の勤怠管理をしたり、Wordで契約書や通知文を作成したりします。また、PowerPointで社内研修の資料を作成することも多く、これらの作業を迅速かつ正確に行うためには高いパソコンスキルが求められるでしょう。

労働関係の法律の基礎知識

労働関係の法律に関する基礎知識は、人事職に欠かせないスキルです。

人事担当者は、労働法を理解し遵守することで、企業のリスクを管理し、社員の権利を守る責任があります。

たとえば、労働基準法に基づいた残業時間の管理や、育児・介護休業法に基づく休業制度の運用があります。これらの法律をしっかり理解し運用することで、社員の働きやすい環境を整え、企業の信頼性を高めることが可能です。また、労働契約書の作成や就業規則の見直しなど、法的知識が求められる場面は多岐にわたります。

志望動機を考える3つのポイント

志望動機を書く際に、説得力を持たせるための重要なポイントが3つあります。それは、自分の経験と人事の業務を関連付けること、具体的なエピソードを盛り込むこと、そして企業の価値観や文化に合わせることです。

自分の経験と人事の業務を関連付ける

自分の経験を人事の業務と結びつけることで、志望動機に具体性と説得力を持たせることができます。

自身の過去の経験を基に、人事業務にどのように貢献できるかを示すことで、採用担当者にあなたの適性をアピールできます。

たとえば、前職でのチームリーダー経験を活かして、「前職では、チームメンバーの育成や評価を担当し、個々の成長を支援しました。この経験を活かし、人事として社員の成長をサポートし、会社の発展に貢献したいと考えています」と述べると、具体的な業務と結びつけた志望動機となります。

具体的なエピソードを盛り込む

具体的なエピソードを盛り込むことで、志望動機にリアリティと説得力が加わります。

実際のエピソードを交えることで、あなたの経験や考え方が具体的で現実に基づいたものであることを示せます。

たとえば、「以前の職場で、新人研修を担当した際、研修内容を工夫し、参加者全員がスムーズに業務に馴染むことができました。この経験から、効果的な教育プログラムの重要性を学び、人事職でそのスキルを活かしたいと思っています」といった具体例を挙げると、経験に基づいた信頼性のある志望動機になるでしょう。

企業の価値観や文化に合わせる

志望動機を企業の価値観や文化に合わせることで、企業との相性をアピールできます。

企業が大切にしている価値観や文化に共感し、それを自分の志望動機に反映させることで、企業への理解と適応意欲を示せます。

たとえば、「貴社の『社員一人ひとりの成長を大切にする』という理念に共感しています。私も前職で、個々の社員の成長を支援することにやりがいを感じてきました。貴社の一員として、その理念を実現するために貢献したいと考えています」と述べると、企業の価値観に合わせた志望動機になるでしょう。

人事部が志望動機を書くときのOK例 

志望動機を書く際には、自分の経験やスキルを具体的に示し、企業の価値観や目標に共感していることを伝えることが重要です。ここでは、人事職経験者、未経験者、新卒のそれぞれに適した志望動機の例を紹介します。例文の後には、書き方のポイントも解説します。

【例文1】人事職経験者の志望動機

例文:

私は五年間、情報機器メーカーの人事部で採用と人材育成を担当しました。とくに、社員教育では、一人ひとりが持つ個性や特徴を活かし業務に役立つスキルを伸ばすことを大切にして向き合いました。ちょうどOJTのマニュアルを全社で見直す時期にチームの一員として担当できましたので、すべての部署の業務教育について深く勉強できたことが良い経験になりました。

具体的には、一人ひとりの特徴や多様な働き方を均一に考えていた製造部門で、人材をタイプ分けし、能力を最大限にできるOJT環境を考案したのです。その経験は、企業の人材について大きな学びを与えてくれました。貴社は、従業員の多様性を大事にし、ダイバーシティに積極的に取り組んでいます。また、女性や現場からの経営部門や役員への起用も多く、先進的な労働環境を提供しています。すべての部署とさまざまな人材の特徴を活かす経験を活かし、貴社で人事の一員として働かせていただきたく存じます。

ポイント:

  • 具体的な実績を挙げて、自分のスキルや経験をアピールする。
  • 企業の方針や価値観に共感していることを伝える。

【例文2】人事職未経験者の志望動機

例文:

製菓メーカーの営業を7年間経験してきました。人事の方とは、リーダー研修、スキルアップ研修などで接触する機会が多かったです。菓子は、大手スーパーやコンビニチェーンなどで有利なフェイスを獲得したり、キャンペーンを投下したりという手を打つことで売上は大きく左右されます。その経験により、粘り強さと納得するまで話し合う力をつけました。人事部の調整により、開発部門と広報と営業で新商品開発プロジェクトを実施することもありました。

広報は、最新のSNS受けする商品の特徴などに詳しく、開発部門とともにその知見に関心しました。SNS映えする商品はおかげさまでヒットしました。部署の壁を越えた協業がもたらす効果を実感するとともに、人事の方の発想に驚かされました。貴社は飲料メーカーとしてグローバルに展開しています。飲料は菓子とはまったく別の業種ですが、消費者に届けて消費者を幸せにするという点では共通していると考えます。今まで、営業でつちかったスキルを活かしながら、従業員の方の能力が最大限に発揮され、良い化学反応を起こす組織のデザインに従事したいと考え、人事を志望しました。

ポイント:

  • 現職の経験を人事職にどう活かせるか具体的に述べる。
  • 未経験でも自信を持って応募する理由を明示する。

【例文3】新卒の志望動機

例文:

私が貴社の人事を志望するのは、「輝いて働いてこそ、社会を輝かせることができる」という貴社の理念に共感したからです。従業員を大切にしている会社であることを表しています。私は、学生時代にWEBデザイナーのアルバイトをしていました。社員の方は、いつも話しかけてきてくれ、休みの希望や仕事の悩みなどを相談できました。みなさん親身になって解決策を考えてくれました。

私は、その経験から、働く環境や人のつながりの大切さを身にしみて知りました。働く人が、ちゃんとリラックスできて追い込まれず孤独にならない、そういう会社で働きたいと考えたのです。一人ひとりが輝く会社である貴社で、働く一人ひとりと真摯に根気強く向き合う人事の仕事がしたいと考えました。

ポイント:

  • 学業やアルバイトで得たスキルや知識を具体的にアピールする。
  • 企業の価値観に共感し、自分がその価値観にどう貢献できるかを示す。

志望動機を書く際には、自分の経験やスキルを具体的に示し、企業の価値観や目標に共感していることを伝えることが大切です。経験者、未経験者、新卒それぞれの立場に合わせて、しっかりと自分の強みをアピールしましょう。

人事部が志望動機を書くときのNG例

志望動機を書く際には、避けるべきポイントもあります。ここでは、曖昧な表現の志望動機、自社以外にも当てはまる志望動機、履歴書に書かれていないことの志望動機についてのNG例を紹介します。例文の後には、なぜそれがNGなのかについても解説します。

【例文1】曖昧な表現の志望動機

例文:

私は大手電機メーカーで営業推進を五年間勤めました。多数のプロジェクトを経験し、チームの売上にも貢献しました。仕事のなかで、後輩のOJTや他部署の新人のメンターなどを経験しています。

それらの経験から、人を育てる人事職に興味を持ちました。採用や研修の企画にも興味があります。貴社の人事に関わることで、会社の成長に貢献できると思っています。

ポイント:

  • この志望動機は曖昧すぎて、具体的な意欲や適性が伝わりません。
  • 採用担当者は応募者が具体的にどのように企業に貢献できるかを知りたいのに、この例ではそれが不明確です。

【例文2】自社以外にも当てはまる志望動機

例文:

人材が担当する採用、配置、教育、労務管理の仕事は、貴社にとって、もっとも重要なものであると考えます。私は、メーカーの営業推進部署で五年の経験があります。主に社内横断で製品の営業戦略や販促施策を策定する部署です。その間、支社のチームを率いて、11名のメンバー一人ひとりと徹底的に話し合い、彼らの特徴や長所に合わせて、営業先と営業戦略を一緒に考えてきました。

結果、全国3位の成績を記録することができました。その経験から、人を育てることに興味と関心が向くことになりました。貴社の人事パーソンとして、深く学習しながら、より多くの人材と向き合いたいと思いました。

ポイント:

  • この志望動機はどの会社にも当てはまる内容で、御社を特別に選んだ理由が見えません。
  • 採用担当者は、応募者が自社に特別な関心を持っているかどうかを重視します。

【例文3】履歴書に書かれていないことの志望動機

例文:

私はつねづね営業職を続けるうちに、組織や人材育成の分野に興味がわき、「ラーニング革命」をテーマにした〇〇大学の〇〇先生の公開セミナーに出席したり、組織論、人材育成の専門書を勉強したりしています。人事考課の最新動向も勉強しています。

貴社のようにグローバルに展開するIT企業で、組織の最適化や人材育成プログラム、最先端の福利厚生など、ニュース性も高く話題になるような仕事ができたらと考えています。

ポイント:

  • 履歴書に書かれていないことを突然志望動機に盛り込むと、一貫性がなく説得力がありません。
  • 採用担当者は、履歴書と志望動機の内容が一致していることを確認したいと考えます。

志望動機を書く際には、曖昧な表現を避け、具体的なスキルや経験を明示することが重要です。また、企業独自の魅力や価値観に触れることで、自社に特別な関心を持っていることを示すことが求められます。

人事職のキャリアパス

人事職は、企業の成長と社員の満足度向上において重要な役割を果たします。そのため、キャリアパスも多岐にわたります。ここでは、人事のプロフェッショナルを目指す道と、バックオフィス全般をカバーするジェネラリストの道について詳しく説明します。

人事職のプロフェッショナルを目指す

人事の専門家としてキャリアを積むことで、採用や育成、労務管理などの特定分野での深い知識とスキルを持ち、企業に大きく貢献できます。

専門性を高めることで、採用の質を向上させ、社員教育の効果を最大化し、労働環境を改善するなど、企業の戦略的な人事施策に直接関与できるからです。

たとえば、採用のプロフェッショナルとして、優秀な人材を見極める目を養い、効率的な採用プロセスを設計・実行します。また、教育・研修の専門家として、社員のスキルアップを図るためのプログラムを企画・運営し、企業全体の成長を促します。さらに、労務管理のプロとして、法令遵守を徹底しつつ、社員が働きやすい職場環境を整える役割も重要です。

バックオフィス領域のジェネラリストを目指す

バックオフィス全般を見渡せるジェネラリストとしてのキャリアを積むことで、企業全体の運営を支える幅広いスキルを身につけることができます。

人事のみならず、総務や経理など多岐にわたる業務を経験することで、企業運営に必要な幅広い知識とスキルを習得できるからです。

たとえば、総務業務ではオフィスの環境整備や備品管理を通じて、社員が快適に働ける職場を提供します。経理業務では、給与計算や予算管理を行い、企業の財務状態を健全に保つ役割を担います。また、法務業務では、契約書の作成や法令遵守のチェックを行い、企業のリスク管理をサポートします。

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株式会社WARC

WARCエージェントマガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARCエージェントマガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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