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情シス
2024/07/10 更新

情シス(情報システム)が持っておきたい資格とは?取得したいオススメの資格やメリットを紹介

情シス未経験者や現役の担当者の中には、これからどのような資格を取得すべきか悩む人も多いでしょう。情報系の資格は種類が多いうえ難易度も異なるため、自分が取得すべき検定を知る必要があります。

この記事では、難易度別のオススメの資格や、取得によって得られるメリットを解説します。

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情シスに資格は必要?

情シスとして働くうえで資格は必須ではないものの、持っていると実務で役立ちます。以下は、情シスの主な仕事内容です。

  • IT戦略の策定と実行
  • 社内システムの設計・管理・維持
  • サポートデスク・障害処理
  • セキュリティ対策の推進

IT戦略の策定からセキュリティ対策の推進まで、情シスに求められる役割は多岐にわたります。

さらに、情シスでは実務能力だけでなくマネジメントスキルも求められます。上流工程で発生する課題の対処方法について事前に学んでおくと、職場での対応がスムーズです。

実務における知識を身につけたい人や、上流工程で活躍したい人は、関連する資格の取得を目指すとよいでしょう。

なお、以下の記事では情シスの仕事内容について、さらに詳しく解説しています。

資格種類の違い

情報系資格は、以下の2種類に大別されます。

  • 国家資格
  • 民間資格(ベンダー資格)

​​国家資格とは、経済産業省が所管するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)主催の試験で得られる資格です。資格の有効期限がないうえ国内の企業では知名度が高いため、アピールにつながるというメリットがあります。

一方、民間資格(ベンダー資格)とは、ソフトウェアなどを販売する民間企業による試験で得られる資格です。受験の機会が比較的多く、中には世界に通用する資格もあります。

どちらのほうが優れているということはなく、両方とも自身のスキル証明に役立つ資格です。自分のレベルや身につけたいスキルに合わせて、取得する資格を考えましょう。

難易度別・情シスが取得すべき資格一覧

以下に、情シスが取得できる情報系資格を難易度順に13個挙げました。

資格名

難易度

学習時間の目安

試験種類

ITパスポート

★☆☆☆☆

数週間〜1か月

国家試験

基本・応用情報技術者試験

★★★☆☆

基本:1〜3か月

応用:6か月以上

国家試験

ITILファンデーション

★★☆☆☆

数週間〜3か月

ベンダー資格

情報セキュリティマネジメント(SG)

★★☆☆☆

3か月ほど

国家試験

クラウドコンピューティング認定プログラム

★★★☆☆

6か月以上

ベンダー資格

ネットワークスペシャリスト試験

★★★☆☆

6か月以上

国家試験

ITストラテジスト試験

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

システムアーキテクト試験

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

ITサービスマネージャ試験

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

情報処理安全確保支援士試験

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

プロジェクトマネージャ試験

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

Microsoft認定資格プログラム

★★☆☆☆

 から

★★★★☆

 (プログラムによる)

3か月から1年

(プログラムによる)

ベンダー資格

システム監査技術者試験

★★★★★

6か月〜1年

国家試験

難易度が上がるごとに、合格までに必要な学習時間も増えます。次節から、それぞれの試験について詳しく解説していきます。

ITパスポート

難易度

学習時間の目安

試験種類

★☆☆☆☆

数週間〜1か月

国家試験

この試験がオススメな人

  • IT業界未経験者
  • バックオフィス職との関わりがある人

ITパスポートとは、ITに関するベーシックな知識を証明できる国家資格です。ITの基礎知識はもちろん、財務や法務、マーケティングなど、情報技術を活用できる幅広いジャンルが出題されます。。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「ITパスポート試験 - 独立行政法人情報処理推進機構」

基本・応用情報技術者試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★☆☆

基本:1〜3か月

応用:6か月以上

国家試験

この試験がオススメな人

  • ITパスポート合格者
  • 基礎から一歩踏み込んだ内容を学びたい人

基本・応用情報技術者試験とは、ICTや情報処理分野におけるベーシックな知識の証明に役立つ国家資格です。試験は基本と応用の2つに分かれており、出題内容も以下のように異なります。

  • 基本情報技術者試験:プログラミングを含めた基礎的な知識
  • 応用情報技術者試験:基本をもとにした実践的なシステム開発

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「応用情報技術者試験」

ITILファンデーション

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★☆☆☆

数週間〜3か月

ベンダー資格

この試験がオススメな人

  • ITパスポート合格者
  • 基礎から一歩踏み込んだ内容を学びたい人

ITILファンデーションとは、ITサービスを企業に導入するための知識を問われる試験です。ITサービス導入により目標達成できた事例をもとに、システムの適切な運用方法を習得します。参考:IT&ストラテジーコンサルティング「ITILファンデーション認定資格とは」

情報セキュリティマネジメント(SG)

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★☆☆☆

3か月ほど

国家試験

この試験がオススメな人

  • ITパスポート合格者
  • 基礎から一歩踏み込んだ内容を学びたい人

情報セキュリティマネジメント(SG)とは、2016年からスタートした国家資格です。資格を取得すると、情報セキュリティのスペシャリストとして、トラブル対策や発生時のスムーズな対応に活かせます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「情報セキュリティマネジメント試験」

クラウドコンピューティング認定プログラム(AWS認定資格など)

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★☆☆

6か月以上

ベンダー資格

この試験がオススメな人

  • 情報技術の基礎知識は理解している
  • クラウド運用について学びたい

クラウドコンピューティング認定プログラムとは、IT基盤の基礎知識を問われる試験です。クラウドの運用管理を行うエンジニアとして、インフラ設計やアプリケーション開発などの知識を身につけられます。

参考:Amazon Web Services「AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム」

ネットワークスペシャリスト試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★☆☆

6か月以上

国家試験

この試験がオススメな人

  • 情報技術の基礎知識は理解している
  • ネットワーク構築について学びたい

ネットワークスペシャリスト試験とは、企業ネットワークのような強固なシステムの運用に関する検定です。企業のネットワークを構築するために必要な要件を理解し、ニーズ通りの設計を行う知識を身につけられます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「ネットワークスペシャリスト試験」

ITストラテジスト試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

この試験がオススメな人

  • 情報技術実務の経験がある
  • マネジメントスキルを学びたい

ITストラテジスト試験とは、企業内でITを活用し目的を達成するための知識を問われる検定です。エンジニアの中でもリーダーやマネージャー層向けの内容で、プロジェクト遂行のための実践スキルについて出題されます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「ITストラテジスト試験」

システムアーキテクト試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

この試験がオススメな人

  • 情報技術実務の経験がある
  • システム設計について学びたい

システムアーキテクト試験とは、システムを実際に設計するための知識を問われる検定です。システムを戦略通りに具現化するための分析から、情報をわかりやすくまとめ開発を行う流れについて出題されます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「システムアーキテクト試験」

ITサービスマネージャ試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

この試験がオススメな人

  • 情報技術実務の経験がある
  • マネージャーやコンサルタントなど、裁量権の大きいポジションを目指す人

ITサービスマネージャ試験とは、システム運用のリーダー層を対象としている検定です。運用管理やサービスデスク、オペレーションなどIT現場の責任者に求められる知識を習得できます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「ITサービスマネージャ試験」

情報処理安全確保支援士試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

この試験がオススメな人

  • 情報セキュリティのプロフェッショナルを目指す人
  • 士業資格保有者として活躍したい人

情報処理安全確保支援士試験とは、情報セキュリティの知識を証明できる国家資格です。サイバー攻撃に対応するためのセキュリティ確保や、対策について問われます。2022年度春期の合格率は19.2%と非常に低いものの、情報系資格で唯一の士業であり、取得すると社会的な評価を期待できます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「情報処理安全確保支援士試験」

プロジェクトマネージャ試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★★☆

6か月〜1年

国家試験

この試験がオススメな人

  • マネジメントスキルを学びたい人
  • チームのリーダー候補者

プロジェクトマネージャ試験とは、システム開発の担当者として必要なマネジメント能力を試される検定です。システム開発を行ううえで、チームメンバーを指導するための土台となる知識について出題されます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「プロジェクトマネージャ試験」

Microsoft認定資格プログラム

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★☆☆☆ から

★★★★☆

 (プログラムによる)


3か月から1年

(プログラムによる)

ベンダー資格

この試験がオススメな人

  • 情報技術の初心者〜中級者
  • マイクロソフトツールを自由自在に使いたい人

Microsoft認定資格プログラムとは、マイクロソフト製品を扱うための知識を問う検定です。プログラムには3つのレベルが用意されているため、段階的に取得しスキルアップを目指すことができます。

参考:Microsoft Learn「Microsoft 資格情報」

システム監査技術者試験

難易度

学習時間の目安

試験種類

★★★★★

6か月〜1年

国家試験

この試験がオススメな人

  • 実務経験者
  • システム評価のプロフェッショナルを目指す人

システム監査技術者試験とは、システム評価の知識を問う検定です。情報システムの安全性確保のため、評価やフィードバックを行うスキルについて問われます。

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「システム監査技術者試験」

情シスが資格取得するメリットとは

ここでは、情シスが資格取得するメリットを、3点解説します。

未知の分野を学べる

情シス経験の有無に関わらず、資格取得すると未知の分野を学べます。情報系分野の資格は、初級から上級までさまざまなレベルが用意されていることが特徴です。

情シス実務は未経験でも、資格勉強で基礎を学べば業界の理解に役立ちます。情シス経験者なら、資格取得を苦手分野の克服に活かせば実務の助けになるでしょう。

自分の成長度合いを可視化できる

情シスが資格取得すると、自分の成長度合いの可視化にもつながります。情シスとして仕事をするうえで、自分の知識やスキルアップの度合いを確かめる機会はあまりないものです。

現在のレベルに合った資格から挑戦し、少しずつ段階を上げていくことで自身の能力を見える化できます。資格を取るごとに新たな目標が見えてくるので、スキルを高めるモチベーションにもつながるでしょう。

手当が出る企業もある

取得する資格のレベルや企業のシステムによっては、合格後に手当をもらえる場合があります。情シス部員のニーズの高まりから、企業では経験豊富で優れた人材を求める動きが活発です。

難易度の高い国家資格に合格すると、給与に月額5,000円から30,000円ほどのアップが見込める企業もあります。合格時の奨励金を設定している企業も多いので、学習のやる気を高める要因にもなるでしょう。

就職や転職時のレベル証明に活用できる

資格を持っていると、就職や転職時に情シス部員としてのスキルを証明するのに役立ちます。情シスで必要な実務スキルは非常に複雑なため、自身のポテンシャルを端的に表す手段が必要です。資格は個人のスキルを示す重要な指標であり、転職の際に履歴書に記載できる強力な要素となります。

情シス(情報システム)関連資格でキャリアアップを目指そう

情シス関連の資格はさまざまで、自分の能力に合ったものを選んでチャレンジが可能です。資格は自分のスキルの証明であり、取得すると将来のキャリアにもよい影響を及ぼします。自分のレベルに合った情シス関連資格を取得し、転職やキャリアアップを目指しましょう。

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著者画像

株式会社WARC

向井 達也

レバレジーズに入社し、IT領域を中心とした人材紹介事業に従事。その後ベンチャー企業の紹介事業においてグロースフェーズに携わり、2020年WARC入社。現時点でのキャリアやスキルを掘り下げ、潜在的な希望を引き出すキャリアアドバイスを心がける。ベンチャー、スタートアップにおける情報システム部門に強みを持ち、国家資格キャリアコンサルタントを保有。