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経理スキルアップに必須!必要な能力とスキル一覧をご紹介

2023/12/05 更新

経理の仕事に従事している方々の中には、現状でのキャリアに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、経理のスキルアップに欠かせない能力やスキルについてお伝えします。

経理の基本的な業務内容

経理の業務は、日々の資金の動向を管理し、経営判断に必要な財務報告書を作成することです。主な仕事内容は以下の内容になります。

  • 現金出納の管理
  • 売掛金および買掛金の管理
  • 伝票の記入および整理
  • 給与計算
  • 請求書の作成
  • 固定資産および減価償却の管理
  • 決算報告書の作成
  • 税務会計
  • 年末調整
  • 年次決算

経理の仕事は日々、月々、年々とサイクルがあります。それぞれ「日次業務」「月次業務」「年次業務」と呼ばれるケースがほとんどです。経理の業務は多岐にわたり、企業の経理部門は会社経営に不可欠な重要な役割を果たしています。

経理に必要なスキルと人物像が確認できるチェックリスト

経理のキャリアアップには、スキルの向上が重要です。経理に必要なスキルと求められる人物像を示すチェックリストを活用し、現在の位置を正確に把握してみましょう。

実務年数

実務レベル

必要なスキル

求められる人物像

入社3年未満

  • 伝票処理と仕訳入力
  • 仕訳の確認と決算補助
  • 支払処理と売掛・買掛管理
  • 経費精算
  • データ分析と報告書作成
  • 正確な数値理解能力
  • 基本的な会計知識
  • PCスキル(Excelなど)
  • コミュニケーションスキル
  • 基礎業務の確実な実行
  • 仕事に対する責任感
  • チームワークを大切にする
  • 積極的な学びの姿勢

入社3年以上5年未満

  • 月次・年次決算業務
  • 予算管理と予測
  • 税務申告と税務管理
  • 財務分析とレポート作成
  • プロセス改善とシステム導入
  • 高度な会計知識
  • 財務分析能力
  • 税法や規制の理解
  • PCスキル(会計ソフトやExcel)
  • 問題解決能力
  • プロジェクト管理能力
  • リーダーシップ
  • 自己管理能力
  • コミュニケーションスキル
  • 経験を積みながら業務の幅を広げていく
  • 積極的な学習と成長意欲

入社5年以上10年未満

  • 財務戦略と予算計画
  • 経営報告と意思決定支援
  • 内部統制と監査対応・チームマネジメントと指導
  • 法規制や会計基準の理解と遵守
  • 高度な財務分析能力
  • 戦略的思考力
  • リーダーシップ
  • プレゼンテーション能力
  • コミュニケーションスキル
  • マネジメントスキル
  • 情報収集能力
  • 業界や会社のビジネスモデルを理解し、経営者に助言できる
  • 積極的に情報収集をし、ITスキルを活用できる
  • 経営陣と協力しながら、経理部門の発展と会社の成長に貢献する

経理スキルアップのための3つのおすすめ方法

経理のスキルを伸ばすには、どのような方法が適しているでしょうか。この記事では、おすすめの方法を3つ紹介します。

①実務経験を積む

経理のキャリアアップにおいて、実務経験の積み重ねは非常に重要です。経理の仕事は多岐にわたり、実際の業務に携わることで知識を実践的に身につけ、スキルを磨くことができます。また、実務経験を通じてチームでの問題解決やコミュニケーション能力も向上させることも可能です。

経理の実務経験は、会社からの信頼を得るだけでなく、キャリアの成長や昇進にもつながります。経理のスキルアップを目指すなら、実務経験の積み重ねを心掛けましょう。

②資格取得と同時に学びを深める

資格取得と同時に経理の学習を進めることは、スキルアップに効果的です。資格取得によって専門知識を得つつ、実践的な理解も深めることができます。経理に関する資格取得と並行して、実務的な課題に取り組むことも大切です。

経理の知識を広げることで、資格の取得がより実践的に活かせ、経理業務のスキル向上につながります。資格取得と学習を組み合わせることで、総合的なスキルを高めることができるでしょう。

③経理で経験豊かな人の助言を得る

経理でキャリアアップを果たした人からのアドバイスを聞くことは、非常に有益です。彼らの経験や成功に関する話を聞くことで、将来の自分のキャリア像を具体的に考えることができます。

彼らからは経理業務や組織内での成長に関する具体的なアドバイスだけでなく、キャリアの進路や必要なスキルセットについても理解も可能です。また、成功に焦点を当てるだけでなく、困難や失敗についても学ぶことで、自分自身のキャリア戦略の立案やモチベーション向上にも役立つでしょう。経験者からの示唆は、経理のキャリアアップにおいて非常に重要な指針となります。

経理における必要な能力

経理のスキルアップにおいて必要な能力について、5つ解説します。

①数値理解力と正確な計算能力

経理業務では数字を扱うことが中心なので、数値を理解し、正確な計算が必要です。数値理解力は財務データの意味や傾向を理解し、企業の課題や成果を正確に評価するために不可欠です。

正確な計算能力は財務報告書や予算作成において、高い精度で数字を算出するために重要です。誤った計算や数字の誤解は大きな影響を及ぼす可能性があるため、正確な計算能力が求められます。

これらの能力を持つことで、的確な意思決定や予測、戦略策定が可能になり、経理職のスキルアップや組織全体の成果に貢献できます。

②分析力

分析力とは、予算や財務報告書から経済的な傾向や問題点を見つけ出し、解決策を提案する能力です。経理は数値や財務データを分析し、意思決定や戦略策定に寄与します。

具体的な分析力としては以下です。

  • 経理データの分析:業績や財務状況を評価し、問題や機会を把握する
  • 財務レポートや予算の分析:コスト削減や効率改善の機会を見つける
  • 市場動向や競合分析:企業の競争力や市場ポジションを理解する

分析力を身につけることで、経営陣や他部門とのコミュニケーションを円滑にし、戦略的な意思決定を支援できます。経理職にとって不可欠な分析力は、組織全体の成果にも大きく貢献するでしょう。

③情報技術(IT)スキル

現代の経理業務は、会計ソフトウェアやクラウドサービスなどによってデジタル化と自動化が進んでおり、ITスキルは不可欠です。ITスキルを身につけることで、データ管理や財務システムの効率的な活用が可能になります。例えば、会計ソフトウェアやExcelを扱えるようになると、データ分析や報告書作成が簡便になります。ITスキルの向上は業務の効率化と正確性の向上に貢献し、現代のビジネス環境での競争力強化につながります。

④コミュニケーションスキル

経理職では、他部署や上司、顧客と円滑なコミュニケーションが欠かせません。経理の仕事は自己完結ではなく、他者の協力が必要です。予算策定や財務報告書、請求書作成、経費精算など社内外とのコミュニケーションが多くあります。

情報共有、説明、問題解決のために効果的なコミュニケーションが必要です。財務情報を専門外の者にもわかりやすく伝える能力も重要でしょう。円滑なコミュニケーションにより、経理部門の効率性と信頼性が高まります。また、他部署との連携や交渉においても適切なコミュニケーションスキルが欠かせません。経理スキルだけでなく、コミュニケーション能力の向上が経理職のスキルアップとキャリア発展につながります。

⑤法的知識と理解

経理は会計基準や税法などの法的規制に従う必要があります。法律の知識が不可欠な理由は、適切な会計基準と法令順守を確保するためです。特に、会社法、企業会計基準、法人税、財務諸表規則は経理業務における基本的な法的要素になります。

法律に疎いと、不適切な会計基準や漏れなどのリスクが生じます。また、企業の財務報告書や契約書に関与する際にも法的要件を理解し、適切な対応が求められる機会も多いです。法的知識を持つことで、業務の法的妥当性と信頼性を確保し、法的なトラブルやリスクを回避できます。従って、法的知識と理解は経理職のスキルアップに不可欠です。

経理スキルアップに有益な5つの資格

経理のスキルアップには、資格取得が非常に効果的です。資格は経理の知識やスキルを証明する一方、会社内での評価を受けやすくし、転職時にもアピールできます。

①日商簿記

日商簿記は、日本商工会議所と各地の商工会議所が主催する簿記検定で、国内で最も知名度が高い試験です。経理業務に必要な基礎知識やスキルを身につけられます。1級・2級・3級・初級の4つの階級で試験が行われ、会計処理や財務諸表の作成方法、仕訳記入などが問われます。合格することで基本的な簿記の理解を証明し、経理職の信頼性を高めます。経理職のスキルアップやキャリア発展に貢献する資格の一つとされている資格です。

②全経簿記

全経簿記は、全国経理教育協会が主催する簿記検定で、経理事務を目指す人向けの試験です。上級・1級・2級・3級・基礎簿記会計の5つのランクで試験が行われ、難易度は比較的低いとされています。経理職や日商簿記検定の練習をしたい人、ビジネスパーソンが受験するケースが多いです。上級合格者は税理士試験の受験資格を得られるため、税理士志望者も受験するケースがあります。

③FASS

FASS検定は、経済産業省の委託を受けた日本CFO協会が開発し、経理や財務部門で求められるスキルを問う比較的新しい検定試験です。資産・決算・税務・資金の4分野から出題され、合否ではなくA~Eの5段階評価になります。近年は企業から高い信頼を得る検定として注目され、経営幹部を目指す人に自己評価を促す試験として活用されています。

④給与計算実務能力検定試験

給与計算実務能力検定は、内閣府認可の一般財団法人職業技能振興会が認定する民間資格です。この試験では、給与計算の実務スキルが評価され、2つの試験区分、2級と1級が存在します。

給与計算業務に関する基礎知識や法律、労働法令などの理解が求められます。合格することで、年末調整を含む給与計算業務のみならず、社会保険や税務などの関連手続きも遂行できるようになるでしょう。この資格取得は給与計算の精度や法令順守の能力を示すものでもあります。

給与計算実務能力検定試験は、人事部門だけでなく、経理担当者にも実務的なスキルの向上やキャリアの発展に寄与する有益な資格として認知されています。

⑤公認会計士・税理士

公認会計士と税理士は、会計・財務領域における専門的な知識と技能を有する資格です。

公認会計士は企業の財務諸表や監査業務を専門的に行い、会計の専門知識と法律に基づく監査能力が求められます。税理士は、税務申告や税務相談を行う資格であり、税法や経済に関する幅広い知識が必要です。両資格は、専門家としての信頼性を高め、企業や個人に対して財務や税務に関するアドバイスをができるようになります。取得には長期間の学習と準備が必要ですが、公正で信頼性のある会計・税務の専門家としての地位を築ける有力な資格です。

経理がスキルアップした後のキャリアについて

これまで経理のスキルアップに必要なスキルや資格について解説してきました。では、実際に経理がスキルアップした後のキャリアにはどんなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

①経理主任や経営企画などのジェネラリストを目指す

ジェネラリストとは、もともと広範な知識や経験、技能を持った人を指す言葉です。経理のジェネラリストは、特定の分野にとどまらず幅広い知識や技能を持ち合わせた総合的な経理職と認識しておきましょう。

経理業務の会計処理、財務報告、仕訳作成、帳簿管理などの実践的なスキルに加え、財務分析、予算管理、内部統制、税務、資金調達などの分野における知識も重要です。

幅広い経理知識を身につけることで、経理主任や経営企画、経理マネージャーなどのポジションを目指せます。ジェネラリストになるには、継続的な学びと自己啓発を通じて、多岐にわたる業務領域の知識を深め、経験を積むことで能力を高めることができます。

②経理のスペシャリストを目指す

スペシャリストは、特定の分野で高い専門性を持つ人のことを指します。経理のスペシャリストになるためには、会計基準、財務報告基準、税法など法的知識や、財務分析、予算作成、内部統制、リスク管理などの幅広い知識が必要です。

それだけでなく、コミュニケーション能力や情報収集スキル、マネジメントスキルも重要でしょう。

経理のスペシャリストとしてのモデルケースとして、組織内で経験を積み、財務・会計系のコンサルタントとなったり、公認会計士や税理士として独立する道もあります。

③経理から異業種への転職

経理のスキルアップ後、異業種への転職は可能です。なぜなら、経理はどの業界でも基礎的な知識を共通して持っているため、他の職種よりも転職のハードルが低いという理由があります。

異業種への転職は新たな業界や分野での経験を得る機会であり、多彩なキャリアパスや成長の機会を広げることができます。転職する際には、自身のスキルや経験、強みをアピールすることが重要です。

また、異業種の知識やトレンドを学び、柔軟性と学習意欲を持つ姿勢が成功への鍵となります。転職は新たな挑戦と成長の機会を提供し、経理のスキルが異業種で活躍するチャンスを切り開くことができます。

経理スキルを積んでキャリアアップ

経理としてスキルを積み、キャリアアップを目指すには、常に学習意欲を持ち、業務の範囲を広げていくことが重要です。経理知識や会計基準の習得、数値理解能力、ITスキル、コミュニケーションスキルの向上が必要でしょう。

また、経理業務を進める上での法律や規則を知ることも重要です。さらに、資格取得に積極的に取り組むこともスキルアップの方法のひとつです。自己啓発や専門資格の取得、異業種での経験積み重ねなど、日々の努力が自己成長とキャリアアップにつながります。

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株式会社WARC

WARCエージェントマガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARCエージェントマガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。