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2024/08/15 更新

経理職でキャリアアップを目指す人必見!効果的なキャリアプランの立て方

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経理職として働いている中で、「もっとステップアップしたい」「将来の目標が見えない」と感じたことはありませんか。

キャリアアップを目指すなら、明確なキャリアプランを立てることが重要です。しかし、どのようにプランを立てればよいのか悩む方も多いでしょう。

本記事では、経理職の方がキャリアアップするための効果的なキャリアプランの立て方を解説します。自分の目標に合ったプランを立てて、着実にステップアップを目指しましょう。

キャリアプランを立てる重要性と方法

経理職でキャリアアップを目指すためには、明確なキャリアプランを立てることが重要です。キャリアプランは、自分の目標を明確にし、そこに至るまでの道筋を示す羅針盤となります。また、プランを立てることで、モチベーションを維持し、効率的に目標に向かって進めます。キャリアプランを立てる際は、自分の目標を明確にし、必要な資格やスキルを特定することが求められます。

 自分の目標を明確にする

キャリアプランを立てる第一歩は、自分の目標を明確にすることです。たとえば、「管理職を目指す」「特定の分野のスペシャリストになる」といった具体的な目標を設定します。

目標を設定する際は、SMART(Specific:具体的、Measurable:測定可能、Achievable:達成可能、Relevant:関連性がある、Time-bound:期限付き)という基準に沿って設定すると効果的です。明確な目標を持つことで、キャリアの方向性が定まり、モチベーションを高く保てるでしょう。

必要な資格やスキルを特定する

目標を達成するために必要な資格やスキルを特定することが重要です。経理職に役立つ代表的な資格には、日商簿記、米国公認会計士(USCPA)、管理会計士(CMA)などがあります。また、エクセルの高度な使用方法や財務分析スキルなども求められます。

現在のスキルと目標達成に必要なスキルのギャップを分析し、計画的に学習や研修を受けましょう。オンラインコースやセミナー、書籍などを活用し、効率的にスキルを習得することをおすすめします。

代表的な4つのキャリアプラン例

経理職のキャリアアップにはさまざまな道があります。ここでは、以下の代表的な4つのキャリアプランを紹介します。それぞれのプランには特徴やメリットがあり、自分の目標や適性に合ったプランを選ぶことが重要です。

1.同じ職場内での昇進

現在の職場で昇進を目指す場合、まずは自分の業績と改善点を冷静に評価することが重要です。上司からのフィードバックを積極的に求め、それを業務に活かしていきましょう。リーダーシップ、プロジェクト管理、財務分析など、昇進に必要なスキルを特定し、社内外の研修やセミナーに参加して能力向上を図ります。

また、社内でのネットワーキングも欠かせません。上司や同僚との信頼関係を築き、メンターを見つけることで、キャリアアップへの道が開けてきます。昇進に向けての明確な目標を設定し、それを達成するための具体的なアクションプランを立てましょう。

2.中小企業での経験を積んで大企業へ転職

中小企業での勤務経験は、大企業へのキャリアアップに大きく役立ちます。中小企業では、限られた人員で多岐にわたる業務をこなす必要があるため、幅広いスキルと知識を身につけられます。

また、中小企業特有の柔軟性や機動力、リーダーシップは、大企業でも通用する強みとなります。転職活動では、中小企業で培ったスキルや経験を的確にアピールすることが肝心です。履歴書や職務経歴書の書き方、面接での自己PRを工夫し、自分の強みを存分にアピールしましょう。転職先の大企業について徹底的にリサーチし、その企業文化や求められるスキルを理解することも重要です。

3.会計事務所などで独立・開業

会計事務所などでの経験を活かして独立・開業する際は、周到な準備が求められます。まずは、独立後のビジネスプランを綿密に作成しましょう。提供するサービス内容、ターゲット顧客、収支計画などを明確にします。必要な資金を調達し、開業に必要なライセンスや許可を取得することも欠かせません。税理士や公認会計士などの専門資格を取得することで、独立後の信頼獲得に役立ちます。

開業後は、クライアント獲得に注力します。自分の強みを活かしたマーケティング戦略を立て、潜在顧客にアプローチしましょう。ホームページやSNSを活用した情報発信、ネットワーキングイベントへの参加など、積極的な営業活動が求められます。

4.外資系企業への転職

外資系企業でのキャリアアップを目指す場合、高度な語学力とグローバルな視点が不可欠です。とくに、ビジネスレベルの英語力は必須条件となります。TOEICなどの語学試験で高スコアを獲得するだけでなく、実践的なコミュニケーション能力を磨く必要があります。英会話スクールに通ったり、オンライン英会話を活用したりして、日常的に英語に触れる環境を作りましょう。

また、国際会計基準(IFRS)の理解や、多文化環境でのコミュニケーション能力も重要視されます。外資系企業への転職活動では、求められるスキルや経験を的確にアピールすることが鍵を握ります。英文履歴書の作成や、外資系企業特有の面接対策にも力を入れましょう。

キャリアプラン設計の注意点

経理職のキャリアプランを設計する際には、いくつかの重要な点に注意が必要です。ここでは、キャリアプラン設計の注意点について詳しく解説します。

ヒューマンスキルを磨く

経理職でキャリアアップを目指す上で、ヒューマンスキルは非常に重要です。コミュニケーション能力やチームワーク、問題解決力などは、専門知識と並んで不可欠とされています。これらのスキルを磨くためには、アクティブリスニングや明確なプレゼンテーション技術を学ぶことが効果的です。

また、グループプロジェクトへの参加やリーダーシップ研修を通じて、チームでの協力やリーダーシップ能力を高められます。さらに、問題解決能力を向上させるには、ケーススタディやロールプレイングが有効です。

必要な資格やスキルの取得

経理職でのキャリアアップには、適切な資格やスキルの取得が欠かせません。日商簿記や米国公認会計士(USCPA)、管理会計士(CMA)などの資格は、専門性を示すために重要です。自分のキャリアプランに必要なスキルを特定し、それらを習得するための学習リソースを活用しましょう。オンラインコースや書籍、セミナーなどを通じて、効率的に学習を進められます。

また、継続的にスキルを磨くことが大切です。自己成長を怠らず、常に学び続ける姿勢が、キャリアアップへの道を開きます。

外資系であれば英語は必須

外資系企業でのキャリアを目指す場合、英語力は必須のスキルとなります。会議やレポート作成、クライアント対応など、さまざまな場面で英語を使いこなす必要があります。英語力を向上させるには、英会話スクールやオンライン学習プラットフォーム、語学アプリなどの学習リソースを活用するのが効果的です。

また、英語でのプレゼンテーションや国際プロジェクトへの参加など、実践的な機会を増やすことも重要です。TOEICやTOEFLなどの英語試験に備えて、戦略的に学習を進めましょう。日常的に英語に触れる習慣を身につけることで、英語力を維持・向上させられます。

資格取得だけに偏らず実務経験を磨くことに注力する

資格取得は経理職のキャリアアップに役立ちますが、それだけに頼るのは賢明ではありません。実務経験を積むことも、スキルを磨く上で非常に重要です。異動やプロジェクトへの参加、ボランティアなどを通じて、さまざまな経験を積めます。

日常業務の中でも、フィードバックを活用したり、自己評価を行ったりすることで、スキルを向上させられるでしょう。実務経験を通じてキャリアを成長させるためには、自己成長を継続するための計画を立てることが大切です。資格取得と実務経験のバランスを取りながら、効率的にキャリアプランを実行していきましょう。

経理職のキャリアアップの実例

経理職のキャリアアップにはさまざまな道筋があります。ここでは、中小企業から大企業への転職、会計事務所での独立・開業という2つの実例を紹介します。それぞれの実例から、キャリアアップに必要なスキルや戦略を学べるでしょう。

中小企業での経験を積んだ後、大企業へ転職する実例

B氏は、40代で初めての転職に挑戦し、中小企業で培った幅広い業務経験と柔軟性を武器に、大企業への転職を成功させました。自己分析や市場調査を行い、転職活動では履歴書や面接対策に力を入れました。

その結果、転職後の年収は160万円アップしています。自分の市場価値を再評価することで、キャリアアップを実現しました。

この実例は、これから大企業への転職を考えている方にとって好例となるでしょう。

会計事務所などでの独立・開業の実例

C氏は、大手監査法人での経験を経て、税務会計に強い会計系コンサルティングファームを独立開業しています。IPOや企業再生など、さまざまな実務経験を積んだ後、10年の勤務を経て独立開業を果たしました。

独立に必要な資格やスキルを着実に習得し、マーケティングやリスクマネジメントにも注力しています。

この実例は、仕事とプライベートのバランスを大切にしながら、自分のペースで理想のキャリアを実現させた好例です。

面接対策と回答例

経理職の面接では、自分のキャリアプランを明確に伝えることが重要です。キャリアプランを効果的に伝えることで、目標志向や会社への貢献意欲をアピールできます。ここでは、管理職とスペシャリストを目指す場合の回答例を紹介します。

面接でのキャリアプランの伝え方

面接でキャリアプランを伝える際は、現在の状況、3年後、5年後、10年後の目標を明確に述べることが大切です。自分の強みや過去の実績を交えながら、具体的なビジョンを示しましょう。

たとえば、「現在の業務で培ったスキルを活かし、3年後には部署のリーダーとして貢献したいです。5年後には部門全体の管理職として、組織の発展に尽力したいと考えています。」というように、段階的な目標を伝えることで、自分の成長意欲をアピールできます。

管理職を目指す場合の回答例

管理職を目指す場合、リーダーシップや部下育成の能力が求められます。面接では、以下のような回答例が効果的です。

「私は現在の職務で3年間、経理の基本業務から決算書の作成や納税申告など、幅広い経験を積んできました。将来的には、経理の本質をより深く理解しながら成長し、3年後には新人の育成に関われるようになりたいです。また、5年後には部署の進捗管理や他の部署との調整もスムーズに行えるようなリーダーとして成長したいと思っています。経理部門全体を統括し、貢献できる存在として活躍することが目標です。」

スペシャリストを目指す場合の回答例

スペシャリストを目指す場合は、専門的な知識やスキルの習得が重要です。面接での回答例は次のようになります。

「私はこれまで2年間の経理業務の経験を活かし、3年後には経理の日常業務をミスなく行えるプロフェッショナルを目指しています。さらに、5年後には実務経験を通じて問題点や異常に気付ける能力を身につけ、イレギュラーな案件にも柔軟に対処できるように成長したいです。自身の専門知識と経験を活かし、組織に貢献するスペシャリストとしての地位を築くことを目標としています。」

その他のキャリアプラン

経理職でのキャリアアップを目指す際、ITスキルや国際的な会計知識を身につけることで、より幅広い選択肢が広がります。ここでは、ITに強い経理職と外資系企業に強い経理職を目指す場合のキャリアプランを紹介します。

ITに強い経理職を目指す場合のプラン

デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展やペーパーレス化の必要性から、経理職におけるITスキルの重要性が高まっています。3年後までに、経理の基本業務をミスなくこなしながら、会計ソフトの利用や基本的なプログラミングスキルを身につけることを目指しましょう。

5年後には、実務経験を活かして経理システムの改善に取り組み、ERPシステムの導入やデータ分析スキルを向上させることで、業務の効率化に貢献できるようになることを目標とします。自身の経験とITの知識を組み合わせて、経理業務の効率化と現代化に貢献することを目指します。

外資系企業に強い経理職を目指す場合のプラン

グローバル社会では、国際的な会計基準の理解が不可欠です。外資系企業で経理職として活躍するには、米国公認会計士(USCPA)などの資格取得が有利になります。3年後までに、日本国内での経理業務をミスなく遂行しながら、国際会計基準(IFRS)や米国会計基準(GAAP)について学ぶことを目指しましょう。

5年後には、外資系企業でのインターンシップや海外赴任の機会を活用し、実務経験を積むことを目標とします。自身の国際的な知識と経験を活かし、グローバルなビジネス環境で経理業務に貢献することを目指します。

経理職のキャリアアップを目指すならプロに相談しよう

本記事では、経理職でのキャリアアップを目指すための効果的なキャリアプランの立て方について解説しました。

自分の目標を明確にし、必要な資格やスキルを特定することが重要です。同じ職場内での昇進、中小企業から大企業への転職、会計事務所での独立・開業、外資系企業への転職など、さまざまなキャリアプランがあります。

ヒューマンスキルや実務経験を磨き、ITや国際的な会計知識を身につけることで、専門性の高い経理職として活躍できるでしょう。キャリアアップを目指すなら、経験豊富なキャリアコンサルタントに相談し、自分に合ったプランを立てることをおすすめします。

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WARCエージェントマガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARCエージェントマガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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