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経理専門転職エージェントの選び方|8つのポイントを紹介

2023/12/05 更新

経理部門は通常、他の部門よりも人数が少ないため、経理専門の人材を見つけることが難しいでしょう。

この記事では、経理専門の転職エージェントに焦点を当て、サービスの特徴について詳しく説明します。この記事を読むことで、経理専門の人材採用のポイントを理解し、適切な転職エージェントを選ぶヒントになります。参考にしてください。

経理部門の求人を出す前に実施すべき3つの段階

経理部門のスタッフが退職したり、人手不足になった場合、ただすぐに求人を出すことが効果的であるとは限りません。経理部門は高度な専門知識が必要なため、採用するべきスキルや業務内容など、求人を公開する前に確認すべきことがあります。

以下では、3つのステップに分けて、確認すべきポイントを説明します。

ステップ①採用者に割り当てるべき業務を明確にする

経理の職務は多岐にわたりますが、まず、新しい採用者にどのような業務を担当させたいのかを明確にしておくことが大切です。

たとえば、全般的な経理業務と管理業務を行うスタッフを求める場合と、専門職として特定の業務に焦点を当てるスタッフを求める場合では、採用の基準が異なります。どの業務を担当させるかを明確にしないと、どのようなスキルを持つ候補者にアプローチすべきか、採用の基準が不透明になってしまうからです。

逆に、求職者自身にも、どの業務を期待しているかが不明確であれば、求職活動において疑念が生じる可能性があるので、業務内容は明確にしておきましょう。

ステップ②求める人物像とスキルを具体化する

経理は企業の財務を取り仕切る重要な部門であり、候補者の経歴やスキルだけでなく、その個人の価値観や人間性も重要な要素です。そのため、採用の基準を明確にし、求める人物像やスキルを詳細に言語化することが不可欠になります。

具体化することで、採用の基準が透明になり、面接官や経営陣の異なる評価基準による不公平な採用判断を避けられます。さらに、具体化することで、社内だけでなく求職者も採用基準を理解しやすくなり、採用後の適合度の問題を未然に防ぐ効果も期待できます。

ステップ③すべてを総合的に考慮して採用条件を設定する

ステップ①とステップ②での情報を総合考慮し、最終的な採用条件を決定します。仕事に応じて、必要な資格やスキルのレベルを具体的に設定することが重要です。経理の職種には、日商簿記3級から公認会計士のような高度な資格までさまざまなものがありますが、求める条件は具体的な仕事に合わせて設定しましょう。

また、中途採用の場合、実務経験も必要です。業務が比較的単純な場合には、多くの実務経験を求めないかもしれませんが、履歴書だけでは判断しきれない場合もあるため、どれだけの実務経験が必要かを明確にするようにしてください。

したがって、求める業務内容を具体的にし、必要な資格やスキルを明示し、採用条件を設定が大切な3ステップです。

総合型と特化型の転職エージェントの異なる点

転職エージェントは主に「総合型」と「特化型」の2つのタイプに分かれます。

総合型エージェントは、さまざまな業種や職種に関する求人情報を提供するエージェントです。たとえば、パソナキャリアやリクルートエージェントなどが総合型のエージェントの代表例でしょう。

特化型エージェントは、特定の分野や業界に特化した求人情報を提供するエージェントです。これには、医療やITなど、特定の業界に特化した「業界特化型」エージェントや、外資系企業に焦点を当てたエージェントが含まれます。

総合型エージェントの利点は、何よりも「多くの求人情報が揃っていること」です。広範な業種や職種をカバーしており、大手から中小企業まで多岐にわたる求人情報を提供している点が魅力的であり、多くの求職者に利用されています。

経理専門の人材確保に役立つ転職エージェント7選

経理専門の人材を確保するのに役立つ転職エージェントをご紹介しましょう。

前述の通り、転職エージェントには特化型と総合型の2つのタイプがあります。今回は特化型と総合型の転職エージェントを紹介するので、参考にしてください。

【総合型】WARC AGENT

WARC AGENTはハイクラス層のベンチャー転職に特化した総合型転職エージェントです。彼らのビジョンは「人材紹介の『負』の解消を目指す新しい転職エージェント」で、そのビジョンに基づいて人材紹介事業を展開しています。

2018年に事業を開始したばかりの新しいエージェントですが、転職後の平均年収が800万円を超えるなど、ハイクラスの転職における実績が右肩上がりに伸びています。彼らは1,000社以上の求人企業と提携しており、600人以上の転職支援実績もあり、非常に人気の会社です。

WARC AGENTは特にベンチャー企業の求人に焦点を当てており、経営管理部門、情報システム、ビジネス全般の職種をサポートしています。

  • 公開求人:非公開
  • 非公開求人:非公開

参考:WARC AGENT

【総合型】パソナキャリア

パソナキャリアはパソナグループの総合型エージェントで、「ハイクラス転職エージェントサービス」を提供しています。 取引実績企業は30,000社以上あり、求人件数は60,000件以上で、これは総合型ならではの実績です。

求人の約半数が年収800万以上のハイクラス求人であり、年収アップ率も61.7%となっています。 具体的な紹介実績がある企業には、トヨタ自動車株式会社、株式会社NTTデータ、富士通株式会社、ソニー株式会社などの大手企業ばかりです。

ハイクラス求人の転職に特化した業界専任のコンサルタントが、親身になってキャリアカウンセリングを行ってくれるのが盗聴でしょう

  • 公開求人:約40%
  • 非公開求人:約60%
  • 求人件数:60,000件以上

参考:パソナキャリア

【総合型】リクルートエージェント

リクルートエージェントは総合型の転職エージェントで、名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。 業界最大手のエージェントであり、転職成功実績No.1、採用決定数No.1を誇っています。

正社員転職者における転職サイト会員登録率もNo.1であり、多くの利用者がいるため、求人を見てもらえる可能性が高いです。

総合型なので、官公庁から商社、医療・医薬品業界、IT業界、マスコミなど、幅広い業界の求人情報を取り扱っています。

また、職種も多岐にわたって紹介されていますが、「事務系(経理・総務・人事)」「営業・販売」など、職種を特定して検索することもできるため、経理専門の人材を確保しやすい環境と言えます。

  • 公開求人:414,067件
  • 非公開求人:約305,702以上

参考:リクルートエージェント

【総合型】doda

dodaは業界最大クラスの総合型転職エージェントで、リクルートエージェントに次ぐ存在です。業界最大級の案件数を抱え、業界別での検索が可能であり、企画管理(経理・財務・会計・内部統制)においても条件検索ができます。

また、「エージェントサービス」「dodaX」に登録すると、公開求人だけでなく非公開求人も閲覧可能です。

企業がdodaで人材紹介サービスを利用する場合、初期費用は0円から利用できます。完全成功報酬型なので、採用が決定してから初めて費用が発生し、無駄なコストがかかりません。

多岐にわたる業種や職種の人材が登録しているため、高度な専門性を持つ求人ニーズにも対応可能なのがうれしいポイントです。

  • 公開求人:200,895件
  • 非公開求人:100,000件以上

参考:doda

【特化型】BEET AGENT

BEET AGENTは、管理部門やバックオフィス系の職種に特化した転職エージェントです。求人数は他の総合型エージェントやハイクラス転職サイトよりも少ないですが、人材の強みや志向性を考慮して、条件に合った求人を提案しています。

管理部門の採用は経験者でないと理解できない部分も多く、業務経験の範囲やスキルが曖昧になりがちです。しかし、実務を熟知しているアドバイザーにより、ミスマッチのない採用を実現しています。

また、上場企業からベンチャー企業の経理まで広く対応し、リモートワーク求人にも対応しているのが特徴です。

  • 公開求人:非公開
  • 非公開求人:非公開

参考:BEET AGENT

【その他】マイナビエージェント

マイナビエージェントは、マイナビが運営する転職支援エージェントであり、業界専任のキャリアアドバイザーによるサポートが受けられます。求人票には載っていない具体的な企業情報を知ることができ、企業の人事担当者とのやり取りもアドバイザーがサポートしてくれます。

魅力的な点は、転職回数や年齢に合わせたサポートが得られることであり、転職に不安がある方や初めて転職を考えている方におすすめです。

参考:マイナビエージェント

【その他】JACリクルートメント

人事・総務・労務の求人を幅広く提供しており、30〜50代の方の転職成功実績が豊富なエージェントです。特にハイクラス・ミドルクラスの方に焦点を当てた転職サポートを行っており、コンサルタントが書類添削や面接対策、内定獲得のための具体的なアドバイスなどを提供しています。

グローバル転職の支援にも強みがあり、海外での活躍やグローバルな仕事に興味をお持ちの方におすすめです。

参考:JACリクルートメント

【その他】LHH転職エージェント

大手人材企業の特長である豊富な求人数が魅力のエージェントです。国内有数の大手企業から外資、グローバル企業まで、多岐にわたる企業のご紹介できます。コンサルタントは企業と求職者の双方を担当する「360度式の一気通貫型コンサルティングサービス」を提供しており、お互いにとって最適なマッチングを実現します。

キャリアアップを目指したい方や自身の経験を最大限に活かしたい方におすすめのエージェントです。

参考:LHH転職エージェント

経理採用成功のための4つのポイント

経理の採用を成功させるための4つのポイントをご紹介します。

経理部門は一般的に小規模で、経験者の数が限られており、その専門性から一度採用された人が長期間勤務する傾向があり、転職市場において人材がなかなか流動しない実情があります。

こうした状況において、経理の人材を効果的に採用するためのアプローチを以下に示します。

①独自の魅力をアピールする

経理職は転職の頻度が比較的低い傾向がありますが、それでも転職を検討する人は自らの現職に不安や不満を抱えている可能性があります。他社との差別化を図りつつ、自社の魅力を的確に伝えることで、応募者にとっての転職メリットを感じさせることが重要です。現在の状況においては、テレワークの実施やフレックスタイム、時短制度などが特に魅力的なポイントとなります。また、資格取得支援や福利厚生の整備も有益です。

魅力をアピールする際には他社の条件と比較し、相場との適切なバランスを考慮するようにしましょう。

②業務範囲や求める人物像を明確に伝える

仕事の内容や期待する人物像を明確に伝えることが必要です。特に業務範囲や具体的な業務内容は、求人情報や面接時に明確にしておきましょう。必要なスキルがある場合は、明示的に条件に記載するもの効果的です。

たとえば、経理職であっても、一部総務や庶務の業務も兼務してほしいといった場合があります。そのようなケースでは、経理の専門性を生かしたいと考える人材をターゲットにして採用しないと、ミスマッチが生じる可能性があります。業務範囲とともに、求める人物像もはっきりさせることが重要です。

応募者の希望と企業が求める役割が一致しなければ、最終的にはうまくいかないでしょう。多くの応募者を引きつけるよりも、必要な人材に的確にアプローチし、企業の求める人材を確保することが最優先事項です。

③応募者の特長を確認する

企業にふさわしい人材かどうかを判断するために、採用プロセスで注視すべきポイントがいくつかあります。

過去の業務経験やスキルはもちろん大切ですが、経理の職務は専門性が求められることが多く、それが企業が期待する水準に合致しているかを見極めることが必要です。前職の企業のスケールや業態が類似しているほど業務内容も近しい可能性が高まります。また、保有している資格も確認しておきましょう。経理における知識やスキルを客観的に評価できるのが資格です。

経理はバックオフィスとされることが一般的ですが、同時にコミュニケーション能力も必要な職種でもあります。他部署との円滑な連携が求められ、人員の変動が少ないため、既存メンバーとのコミュニケーションスキルがあるかも判断してください。

④転職エージェントを活用する

経理は高度な専門性を要するため、経験者が少ないという現実があります。企業だけで適切な人材を見つけるのは時間がかかる可能性が高いです。

優れた人材を迅速に獲得するには、転職エージェントを活用することが効果的でしょう。求める人材の条件を伝えれば、エージェントは自社データベースからマッチする人材を提案してくれます。

転職エージェントを利用する際には、企業が求める理想の人物像・応募者に期待される業務経験やスキル・必要とされる資格などを明確にしておきましょう。また、社内での評価基準を統一しておくことも重要です。

転職エージェントは経理の人材調達において発生する課題や、最適な人材の定義について助言してくれます。求職者や採用企業と幅広く連携しているため、経理の人材調達に関する情報も提供できますので、活用しない手はありません。

転職エージェントを利用して、経理の採用成功へ

経理の採用には転職エージェントがおすすめです。経理は高度な専門性が求められ、経験者が少ない職種の一つのため、効率的に優秀な人材を獲得するためには、転職サイトや人材紹介会社を活用するのがようでしょう。

経理・財務などの管理部門に特化した転職サイトは多いです。20代から30代の管理部門経験者が多数登録しているため「即戦力を求めている」「求人に対して手厚いサポートが欲しい」などの要望をお持ちの採用担当者は、まずは転職エージェントに相談してみましょう。

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株式会社WARC

WARCエージェントマガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARCエージェントマガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。