情シスの自己PRがすぐ書ける例文12選｜未経験・経験者＆“刺さる”アピールポイント解説

無料カウンセリングはこちら

LINEからお気軽に無料相談もできます！ご自身の転職市場価値を確認しましょう。

「情シスの自己PR、何を書けば伝わるのだろう」面接や書類選考で評価されるポイントを知りたい方は多いのではないでしょうか。情シスは、社内のITを支える重要な仕事だからこそ、どのような人物が求められ、どう経験をアピールすべきか迷うものです。

そこでこの記事では、情シスの自己PRの例文を紹介します。作成のためのステップやアピールポイントも解説。今日から自信を持ってアピールできるよう、一緒に整えていきましょう。

情シスに求められる人物像

まずは、情シスに求められる人物像を確認していきましょう。情シスでは、「技術が分かる人」よりも「困ったときに頼れる人」が活躍します。技術力だけに偏らず、現場目線でサポートし続けられる姿勢が重要です。

主な業務内容と他IT職種との違い

情シスの仕事は、社内の「ITなんでも相談窓口」と表現されることが多いです。PCやアカウントの設定、ネットワーク環境の整備、業務システムの運用サポートなど、社員がITを問題なく使えるよう支える役割が中心。現場の近くで社員から直接「助けて」が届くため、スピード感のある対応が求められます。

一方、開発エンジニアは新しいシステムをつくる役目、インフラエンジニアはネットワークやサーバーを深く専門的に支える役割です。情シスはそれらの専門部署と連携しながら、利用者の困りごとを整理し、解決へ導く橋渡し役といえるでしょう。だからこそ技術の知識に加えて、人の話を丁寧に聞き、状況を把握する力が欠かせません。

求められるスキル

情シスで評価されるのは、「基本的な技術×高い人間力」で課題をきちんと解決する力です。技術面では、OS設定やネットワークの基礎、Microsoft 365などクラウドツールの操作経験が必要でしょう。ただし、現場対応が多い情シスでは、技術よりも伝え方が重要です。専門用語を使わずに説明したり、相手の要望を整理したりするコミュニケーション力が問われます。

また、原因を切り分けて改善策につなげる「課題解決力」も大きな強みです。たとえば、「問い合わせが多い業務をマニュアル化して負担を削減した」「再発防止のためにルールを整えた」など、行動と成果を結びつけて話せると自己PRでも魅力が伝わります。未経験者の場合はサポート経験や調整力も十分アピール材料になるでしょう。

最新ニーズと業界の変化

最近の情シスは、単なる「トラブル対応係」ではなく、会社のデジタル化（DX）を進める重要な役割として注目されています。クラウドサービスの導入や、リモートワーク環境の整備など、業務の変化を支える中心的存在です。

また、サイバー攻撃や情報漏えいのリスクが高まる中で、セキュリティ強化も欠かせません。アクセス権限の管理や多要素認証の導入など、仕組み面から会社を守る役割が求められています。

こうした変化に応じて、「最新のツールに自ら触れて改善提案できる人」「セキュリティ意識が高い人」が高く評価される傾向です。未経験でも、IT資格の勉強や業務改善経験があれば、学ぶ意欲や未来の伸びしろとして採用側に好印象を与えられます。

情シスの自己PR作成ステップ5つ

「なんとなく強みを書いたけれど伝わらない」という悩みは、正しい手順で作れば解決できます。情シス採用で刺さるPRは、次の5ステップで整理するのがおすすめです。詳しくみていきましょう。

キャリア・スキル棚卸し（業務/実績/得意分野）

自己PRの土台は「これまでの経験を細かく言語化すること」です。情シスでは、ちょっとした改善や気配りも評価につながるため、些細に思えることも漏らさず整理します。

棚卸しのポイントは以下の3つです。

• 業務：担当した仕事内容を具体的に（例：ヘルプデスク50件/月対応）
• 実績：成果や改善につながった事例を優先（例：問い合わせ対応の平均時間を30％短縮）
• 得意分野：周りから頼られたこと、評価されたことを深掘り
  

未経験者は「前職でITに近い業務はないか」「ユーザーサポート要素はないか」を探すと、情シスで活かせる強みが見つかります。棚卸しが具体的なほど、PRの説得力が一気に増すでしょう。

アピールポイント発見術（成果・行動・姿勢）

自己PRは「できること」よりも「どう貢献できるか」を伝えることが重要です。そのためには、成果だけでなく、成果までのプロセスや姿勢を一緒に示します。

発見のコツは以下のフレームに沿って考えることです。

• 成果：どのような良い結果を出したか
• 行動：その結果のために何をしたか
• 姿勢：その時どんな想い、工夫があったか
  

たとえば同じ「問い合わせ対応を減らした」という成果でも、手順書の作成・原因分析・社員ヒアリングなど行動が分かると、あなたの強みが具体的に伝わります。「自分の経験は普通」と思っていても、プロセスまで掘り下げると、唯一無二のアピール材料になるでしょう。

数値や具体的エピソードの盛り込み方

情シスの評価軸は「業務効率がどれだけ上がったか」「どれだけ困りごとを減らせたか」です。だからこそ、数値で語ると採用側のイメージがクリアになります。具体例としては以下のとおりです。

• 月◯件の問い合わせを対応
• ◯％の時間削減につながった改善提案
• 社内◯名が利用するツールの導入を主担当
• PCセットアップ◯台を一人で完了
  
  

また、数字が出せない場合は状況を詳細に描写すれば伝わります。採用担当者は「業務の現場感がある人」を求めるため、エピソードの背景・課題・行動・結果をセットで書くことが成功のカギです。

未経験者向け差別化のコツ

未経験だからこそ、「その職種を選んだ理由」と「前職経験の活かし方」をセットで語ると差がつきます。情シスは利用者に寄り添う仕事なので、接客・サポート・調整業務の経験は大きな武器です。

• 聞き役になれる（傾聴力）
• わかりやすく説明できる（翻訳力）
• 業務改善の視点を持っている（前向きな姿勢）
• ITへの学習意欲が高い（資格・勉強の実績）
  

入社後すぐ活躍できる人よりも、伸び続ける人が欲しいという企業は多いため、学んだことを職場で試した経験や資格勉強を習慣化しているなどの行動を示すと信頼されるでしょう。

第三者視点での見直し・添削アドバイス

自己PRが書けたら、一度客観的に読み返してみましょう。なぜなら、自分では「伝わっている」と思っていても、初めて読む採用担当者には意外と伝わらないことが多いからです。

チェックするときのポイントは以下のとおりです。

• 一文が長すぎないか
• 専門用語を使いすぎていないか
• 行動と成果がつながっているか
• 企業が求める人物像と一致しているか
  
  

可能なら、転職エージェントやIT業界経験者に添削を依頼すると、より実践的な助言が得られます。客観的な視点で磨き込むほど、自己PRは「読みたくなる文章」に変わるでしょう。

情シス 自己PR 例文集12選＆パターン別解説

未経験でも経験者でも、刺さる自己PRには共通点があります。「成果」「行動」「貢献」を一緒に語ること。そして採用側がイメージしやすい文章であるほど通過率が上がるでしょう。ここではパターン別に、すぐ使える例文を紹介します。

経験者向け自己PR例文（導入・運用・改善・リーダー経験）

経験者は「業務範囲」と「改善実績」をセットで示しましょう。導入・運用・保守のどれを担当したか、数字や成果を交えて伝えるのが効果的です。

例文①｜SaaS導入・運用改善

現職では、営業部門向けSaaSツールの導入を主担当として進めてきました。事前に各チームへヒアリングを行い、要望を反映した運用設計と教育資料を整備。導入後も利用ログを分析しながら機能説明資料を更新した結果、運用定着率が大幅に向上し、問い合わせ件数も30％削減できました。導入後のフォローまで含めて改善を継続できる点が強みです。今後もユーザー視点で活用促進に取り組み、ITで事業成長に貢献していきたいと考えています。

例文②｜ヘルプデスク効率化

社内問い合わせを1日40件以上対応する中で、同じ質問の繰り返しに課題を感じ、対応履歴の整理とナレッジ化に取り組みました。具体的には、頻出トラブルごとに手順書を作成し、チーム全員が共有できる仕組みを構築。属人化していた業務を標準化できたことで、対応スピードが上がり、残業時間の削減にもつながりました。改善策を周囲と共有しながら業務全体を良くしていく姿勢を、貴社の情シスでも活かしたいと考えています。

例文③｜小規模チームリード経験

入社4年目からPCセットアップ作業のリーダーを任され、新入社員の台数増加による繁忙期の遅延が課題となっていました。そこで、作業工程の見直しと手順の統一を行い、メンバーに業務を分担。加えて、チェックリストを導入して品質を安定させた結果、納期遅延ゼロを実現し、セットアップ工数を20％削減できました。現場状況を把握した上で改善策を推進するリーダーシップは、貴社でも活かせると考えています。

未経験・キャリアチェンジ向け例文

未経験者は「なぜ情シスを選んだか」「前職スキルの転用」をしっかり示すことが差別化につながります。

例文①｜サポート職からの転職

前職では、月50件以上の業務相談に対応する社内サポートを担当していました。相手の状況を丁寧に聞き取り、より良い方法を一緒に探す姿勢で信頼を得てきました。ITを活用して解決できる場面も多く、自ら学んだ知識をもとに改善提案を行った経験もあります。社員の困りごとに寄り添いながら、最適な解決策を提供できる力を情シスで活かし、社内の「働きやすさ」に貢献していきたいと考えています。

例文②｜業務改善経験を活かす

日々のエクセル集計作業に課題を感じ、VBAを独学して自動化に取り組みました。作業時間を40％削減でき、チームから高い評価を得ています。ITで業務が効率化されることに大きなやりがいを感じ、より幅広い領域で改善に関わりたいと思うようになりました。未経験ではありますが、学んだ知識を実践に落とし込みながら成長していく姿勢を、情シスの仕事に活かしたいと考えています。

例文③｜学習意欲アピール

情シスへの転職を目指し、基本情報技術者の学習やLinuxの基礎操作を継続しています。社内設備の設定やトラブル原因の切り分けなど、実務に必要な知識を習得中です。元々サポート業務が好きで、困っている人を助けることにやりがいを感じています。学んだことを職場で試しながら成長し、ITの力で働きやすい環境づくりに貢献していきたいと考えています。

強み別自己PR例文（論理思考・コミュ力・サポート力・好奇心）

自己PRには「性格・姿勢」で差がつきます。「強み → 根拠となる行動・実例 → 情シスでの活かし方」の順で語ると説得力が増します。

例文①｜論理的思考

トラブル対応では、状況を整理しながら原因を一つずつ切り分けることを徹底しています。背景や使用環境を確認し、再発を防ぐ仕組みにまで考えを広げることで、問い合わせの根本解決につなげてきました。課題を論理的に捉え、実行するだけでなく継続的な改善まで意識できる点が強みです。情シスの仕事でも、業務上のボトルネックを見つけ、改善提案を行う役割として貢献したいと考えています。

例文②｜コミュニケーション力

非IT部門の方にも分かりやすく伝えるため、専門用語は使わず、操作の意図から丁寧に説明することを心がけています。部署ごとに業務が違うことを理解し、相手に合わせた言い方を選ぶことでスムーズなトラブル解決につながりました。社内と開発側の橋渡し役を担うことが多い情シスで、コミュニケーション力は大きな武器になると考えています。

例文③｜好奇心・学習意欲

新しいツールに触れながら特徴を把握したり、便利な使い方を調べて共有したりすることが好きです。情報収集を習慣化しており、ソフトのアップデート内容や新機能も積極的に試しています。DX推進が進む中で、変化を楽しみながら社内への展開をリードできる人材として貢献したいと考えています。

自己PRでやりがちなNG例＆その改善ポイント

よくある失敗は「抽象的で、成果が見えない自己PR」。「誰が・何に困っていて・どう解決したか」を明確にして作成しなおしましょう。

NG→改善例

 NG：人を助けるのが得意です。
→社内の困りごとを聞き取り、資料作成手順を整えたことで問い合わせ件数を25％削減しました。

曖昧な技術アピール→改善例

NG：PCには詳しい方です。
→PCセットアップ50台の対応経験があり、初期設定からユーザー登録まで一人で完結できます。

姿勢だけのアピール→改善例

NG：積極的に勉強しています。
→Microsoft 365の操作研修を自主開催し、利用者の操作定着に貢献しました。

情シス採用担当が評価する“刺さる”自己PRの条件

自己PRは、書いた人が伝えたいことではなく、採用側が知りたいことを意識することが重要です。評価ポイントを押さえるだけで、同じ経験でも伝わり方が大きく変わります。

現場で喜ばれる経験・エピソードとは

採用担当が注目するのは「社員の困りごとを解決した経験」です。情シスは直接ユーザーと向き合う機会が多いため、派手な実績よりも「誰を、どう助けたのか」が重要になります。

問い合わせ頻発の原因を分析し、手順書を整備してトラブルを減らしたり、新システム導入時に社員の不安を解消しながら定着を支援したりといった取り組みは、強い評価につながるでしょう。業務範囲の広い情シスでは、小さな改善の積み重ねが会社全体の生産性に直結します。自己PRでは「背景 → 行動 → 改善効果」の流れで整理し、現場の仕事を支えたエピソードとして伝えることが、採用側に最も響くアピールになるでしょう。

伝え方で差がつく自己PR

同じ経験でも「伝え方」で評価が大きく変わります。採用担当者は、あなたがどのように課題をとらえ、どう行動し、どのような成果につなげたのかを知りたいのです。そのため、自己PRでは抽象的な表現を避け、定量的（◯％削減、◯件対応など）または具体的に伝えましょう。

また、改善が一時的ではなく、再発防止や運用支援まで含めて取り組んだことを伝えると、実務で活躍できる姿がより明確にイメージできます。わかりやすい言葉で簡潔にまとめることも、読み手の負担を減らす大切なポイントです。

実際の合格・高評価経験談

採用現場では、「この人と一緒に働きたいか」「困ったときに頼れるか」という視点で判断されています。評価される人に共通するのは、現場理解があり、相手の立場に寄り添いながら課題解決へ導ける姿勢です。改善の効果を周囲と共有したり、継続的に運用を支えたりする行動力も高く評価されます。自己PRでは、面接官が「入社後の活躍」を具体的に想像できるように、成果だけではなく、そこに至るまでのプロセスも含めて描くことが成功の決め手になるでしょう。

情シスの自己PRでよくある質問FAQ

面接準備を進めるほど「どこまで書けばいい？」と迷いやすいポイントが出てきます。以下で情シスの自己PRでよくある質問に回答するので、最後までチェックしてみてください。 

自己PRと志望動機の違いは？

自己PRは「自分ができること」、志望動機は「なぜその会社で働きたいか」を伝えるものです。

自己PRでは、経験やスキルを通じて入社後の貢献イメージを示します。一方、志望動機では企業への理解や、キャリアの方向性との一致を語ることが大切です。内容が重なると弱くなるため、「自己PRは強みと成果」「志望動機は会社への共感と理由」と切り分けると、説得力のある文章になります。

資格やツール経験はどこまで盛り込む？

資格は知識の証明にはなりますが、それだけでは評価されません。情シスでは「その知識をどう活かせるか」を示すことが重要です。Microsoft 365やSaaS運用など実務に近いものから優先して書き、羅列は避けましょう。資格名だけでなく、学んだことを活かした行動や成果まで伝えると、採用担当者に強みが伝わりやすくなります。

未経験だと何を強調したらいい？

未経験者は、サポート経験や調整力など「人に寄り添える力」を強みにできます。情シスは困りごとに向き合う仕事なので、傾聴力や説明力が評価されるでしょう。
また、IT資格の勉強や業務改善の取り組みなど、学習意欲も大きな差別化ポイントです。経験の有無よりも、姿勢と成長の見込みが採用では重視されます。

情シスの自己PRについて悩んだら転職エージェントを活用しよう

「何を書けば伝わるのか分からない」「自分の強みが言語化できない」というときは、プロのサポートを活用するのが近道です。転職エージェントなら、求人票では分からない採用側のニーズを踏まえて、自己PRのブラッシュアップや面接対策まで支援してくれます。

WARC AGENTは管理部門に強い転職エージェントで、情シス部門にも強みがあります。自己PRに悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。

情シスの転職なら「WARC AGENT」の無料カウンセリングへ！

「WARC AGENT」なら情シス・コーポレートIT専門のチームがあり、大手上場企業からIPO準備企業のベンチャー求人まで幅広く対応しています。
業界トップクラスの転職実績もあり、業界に精通しているエージェントも多数在籍していますので、ぜひ気軽にご相談ください！

無料カウンセリングはこちら

LINEで簡単転職相談もお受付しています！

LINEからお気軽に無料相談もできます！ご自身の転職市場価値を確認しましょう。

情シスの関連記事

社内SEの関連記事

サイバーセキュリティの関連記事

情報セキュリティの関連記事

セキュリティエンジニアの関連記事