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経理
2025/11/17 公開2025/11/17 更新

経理キャリアアップのコツ|管理職・スペシャリスト・CFOを目指すために必要なこと

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「経理としてこの先どう成長すればいいのか、はっきり知りたい」そんな声をよく耳にします。経理は企業運営の要でありながら、キャリアの道筋が見えにくい職種です。だからこそ、多くの方が次の一歩に迷います。

この記事では、経理から管理職・専門職・経営ポジションへ進むための具体的な道筋をわかりやすく解説します。キャリアの選択肢を整理したい方に役立つ内容を厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

経理とは

経理は、会社のお金の流れを正しく把握し、経営判断に必要な数字をつくる重要な仕事です。ここでは、経理の基本業務と、キャリアアップで描ける未来像をわかりやすく紹介します。

経理の主な仕事内容

経理の役割は「会社のお金の流れを正確に記録し、必要な数字をそろえること」。日々の業務は多岐にわたりますが、中心となるのは次のような作業です。

  • 伝票処理や会計ソフトへの入力
  • 支払処理、入金の確認
  • 決算関連書類の作成
  • 年末調整の準備・対応
  • 給与計算や請求書発行 など

これらは企業の規模や体制によって分担方法が異なり、中小企業では幅広く担当する一方、大企業では専門領域が細かく分かれているケースもあるでしょう。また、一部の処理を税理士に委託する企業もあり、業務範囲は会社ごとに大きく変わります。いずれにしても、正確さと丁寧な確認が求められる重要な仕事です。

▼経理の仕事について詳しくはこちら

経理の仕事とは?業務内容とキャリアアップのポイント

経理キャリアアップで目指せるポジション一覧

経理のキャリアは実務担当から管理職、さらには経営層へと段階的に広がります。おもなポジションは次のとおりです。

<経理で目指せるおもなポジション>

  • スタッフ(経理担当):日常経理・月次業務を担当
  • 主任・係長:決算の中心業務、後輩の指導
  • 課長:チームマネジメント、業務改善の企画
  • 部長(管理部門責任者):資金繰り、税務判断、組織運営
  • 管理会計・経営企画:数値分析や事業計画の策定
  • CFO(最高財務責任者):財務戦略・資金調達・経営判断を統括

実務を積むほど携われる領域が広がり、バックオフィスの枠を超えて「経営に近いポジション」へ進む道も開けます。自分の得意分野に合わせて進路を選べる点が、経理職の大きな魅力です。

経理キャリアアップ実現のステップ

経理として成長していくためには、明確なステップを踏むことが大切です。ここでは「社内昇進」「転職」「資格・スキルアップ」「DX対応」の4つの軸から、実現までのルートを解説します。

社内昇進ルートでキャリアアップ

社内でキャリアアップを目指す場合、最も重要なのは「現在の業務を高い品質でやり切り、任せられる範囲を増やすこと」です。まずは月次決算を一人で回せるレベルを目指し、業務習熟度を評価してもらうことが第一歩になります。その後、業務改善の提案やチーム内の情報整理などプラスの価値を示す行動が昇進のチャンスにつながっていくでしょう。

さらに、部署を越えたコミュニケーションを積極的に行い、他部門との連携をスムーズにできる人材になることで、マネジメントに近い役割を任されることも増えていきます。社内での評価基準は信頼と安定した業務運営の2つが軸となるため、地道な積み重ねが昇進への最短ルートです。

転職による経理キャリアアップ

転職でキャリアアップを狙う場合は「即戦力として評価される経験や強みを言語化すること」が大切です。企業が重視するのは、月次・年次決算の経験、業務改善の実績、コミュニケーション力など。職務経歴書では、担当業務だけでなく成果や改善したプロセスを数字で示すことで、評価が大きく変わります。

また、面接では「なぜ経理として成長したいのか」「どんなスキルを会社に提供できるのか」を明確に伝えることがカギになります。転職市場では経験者が優遇されますが、未経験から挑戦できるポジションも少なくありません。必要な情報を早めに収集し、エージェントを活用して選考対策を進めることで、理想のキャリアに近づきます。

資格取得・スキルアップによるキャリア拡張

経理として長く活躍するためには、資格やスキルの習得が確実に役立つでしょう。基礎力をつけるなら日商簿記2級が第一候補で、決算業務の理解が深まり、転職市場でも評価されやすくなります。

さらに専門性を高めたい場合は税理士科目や公認会計士が選択肢に入り、経営分析力や高度な会計処理が求められるポジションに進みやすくなります。また、英語力やITリテラシー(Excel関数、スプレッドシート操作、会計システムの理解)も評価ポイントで、外資系やDX関連プロジェクトに携わるチャンスが生まれるでしょう。

資格は目的に合わせて選ぶことが大切で、自分がどんなキャリアを進みたいかを基準に優先順位を決めるのがおすすめです。

DX時代の経理キャリアアップ

DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する今、経理に求められる役割は大きく変わりつつあります。AIやクラウド会計の導入が進むことで単純作業は自動化され、データを正しく読み解くスキルがますます重要です。

また、新しいツール(freee、マネーフォワード、ERPなど)を理解し、業務の効率化や仕組みづくりに関わることで、企業にとって欠かせない存在になれます。経営層から求められるのは「数字をつくる人」ではなく「数字を活用して判断を支える人」であり、その視点を磨くことがキャリアの差を生み出すでしょう。

▼経理×DXについて詳しくはこちら

経理業務のDX化で業務効率化と未来の働き方を実現する方法

経理キャリアアップを成功させる戦略

経理で着実にキャリアを伸ばすには、日々の努力だけでなく戦略的な動き方が重要です。ここでは、自分の軸づくりから人脈形成、評価される行動の取り方まで、長期的な成長に必要な視点を整理します。

目標設定と自己分析のすすめ

経理のキャリアアップは「自分がどんな働き方・役割を目指したいのか」を明確にすることから始まります

まず、現在のスキルや経験を棚卸しし、得意・不得意を可視化することで、自分に向いているキャリアパスが見えてきます。たとえば、数字を深く分析するのが得意なら管理会計や経営企画、業務改善が好きならDX推進や仕組みづくりが向いている可能性があるでしょう。

さらに、短期(1年)、中期(3年)、長期(5年)の目標を設定することで、取るべき資格や挑戦すべき業務も明確になります。自己分析を丁寧に行うことで、成長に迷わないキャリア設計ができ、日々の行動にも自信が生まれるのです。

ネットワーク・情報収集を活用する

キャリアアップを早めるには、「良質な情報」と「人とのつながり」を活かすことが欠かせません。

会社内では、経理以外の部署と積極的に関わることで、数字の背景や事業の理解が深まり、視野の広い経理として評価されるようになります。社外では、勉強会・オンラインコミュニティ・SNSなどを通じて同業のつながりを持ち、最新の転職動向やスキルのトレンドを知ることができるでしょう。

また、信頼できる転職エージェントを早めに味方につけることで、市場価値を客観的に把握でき、キャリアの相談相手としても大きな支えになります。情報と人脈の質が上がるほど、選べるキャリアの幅は着実に広がるでしょう。

評価される経理職になるための行動

評価される経理になるためには、「正確さ+α」を示すことが重要です。基本の業務をミスなくこなすのは前提として、もう一歩先の価値提供ができるかどうかで評価が大きく変わります

具体的には、業務の無駄に気づいたら改善提案を行う、資料を見やすく整える、他部門との連携を丁寧に行うといった小さな工夫が信頼につながります。また、数字の背景を理解しようとする姿勢があると、単なる作業者ではなく経営に役立つ経理として認識されやすくなるでしょう。さらに、期日を守る姿勢やこまめな報連相(報告・連絡・相談)など、ビジネスの基本を徹底することで、上司や周囲からの評価も自然と高まります。

経理キャリアアップの注意点・課題

経理は大きな成長が見込まれる一方で、見落としやすい注意点や、特有の課題が存在します。ここでは、キャリアの壁になりやすいポイントと、その乗り越え方を分かりやすく整理したので確認していきましょう。

評価されづらさとキャリア活用の壁

経理は「成果が見えにくく、評価が上がりにくい職種」であることが最大の壁になります。経理の仕事はミスなく正確に処理して当たり前と考えられがちで、プラス評価につながるポイントが分かりにくいのが実情です。また、他部門からは数字の結果だけ見られることが多く、業務負荷や工夫が伝わらないことも珍しくありません。

この壁を越えるには、業務改善の提案や月次の早期化など「見える成果」を積極的に発信することが重要です。さらに、他部署と丁寧にコミュニケーションを取り、数字の裏側を共有することで、経理の価値を理解してもらいやすくなります。正確にこなすだけの経理から一歩抜け出す姿勢が、評価の差を生むでしょう。

中小企業・大企業・ベンチャーでのキャリアパス比較

企業規模によって経理の役割やキャリアパスは大きく異なります。

中小企業では、経理・総務・労務など幅広い業務を担当するため、実務経験を広く積みたい人に向いているでしょう。一方、大企業では業務が細分化されているため、決算や税務など専門領域を深めたい人に適しています。ベンチャー企業ではスピードが重視され、会計システム導入や資金調達のサポートなど仕組みづくりに関わる機会が豊富です。

それぞれの環境にはメリット・デメリットがあり、どれが正解というわけではありません。自分のキャリアゴールに合わせて最適な環境を選ぶことが、遠回りしないためのポイントです。

経理キャリアアップには転職エージェントを活用するのもカギ

経理として着実にキャリアを伸ばしたい場合、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントは求人情報だけでなく、市場価値の診断や職務経歴書の改善、選考対策など、多方面から成長をサポートしてくれます。自分では気づけない強みやキャリアの選択肢を知ることで、より確実にステップアップできる点も魅力です。迷いがある方ほど、まずは専門家に相談してキャリアの方向性を明確にすることが成功への近道になるでしょう。ぜひお気軽に、WARC AGENTへご相談ください。


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株式会社WARC

WARC AGENT マガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARC AGENT マガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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