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経理
2026/01/15 公開2026/01/15 更新

経理は本当に食えない?年収の壁を突破する4つのスキルと転職先5選

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「このまま経理を続けて、本当に生活していけるのだろうか」とお悩みの方もいるでしょう。年収400万円前後で昇給が止まり、仕訳や入力の繰り返しの日々に不安を抱える方は少なくありません。実際、経理の世界では企業規模や役割によって、収入も将来性も大きな差が生まれています。

この記事では、経理が「食えない」と言われる理由を数字で整理し、今からでも年収と市場価値を高める具体策を解説します。将来を変えるヒントを、ぜひ確認してみてください。

経理が食えないと言われる3つの真実

​経理が「食えない」と感じられやすいのは、個人の能力不足ではなく、給与・昇進・スキル構造に原因があります。ここでは、現場で多くの経理担当者が直面している3つの現実を整理し、確認していきましょう。

年収の壁:平均400万円台から抜け出せない給与実態​

経理の年収が伸び悩む最大の理由は、企業規模と職務内容による賃金差が非常に大きい点にあります。

2025年12月に求人ボックスが公開したデータによると、経理職の平均年収は正社員で約434万円でした。中小企業の経理では、年収300万〜450万円前後で頭打ちになるケースが多く、昇給幅も年数千円〜数万円程度にとどまりがちです。

一方、大手企業や上場企業では600万円を超える水準もありますが、その多くは管理職や専門性の高いポジションに限られます。

つまり「経理だから低年収」なのではなく、「どの会社で、どの役割を担っているか」によって200万円以上の差が生まれているのが実情です。この構造を理解せずに同じ業務を続けていると、年齢だけが上がり、収入が動かない状態に陥りやすくなります。


参考:求人ボックス求人ナビ 経理の仕事の年収・時給・給料

出世の限界:管理職になれるのは10人に1人

経理は構造的に昇進しづらい職種です。多くの企業では、経理部門はスタッフ層が厚く、課長・部長といった管理職ポストが極端に少ない「逆ピラミッド型」になっています。そのため、40代になっても役職が付かず、年収も横ばいのままというケースは珍しくありません。

さらに経理は専門性が高いため、営業や企画のように他部署へ異動してキャリアを広げる選択肢が少ない会社もあります。結果として、「昇進できない」「動けない」「年収が止まる」という三重苦に陥りやすく、将来不安を感じる人が増えているのです。

スキルの陳腐化:ルーティン業務がAI・クラウドに置き換わる時代

今、経理の仕事内容そのものが大きく変わりつつあります。freeeやマネーフォワードといったクラウド会計の普及により、記帳・仕訳・経費精算などの定型業務は急速に自動化されているのが現状です。

これまで正確に処理できることが評価されてきた業務ほど、システムに置き換えられやすいでしょう。その結果、作業中心の経理は人手が余りやすく、市場価値が下がるリスクを抱えることになります。

一方で、数字を使って状況を分析し、改善や意思決定につなげられる経理は、今後も強く求められ続けるでしょう。

要注意!「食えない経理」になってしまう人の4つの特徴

年収や将来性が伸びない経理には共通する行動パターンがあります。ここでは、本人が気づかないうちに陥りやすい4つの特徴を整理し、なぜ抜け出しにくくなるのかを明らかにしていきましょう。

1、中小企業で「作業員」として働き続ける

業務が仕訳入力や伝票処理に固定されていると、年収もキャリアも伸びにくくなります。中小企業では人手不足の影響で、毎日同じルーティン業務を回すことが最優先になりがちです。その結果、決算全体の流れや業務改善、経営との関わりを経験できず、スキルの幅が広がりません。

転職市場では「作業はできるが付加価値を出せない人材」と見なされやすく、評価も上がりにくくなります。こうして年収400万円前後で止まり、環境を変えたくても動けない悪循環に陥ってしまうのです。

2、大企業でも「数字を作るだけ」の専門家止まり

大企業にいても、安心とは限りません。決算や税務の正確性を担う役割は重要ですが、数字をまとめるだけで終わると評価の天井が見えてきます。
経営会議で数字をどう使うか、どのような判断につながるかに関与しないままでは、マネジメント候補に入りにくいのです。専門職としては重宝され続ける一方で、昇進や大幅な年収アップは期待しづらくなります。結果として安定はあるものの、成長実感を得られない状態が長く続いてしまうでしょう。

3、一人経理で疲弊しながら低賃金

一人経理は負担とリスクに対して報酬が見合わないケースが多くあります。経理業務のすべてを一人で抱えるため、ミスが許されない緊張感が常に付きまとうでしょう。

相談相手がいないことで業務改善や効率化に手が回らず、仕事量だけが増えていく状況になりがちです。それにもかかわらず給与は低水準のままというケースも少なくありません。心身ともに消耗し、市場価値を高める余力がなくなってしまう点が大きな問題です。

4、資格もスキルアップもせず「時代遅れ」に

「今の仕事が回っている」状態こそが、最大のリスクになることがあります。簿記3級の知識だけで止まり、新しい会計基準や実務スキルを学ばないまま年月が過ぎていくケースです。

Excelの手作業に依存し、クラウド会計やRPAといった自動化ツールに触れないままだと、市場とのズレが広がります。デジタル化が進むなかで、対応できない経理は選ばれにくくなる可能性があるでしょう。結果として、気づいたときには転職市場での評価が下がっている状態になりかねません。

経理で「しっかり稼げる人」になるための4つの実践スキル

経理で安定して稼げる人は、処理ができる人ではなく「価値を生み出せる人」です。ここでは、年収600万円以上を狙える経理が実践している、再現性の高い4つのスキルを具体的に整理します。

1、数字を「分析」して「提案」できる力を磨く

大切なのは、数字をまとめるだけで終わらせず、意味づけまで行う力です。試算表を見て、売上や利益の変動理由を分解し、「なぜ下がったのか」「どこを改善すべきか」を言語化します。さらに、その分析結果をもとに、コスト削減や価格改定、投資判断などの具体策を提案できると、経営層の評価は一気に変わるでしょう。

ポイントは、専門用語を並べるのではなく、意思決定につながる形で伝えることです。この段階に進めると、経理は記録係ではなく経営参謀として扱われるようになるでしょう。

2、クラウド会計+自動化ツールで生産性を倍増させる

稼げる経理ほど「自分の手を動かさない仕組み」を作っています。freeeやマネーフォワードの設定を理解し、仕訳連携や承認フローを最適化するだけでも、業務時間は大きく削減できるでしょう。さらにRPAを使えば、請求書作成やデータ転記といった定型作業を自動化できます。

空いた時間を分析や改善業務に回すことで、付加価値の高い仕事に集中できるようになるでしょう。効率化を主導できる経理は、社内でも転職市場でも評価されやすくなります

3、経営資格で管理職・CFO候補にステップアップ

経理経験だけでは管理職への壁を感じる人も少なくありません。そこで有効なのが、経営視点を補強する資格の取得です。簿記や税務に加えて、中小企業診断士やMBAなどを学ぶことで、経営戦略や組織運営の理解が深まるでしょう。

経理スキルと経営知識を掛け合わせることで、「経営が分かる数字の専門家」として希少性が高まります。結果として、経理マネージャーや経営企画、CFO候補への道が現実的になるでしょう。

4、上場企業の開示・IR業務で専門性を確立する

開示・IRは年収を大きく伸ばしやすい専門分野です。有価証券報告書や決算短信、決算説明資料の作成は、上場企業やIPO準備企業で強く求められます。これらはルールが厳しく経験者が限られるため、転職市場での評価も高水準になるでしょう。

実務を通じて開示基準や投資家視点を理解できる点も強みです。特化型スキルとして磨くことで、市場価値を一段引き上げることができます。

年収を大きく上げる!経理経験を活かせる転職先5選

経理は社内にとどまるよりも「活かす場所を変える」ことで年収アップを実現しやすくなるでしょう。ここでは、年収600万円以上を現実的に狙える代表的な転職先を5つ紹介します。

経理マネージャー職で年収600万〜800万円へ

もっとも王道なのが、経理マネージャーとして管理職に就くルートです。月次・年次決算を回す力に加え、チームマネジメントや業務改善の実績があると評価が一気に上がります。中小の上場企業や上場準備企業では、裁量を持って体制づくりに関われる点も魅力です。
経理プレイヤーから「仕組みを作る側」へ回ることで、年収レンジも大きく引き上がります。成長企業の管理職求人を扱うエージェントを活用すると、選択肢が広がるでしょう。

経営企画・事業企画職で年収700万〜1,000万円を狙う

数字を読める経理は経営企画・事業企画職との相性が非常に高いです。経理で培った数値分析力は、事業計画や予算管理、KPI設計にそのまま活かせます。

大手企業の企画部門や成長ベンチャーでは、経理出身者が経営企画に転じるケースも増えています。経営層と近い立場で意思決定に関わるため、年収水準も高めに設定されやすい点が特徴です。

将来的にCFO候補を目指す人にとっても、有力なステップになります。

IPO準備企業の経理・内部統制で年収800万円以上

短期間で年収を上げやすいのがIPO準備企業です。上場準備期は業務量が多く負荷も高いものの、その分報酬水準は高めに設定されます。監査法人対応や内部統制の整備といった経験は、他社でも再現性の高い武器になるでしょう。

さらにIPO達成後は、ストックオプションなどのインセンティブが付く場合もあります。ハードワークを経験値と収入に変えたい人には、有力な選択肢です。

税理士事務所・FASコンサルで年収600万〜1,200万円

経理実務を活かして税理士補助やM&Aアドバイザリーへ転職する道もあります。税理士事務所では、決算・申告補助を通じて企業を横断的に支援できるでしょう。FASコンサルでは、M&Aや企業再編の現場で財務デューデリジェンスなどに関わります。

専門性を磨けば報酬単価が上がり、将来的に独立開業を目指す道も見えてきます。スキル志向で高収入を狙う人に向いているルートです。

クラウド会計SaaS企業のカスタマーサクセス・プロダクト職

​近年注目されているのが、クラウド会計SaaS企業への転職です。freeeやマネーフォワードでは、経理実務を理解した人材が導入支援や改善提案で重宝されます。

ユーザー視点でのフィードバックは、プロダクト改善にも直結します。成長企業ではストックオプションが付くケースもあり、将来のリターンも期待できるでしょう。経理経験を「IT×ビジネス」に展開したい人に適した選択肢です。

経理経験を「一生稼げる武器」に変えるために

仕訳や決算をこなすだけの経理は年収が伸びにくい一方、数字を使って課題を見つけたり、業務を効率化したりできる人は、社内外で評価されるでしょう。活躍の場は、管理職や企画、IPO準備企業、SaaS企業など多方面に広がります。

WARC AGENTは管理部門に特化した転職エージェントで、経理部門にも強みがあります。経理経験を一生稼げる武器に変えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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株式会社WARC

WARC AGENT マガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARC AGENT マガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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