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2026/01/21 公開2026/01/23 更新

40代・未経験でも簿記1級は武器になる?転職の現実と評価されるキャリアの考え方

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「40代で未経験のまま簿記1級に挑戦して、本当に意味があるのだろうか。合格しても転職できなかったらどうしよう」そんな不安を抱えている方は少なくありません。簿記1級は難関資格であり、時間や体力、そして合格後のキャリアまで見通す必要があります。

本記事では、40代未経験で簿記1級を目指す方が直面する現実をまとめつつ、評価される職種や現実的なキャリアの築き方を解説します。先が見えずに立ち止まっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

40代・未経験で簿記1級を目指す人が抱える不安と現実

40代・未経験で簿記1級を目指すとき、多くの人が「本当にやり切れるのか」「その先に道はあるのか」という不安を感じます。

まずは、40代ならではの悩みや不安について整理していきましょう。

40代未経験者が感じる3つの悩み

40代で未経験のまま簿記1級に挑戦する人の悩みは、大きく3つに分けられます。

時間確保の難しさ

仕事・家庭との両立、勉強時間の捻出

記憶力・体力への不安 

若い頃のようにいかない学習効率

合格後のキャリアの見えなさ

「本当に転職できるのか」という疑問

1つ目は、仕事や家庭と両立しながら勉強時間を確保する難しさです。平日は残業や家事に追われ、学習が後回しになりやすい状況に直面します。2つ目は、記憶力や体力への不安です。若い頃のように一気に詰め込む学習が難しくなり、理解や定着に時間がかかると感じる人も少なくありません。3つ目は、合格後のキャリアが見えにくいことです。資格を取っても転職できないのではという疑問が、学習のモチベーションを下げてしまう要因になります。
これらの悩みは特別なものではなく、多くの40代が共通して抱える現実だといえるでしょう。

簿記1級の難易度と40代が知っておくべき前提知識

簿記1級は「難関資格」です。合格率は例年10%前後と低く、学習時間の目安は500〜800時間とされることが一般的です。これは、日々コツコツ積み上げなければ届かないボリュームといえるでしょう。

また、簿記2級との違いは、単に範囲が広がるだけではありません。計算量が増えるだけでなく、会計理論や企業活動の背景理解まで求められる点が大きな特徴です。40代の場合、短期間で詰め込む学習は現実的ではありません。毎週の学習時間を安定して確保し、復習を前提にした長期戦で臨むことが、合格への近道になります。

「資格さえあれば転職できる」は本当か?

「簿記1級さえあれば転職できる」という考え方は現実的ではありません。40代の転職市場では即戦力が重視されやすく、企業は資格よりも「実務で何ができるか」を見ています。そのため、資格だけで高いポジションに就くのは難しいのが実情です。

一方で、簿記1級が無意味というわけではありません。経理補助や会計事務所のサポート業務、派遣や紹介予定派遣などを入り口にすれば、実務経験を積むチャンスは十分あります。

簿記1級は、学習意欲や将来性を示す強力な材料になります。資格取得をゴールにせず、「どう経験につなげるか」まで考えることで、40代未経験でも現実的なキャリアチェンジが見えてくるでしょう。

簿記1級が評価される仕事・されにくい仕事

簿記1級は難関資格ですが、どんな仕事でも同じように評価されるわけではありません。

ここでは、簿記1級が強みとして活きやすい仕事と、そうでない仕事の違いを整理します。

簿記1級が強く評価される職種と企業

簿記1級が評価されやすいのは「高度な会計知識を実務で使う場面が多い職場」です。
代表例が、上場企業やそのグループ会社の経理・財務部門です。連結決算や開示資料の作成、税務対応など、簿記1級レベルの知識が前提となる業務が多く、資格の価値が分かりやすく伝わります。

また、会計事務所・税理士事務所でも、法人決算や申告業務を担う人材として簿記1級は高く評価されます。実務未経験でも、学習レベルの高さを示す材料になりやすい点が特徴です。

さらに、IPO準備企業では、経理体制の整備や内部統制の構築など、幅広い会計知識が求められます。40代未経験の場合は、こうした「知識を活かせる環境」を狙うことが現実的な選択肢になるでしょう。

簿記2級レベルで十分な仕事との違い

日常経理が中心の仕事では、簿記1級の知識を十分に活かしきれないケースが多くなるでしょう。中小企業の仕訳入力や請求書処理、入出金管理などは、簿記2級レベルの知識で対応できる業務が大半です。そのため、簿記1級を持っていても、業務内容に大きな差が出にくいでしょう。

簿記1級を活かしたいのであれば、単純作業だけで完結する環境は避け、決算や改善業務に関われるかどうかを重視することが重要です。40代で未経験転職を目指す場合は、「今できる仕事」だけでなく、「数年後にどんな経験が積めるか」という視点で職場を選ぶことが、後悔しないポイントになります。

40代・未経験の転職市場における立ち位置

40代・未経験で経理や会計分野に転職する場合、自分が市場でどう見られるのかを正しく理解することが重要です。若手と同じ土俵で評価されるわけではありませんが、年齢だけで可能性が閉ざされる時代でもありません。

現実的な立ち位置を知り、無理のない転職戦略を描きましょう。

経理・財務職での40代未経験者の現実

40代未経験でいきなり高度な経理・財務ポジションに就くのは難しいのが現実です。多くの場合、経理補助やアシスタントなど、基礎業務からのスタートになります。そのため、年収が一時的に下がったり、契約社員や派遣といった雇用形態に変わるケースも珍しくありません。

ただし、この期間は「職業訓練」と割り切って考えることが重要です。実務経験を積めるかどうかで、その後の選択肢は大きく変わります。簿記1級を持っていれば、理解力や吸収スピードを評価されやすく、早い段階で決算や応用業務に関われる可能性も高まるでしょう。

最初の肩書きよりも、数年後にどこまで経験を積めるかを重視する姿勢が、40代転職では欠かせません。

会計事務所・税理士事務所での評価のされ方

会計事務所や税理士事務所は、40代未経験でも比較的チャンスが残されている分野です。とくに人手不足の事務所では、年齢よりも学習意欲や基礎知識を重視し、簿記1級保持者を前向きに評価するケースがあります。

実際には、最初から正社員ではなく、パートや契約社員としてスタートし、実務経験を積んでいくルートが一般的です。複数の法人顧客を担当しながら、決算や申告業務を経験できる点は、大きな強みになります。

この道を選べば、将来的に税理士試験への挑戦や、独立開業といった中長期のキャリアも視野に入れられます。長い目で専門性を高めたい人には、有力な選択肢といえるでしょう。

40代転職の厳しさとチャンスが共存する理由

40代の転職は厳しさと同時に、確かなチャンスも存在します。即戦力採用が中心で、未経験から管理職ポジションに就くのはほぼ現実的ではありません。この点は、過度な期待を持たずに理解しておく必要があります。

一方で、経理・会計分野は慢性的な人材不足が続いており、DX化の進展により、新しい知識を吸収できる人材への需要も高まっています。そのため、年齢よりも「学ぶ姿勢」「環境への適応力」「謙虚に仕事を覚える姿勢」が評価される場面が増えているでしょう。

現実を直視しつつ、成長余地のある企業を選ぶことができれば、40代未経験でも十分に活躍の道は開けるでしょう。

【パターン別】簿記1級を活かした40代未経験のキャリア選択

簿記1級を取得した40代未経験者には、いくつかの現実的なキャリアルートがあります。ここでは、代表的な3つの選択肢をパターン別にみていきましょう。

中小企業・スタートアップの経理からスタートする

40代未経験者が最初の実務経験を積みやすいのが、中小企業やスタートアップの経理です。これらの企業は人手が限られている分、未経験でも受け入れてもらえるケースが多く、経理補助から幅広い業務に関われる可能性があります。

業務範囲が広いため、仕訳や請求書対応だけでなく、月次・年次決算、税務対応まで経験できる点が大きな特徴です。そのため、「まずは経理補助として入り、3〜5年かけて決算や管理会計まで担当範囲を広げる」という時間軸を描きやすくなります。

簿記1級で培った知識を実務で結びつけやすく、成長スピードを重視したい人にとって、有力なスタート地点といえるでしょう。

企業規模別のメリット・デメリット比較

企業規模によって、それぞれ特徴が異なります。メリットやデメリットは以下のとおりです。

企業規模

メリット

デメリット

向いている人

中小企業

業務範囲が広く経験を積みやすい

教育体制が整っていない場合が多い

早く実務を覚えたい人

大企業

研修制度が充実し安定性が高い

分業制で業務範囲が限定されやすい

安定志向・長期就業を重視する人

スタートアップ

裁量が大きく成長機会が多い

変化が激しく負荷が高い

挑戦志向・スピード重視の人

40代の場合は、ライフスタイルや体力、安定志向か成長志向かを踏まえて、無理のない規模を選ぶことが重要です。

会計事務所・税理士事務所で専門性を磨く

40代未経験でも、簿記1級を評価してくれる会計事務所や税理士事務所は存在します。とくに人手不足の事務所では、年齢よりも基礎知識や学習意欲を重視し、簿記1級保持者を前向きに採用するケースも少なくありません。多くはパートや契約社員からのスタートですが、複数の法人顧客を担当しながら決算や申告業務を経験できます。実務を通じて専門性を高めやすく、将来的に税理士試験への挑戦や独立を視野に入れたい人に向いた選択肢といえるでしょう。

派遣・紹介予定派遣を活用した段階的転職

派遣や紹介予定派遣は、40代未経験者にとってリスクを抑えた転職手段です。経理・会計分野に強い派遣会社を利用すれば、実務経験を積める現場に入りやすくなります。

紹介予定派遣であれば、一定期間「お試し」で働いたうえで、双方が納得すれば正社員化を目指せます。スキル面だけでなく、職場の雰囲気や働き方が自分に合うかを見極められる点は大きなメリットです。

こうしたルートを活用する際は、経理・会計に特化したエージェントに相談すると、ミスマッチを防ぎやすくなります。一人で探すよりも、専門家の視点を借りることで、より現実的な一歩を踏み出せるでしょう。

一人で悩まず、プロのキャリアアドバイザーに相談する

40代・未経験で簿記1級を活かした転職を考えるとき、すべてを一人で決めようとすると不安が大きくなりがちです。求人情報だけでは、実際の仕事内容や評価のされ方までは分かりません。キャリアアドバイザーに相談すれば、今の状況に合った現実的な選択肢や、無理のない進み方を整理できます。WARC AGENTは経理・会計に強みのある転職エージェントです。次の一歩をはっきりさせたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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株式会社WARC

WARC AGENT マガジン編集部

「人材紹介の『負』の解消を目指す、新しい転職エージェント」をビジョンに、ハイクラス人材紹介事業を展開しているWARC AGENT。WARC AGENT マガジン編集部は、このビジョンを支えるために、転職者に役立つ情報を執筆し、個々のキャリア形成をサポートしていきます。

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