今回は、若手ビジネスマンが会計リテラシーを高めるために読んでおくべき書籍を10冊厳選してお伝えしようと思います。
前回書いたM&Aに関する書籍のときと同様に、初級・中級・上級に分けてご紹介しようと思います。
まず前提として、本記事のターゲットとしている読者層は、経理・財務などの経験がない若手ビジネスマンです。
そのため、会計専門職の皆様からするともしかしたら簡単すぎる書籍が並ぶかもしれません。
一方で、会計に触れたことがない方々からするとそこそこの難易度の書籍なので、時間を取ってじっくり読み進めてみてください。
ある程度気合い入れて読まないと理解できない部分も出てくると思いますが、3回ほど読めば頭に入ると思います。
会計の入門書としては上記3冊を読めばある程度理解できるようになると思います。
あくまでも私の個人的な見解ではございますが、会計は習うより慣れろ!で、まずは入門書を複数冊読んで、会計の基礎に触れ続ける期間を設けることが重要だと思っています。
重要な原則や考え方については、どの入門書でも繰り返し出てくるので、複数冊読めば自然と頭に入るはずです。
上記3冊は比較的有名な入門書なので、是非3冊とも読んでみてください。
ビジネスマンにとって必要最低限の会計リテラシーは得られるはずです。
続いて中級編では、入門書で学んだことを基礎として、より実践的な会計リテラシーを身につけるための書籍をご紹介します。
中級編は上記3冊です。
いずれも基礎的な内容ではありますが、会計専門職以外のビジネスマンにとっては一部難解な部分も含まれています。
しかし、ここまでの知識を習得していれば、一般的な実務で困ることはほとんどなくなるはずです。
特に先々マネジメント層に上がりたいと思っている若手ビジネスマンにとっては必須といっても良いレベルだと思うので、中級編の書籍までは押さえておきたいところです。
なお、日商簿記2級レベルの知識があるとより深く理解できるので、初級レベルの書籍を読み終わった後、日商簿記2級または全経簿記1級を取得しておくと良いかもしれません。
そうすることで理解の深さが大きく変わります。
最後に上級編です。
このレベルになってくると、大学院で学ぶ範囲も含まれてくるので、比較的難易度が高い内容となってきます。
個人的な見解としては、全ビジネスマンがこのレベルに到達すべきだとは思っていますが、現実的に考えると、上級編まで読み下せるビジネスマンは1割程度だと思います。
なお、MBAのFinance専攻などでは以下の書籍に書かれている知識を「前提にして」講義が進んでいきます。
知っていることを前提にしているので、読めるだけではなく、知識として使えるレベルまで読解しておきましょう。
上級編は若干難易度の高い分野も含まれていますが、もし上記4冊全てを読んで、理解し、使いこなせるようになった場合は、一般的なビジネス実務で困ることはほとんどなくなると思います。
管理職としても十分な会計リテラシーがある状態になると思いますので、安心して経営のお話ができると思います。
若手ビジネスマンの皆さんは、ぜひ挑戦してみてください。
ということで今回は若手ビジネスマンが会計リテラシーを身につけるために読むべき書籍を10冊をご紹介させていただきました。
参考になれば幸いでございます。
WARCで働きたい!WARCで転職支援してほしい!という方がもしいらっしゃれば、以下よりご連絡ください。
内容に応じて担当者がお返事させていただきます。