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2024/09/23 更新

若手ビジネスマンが会計を学ぶときに読むべき本10選

はじめに

今回は、若手ビジネスマンが会計リテラシーを高めるために読んでおくべき書籍を10冊厳選してお伝えしようと思います。

前回書いたM&Aに関する書籍のときと同様に、初級・中級・上級に分けてご紹介しようと思います。

【初級編】

まず前提として、本記事のターゲットとしている読者層は、経理・財務などの経験がない若手ビジネスマンです。
そのため、会計専門職の皆様からするともしかしたら簡単すぎる書籍が並ぶかもしれません。

一方で、会計に触れたことがない方々からするとそこそこの難易度の書籍なので、時間を取ってじっくり読み進めてみてください。
ある程度気合い入れて読まないと理解できない部分も出てくると思いますが、3回ほど読めば頭に入ると思います。


会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方

経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本

教養としての「会計」入門


会計の入門書としては上記3冊を読めばある程度理解できるようになると思います。

あくまでも私の個人的な見解ではございますが、会計は習うより慣れろ!で、まずは入門書を複数冊読んで、会計の基礎に触れ続ける期間を設けることが重要だと思っています。
重要な原則や考え方については、どの入門書でも繰り返し出てくるので、複数冊読めば自然と頭に入るはずです。
上記3冊は比較的有名な入門書なので、是非3冊とも読んでみてください。
ビジネスマンにとって必要最低限の会計リテラシーは得られるはずです。


【中級編】

続いて中級編では、入門書で学んだことを基礎として、より実践的な会計リテラシーを身につけるための書籍をご紹介します。


財務3表一体理解法

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

ビジネス・アカウンティング〈第5版〉


中級編は上記3冊です。
いずれも基礎的な内容ではありますが、会計専門職以外のビジネスマンにとっては一部難解な部分も含まれています。

しかし、ここまでの知識を習得していれば、一般的な実務で困ることはほとんどなくなるはずです。
特に先々マネジメント層に上がりたいと思っている若手ビジネスマンにとっては必須といっても良いレベルだと思うので、中級編の書籍までは押さえておきたいところです。

なお、日商簿記2級レベルの知識があるとより深く理解できるので、初級レベルの書籍を読み終わった後、日商簿記2級または全経簿記1級を取得しておくと良いかもしれません。
そうすることで理解の深さが大きく変わります。


【上級編】

最後に上級編です。

このレベルになってくると、大学院で学ぶ範囲も含まれてくるので、比較的難易度が高い内容となってきます。
個人的な見解としては、全ビジネスマンがこのレベルに到達すべきだとは思っていますが、現実的に考えると、上級編まで読み下せるビジネスマンは1割程度だと思います。

なお、MBAのFinance専攻などでは以下の書籍に書かれている知識を「前提にして」講義が進んでいきます。
知っていることを前提にしているので、読めるだけではなく、知識として使えるレベルまで読解しておきましょう。


ビジネススクールで身につける 会計×戦略思考

ビジネススクールで教えている会計思考77の常識

基本も実務知識もこれ1冊で! 管理会計 本格入門

企業価値向上のための 経営指標大全


上級編は若干難易度の高い分野も含まれていますが、もし上記4冊全てを読んで、理解し、使いこなせるようになった場合は、一般的なビジネス実務で困ることはほとんどなくなると思います。
管理職としても十分な会計リテラシーがある状態になると思いますので、安心して経営のお話ができると思います。

若手ビジネスマンの皆さんは、ぜひ挑戦してみてください。

おわりに

ということで今回は若手ビジネスマンが会計リテラシーを身につけるために読むべき書籍を10冊をご紹介させていただきました。

参考になれば幸いでございます。

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株式会社WARC

瀧田桜司

役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長/ 学歴:一橋大学大学院法学研究科修士課程修了(経営法学)及び京都大学私学経営Certificate/ 資格:司法試験予備試験・行政書士など/ 執筆分野:経営学・心理学・資格・キャリア分野のコラム記事を担当させていただく予定です

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