みなさん、お久しぶりです。
気が付けば今日は5月最終日ですね。コラム執筆継続3か月を目指したくて今回の記事を書こうと思ったのではありませんが(いえ、かなり意識しています)、今日は私が人材紹介の業界に入って丸9年を迎える日でして、明日からの10年目を迎えるにあたり自身の棚卸として書いてみようと思った次第です。
今はベンチャー×情シスという領域に専念したご支援をしているので、Twitterでも特化したツイートが多くなっていますが、そもそもの人材紹介という仕事に対する自分の考えをまとめてみます。とくにツイートを日々ご覧頂いている皆さんに、普段こんな考えで情シス業界のエージェントという仕事をしているんだということが伝わると嬉しいです。
私は2014年6月に人材業界に飛び込みました。
それまでは大学時代はエンジニアの勉強(ずっとJavaを書いていて、卒論のテーマは「Webサイトの形態素解析」でした)をしていました。
一方、大学1年生から塾の先生をアルバイトでやっていて、そちらにのめりこんだこともあって、卒業後も28歳までずっと同じ仕事を続けていました。
同じ仕事を継続していた理由は2つあり、
①塾の先生は毎年決まった時期にやることがほぼ同じで、一度流れを覚えてしまったら大きくアップデートする機会が少なくてよい
→ずっと塾の先生をやっている方、いやな気持ちになったらすみません。アップデートをされていない・楽な仕事であるという意味ではなく、当時の私の性格的にずっと何かを学び続けるということが向いていなくて(大学卒業を機にエンジニアを諦めたのもそこに理由があります)、例えば中学3年生の○の科目だと4月には△、5月には×について理解ができるようにというスケジュールに沿った知識を身に付けられれば、翌年度も同じことを教えることができるというのが性格的に合っていたというのが大きいです。
②人の人生に寄り添って、という仕事が合っていた
→精神的に不安になっているところに伴走して、一緒に受験に合格するという目標に向かってサポートするという仕事が自分自身のやりがい・価値を発揮できる仕事だと思っていました。
ではどうしてその仕事を辞めて、この人材業界に飛び込んだのか。
建前としては、もっと人の大きな意思判断に関わりたかった(受験が終わったらそこでその人との人生で関わることが無くなるので)ためですが、本音は体力がついてこなくなったためというのが大きな理由です。
正直に言うと、2014年4月に転職エージェントの方から面談をして頂くまで、エージェントの存在自体を知りませんでした。
でも面談を受けた時に、この仕事してみたい!と思って転職活動を始め、運よくその年の6月から人材業界で働くことになります。
2020年7月まで、2つの会社でITエンジニアの方を中心とするご支援を6年余り行ってきました。
後付けなのですが、大学時代にエンジニアの勉強をしていたことが少し役に立ち、最低限の知識があったのは大きかったです。
SESの営業側・人材紹介の営業担当・転職される方の面談担当とキャリアを積ませて頂き、営業とは何ぞやというところも含め、自分なりに転職エージェントに求められているものが少しずつ(ほんの少しずつですが)見えてきた6年間でした。
そして2020年8月~は今のWARCという会社で働いているのですが、弊社は人材紹介だけでなく色々な事業をやっています。
その中で大きな特徴としてはコーポレート領域に特化しているという点があげられ、私はIT業界のご支援をしていたこともあり、コーポレート×IT(情シス)に特化したご支援をする組織を入社したタイミングで立ち上げることになりました。
当初は求人が10件ぐらいしかなく、社内でもコーポレート×IT領域を担当しているコンサルタントがいるという認識もほとんどない状態からのスタートでした。
2021年の1月~Twitterを開始しましたが、「フォロワーさん何人?」「10人です」「そのうちWARCの人6人ぐらいいない?」みたいなやり取りをしていた頃が懐かしいです。
ただ、平日はとにかく毎日1回つぶやくことと毎週金曜に#金曜の情シス情報というタグをつけて更新していくことで、少しずつフォロワーさんが増えてきて、現場の情シスの方との繋がりが増えてきたことは素敵な財産だと思っています。
こんなに多くの方に見て頂けるようになりました
同時に情シス界隈の企業内における重要度が高まる波にも乗れた実感があり、今年2月~1人、4月~もう1人が情シス領域での支援チームに入ってくれたことで、今は3人体制で日々頑張っています。
日々仕事に追われることが多く、気が付けば1日が終わった、1週間が終わった~~1年経ってしまった。。と感じるようになりましたが、今心掛けていることが大きく3つあります。
①日々業界の動向をキャッチアップすること
以前は何かを学ぶ時間を作ることをしてこなかったのですが、自分にとって今の仕事は天職だと感じていて、情シス界隈の動向や技術の理解(自分が触るというレベルではもちろんないですが)を意識しています。
おかげさまで、企業様から頂く求人票・候補者の方の職務経歴書を見て、一目でどういうマッチングができると良いのかというのは(手前味噌ですけれど)ある程度出来るようになってきました。
②企業・候補者の方の悪口を言わない、否定をしない
人材紹介あるあるだと思うのですが、「あの企業は良くないよ」「この候補者は経験が良くないね」などというセリフを口にする方もいるかと思います。
ただ判断をするのはあくまで企業さんと候補者様なので、しっかりとしたマッチングを心掛けるようにしています。①を突き詰めることで、スキルや社風が合う合わないという判断は当然出てきますが、あくまでその企業さんと候補者様の相性の問題と考えるからです。
③でもわたしの仕事は、営業です。
この仕事を始めて(特に候補者様担当をするようになって)から、いわゆる無理なクロージングをしないと決めてきました。無理なく候補者の方に転職先を決めて頂くのが絶対だと思っていたからです。
ですが無理なくという言葉を曲解して、候補者の方の希望条件をしっかり聞けていない・ご家族の反対を最後まで解消できなかった、など何度も失敗してきました。
でも私の仕事は、営業です。懸念を極限まで取り除く・ご希望に限りなく近い求人の提案ができれば、心理的な負担が無くご転職をサポートできるのがエージェントの仕事だと感じています。結果として営業としての数字も伸びてくる。
月末に今日までに承諾してください!とエージェントに言われた経験のある方も多いと思いますが、そうならない仕事をいつも心掛けています。
今やっているベンチャー×情報システム部門という支援については、まず一番に思い出す存在が自分になるぐらい、この仕事を突き詰めていきたいと思っています。
ありがたいことに、この前の総会で表彰してもらいました
(真ん中が私)
営業としても結果を出しつつ、情シス界隈のお力になること、そして多くの企業の事業成長に繋がる、という循環を作れるよう10年目も走っていきたいと思います!
引き続きどうぞよろしくお願い致します。
ベンチャー×情報システム部門で転職を考えている!という方は、以下のリンクからお気軽にご相談ください!もちろんTwitterのDMでも大丈夫です!
WARCで働きたい!WARCで転職支援してほしい!という方がもしいらっしゃれば、以下よりご連絡ください。
内容に応じて担当者がお返事させていただきます。