記事FV
コラム
2024/10/23 更新

若手ビジネスマンが読むべきM&Aに関する書籍・本10選

はじめに

今回は、M&Aについて基礎から学びたいという若手ビジネスマンの皆様のために、これだけは読んでおいた方が良いというM&Aに関する書籍をまとめてご紹介したいと思います。

初級編から上級編まで用意しましたので、順番に読んでいけばM&Aのことが深く学べるように構成しております。
人によってどこまで理解しておくべきかという深度が変わりますので、上級編の専門書については、必要性に応じて取捨選択をしてください。

なお、上級編まで読みこなせる方々については、その他の専門書(例えばDDやバリュエーションに関する専門書)をお読みいただいた方が個別の業務の理解が深まるかと思います。
ただそのレベルの書籍を読みこなせる方々に、私なんぞが書籍を紹介するのは釈迦に説法になると思うので、この記事では割愛させていただきました。

本記事は若手ビジネスマンを対象読者としておりますので、20代の若手の皆さまが読むならこの本から始めると良いですよというレベル感でお届けいたします。

【初級編】

この一冊でわかる!M&Aの実務のプロセスとポイント

図解でわかるM&A入門 買収・出資・提携のしくみと流れの知識が身につく

M&Aがわかる

ストーリーでわかる初めてのM&A 会社、法務、財務はどう動くか


初級編は上記4冊です。

どなたでも簡単に読める入門的な書籍です。
本格的なM&Aプレイヤーになる必要がない人については、この4冊で必要十分です。

簡単な仲介プレイヤーであればこなせるくらいの知識が身につくはずです。


【中級編】

企業買収の実務プロセス

※Amazonの在庫が無くなっているので、もしかしたら第4版が出るのかもしれません。

改訂5版 M&A実務のすべて

続いて中級編です!

中級編の2冊では、実際にM&Aが行われた場合に、社内外でどのような手続きが行われるのか、どのようなスキームがあるのかというところまでを学べる書籍を選定しています。
このレベルまで理解している人はビジネスマンの中でも極一部しかいませんので、原則としてマネージャー以上の方が対象です。

先々管理職又はM&A関連の専門職としてM&Aディールに関わっていきたいと思っている方は中級編までは最低限読了しておくことをオススメいたします。
このレベルの知識が入っていれば、明日突然M&Aのディールの一部を任されたとしても何とかこなせますし、少なくとも「何をすればいいのか」「どのような専門家にどんな依頼すればスムーズに進むのか」がわかるので有益です。

また、上記の書籍をきちんと理解できていればM&Aの全体像が見えるようになるはずなので、弁護士、司法書士、税理士、公認会計士、証券会社、FA、仲介アドバイザーなどのプレイヤーの活用の仕方がわかるようになると思います。


【上級編】

M&Aの契約実務

M&A契約-モデル条項と解説-

M&A実務ハンドブック〈第9版〉

クロスボーダーM&Aの契約実務

上級編は、M&Aを主導する立場の方が読むべき書籍です。

内容もかなり高度な部分が含まれているので、中級編までの知識がほとんど入っている状態、又は、弁護士・公認会計士等の士業や専門職として財務・経営戦略・ビジネスロー分野に明るい方などがかろうじて読めるかなと思われる書籍です。

このような専門書のレベルになると、読者が書籍を選ぶというよりも、書籍が読者を選ぶというニュアンスになってくるので、買う時は読み下すのに苦労することを覚悟の上でご購入ください。

おわりに

ということで、今回は若手ビジネスマン向けに、M&Aに関する書籍をご紹介させていただきました。
どれもある程度の分厚さがあるので、読み終わるまでに一定の時間を要すると思いますが、将来のキャリアのためには必須の知識ですから、ぜひ頑張って読了してください。

それでは本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

【お問い合わせ】

WARCで働きたい!WARCで転職支援してほしい!という方がもしいらっしゃれば、以下よりご連絡ください。

内容に応じて担当者がお返事させていただきます。

転職相談はこちら

コラムの関連記事

プラットフォーム型ビジネスモデルとは

エージェンシー問題とは

効率的市場仮説とは

経営戦略理論・RBVとは

三新活動とは

ビジネスモデルとは

集団浅慮とリスキー・シフトとは

プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)とは

プロダクトライフサイクルの意味

ステークホルダーの意味や種類

沈黙の螺旋とは

PEST分析について

株式の制度やメリット

完全競争と不完全競争

M&Aの基礎知識

サーバントリーダーシップ理論とは

モラルハザードとは

経済学理論「逆選択」とは

情報の非対称性とは

組織心理学「PM理論」とは

パスゴール理論とは

心理学理論に基づくマネジメント

経営学の全体像

経営戦略の4つのレベル

経営戦略の4段階

高い業績を出す組織を作る方法

変革型リーダーシップ理論

カリスマ的リーダーの特徴

意思決定モデル4類型

組織内の「いじめ」対処法

科学的管理法と人間関係論

組織を崩壊させる「ゆでガエル理論」とは

ゲシュタルト心理学分野とは

権力の腐敗とは

組織内で起こる「同調現象」とは

マネジメントにおける「観客効果」とは

「自己検閲」と「マインドガード」

「集団極性化」とは

「傍観者効果」の危険性

「組織コミットメント」とは

モチベーションに影響を与える「心理的契約」

早期離職の心理学

早期離職を防ぐ可能性のあるRJP理論

サボる人間の心理学

職務特性理論とは

心理学に基づくストレス対処法

人事評価で気をつけたい認知バイアス

マネジメント理論「XY理論」とは

人材採用で気をつけたい「ハロー効果」

組織開発でも使える単純接触効果

ビジネスでも重要な恋愛心理学

ビジネスでも使える認知的不協和理論

ダニングクルーガー効果とは

極限の集中状態に入る条件

内発的動機づけの意味

「マジカルナンバー」とは

人事や採用担当が学ぶべき心理学

ベンチャー監査役の業務内容

ベンチャー内部監査で活かせる資格

ベンチャー総務の業務内容

ベンチャー人事の業務内容

ベンチャー労務に活かせる資格

ベンチャー法務に求められる能力

ベンチャーPR/IRの業務内容

ベンチャーの経営企画で活かせる資格

ベンチャー財務部の業務内容

ベンチャー経理経験の価値が高い理由

経営管理部門の採用の難しさ

応募が集まる求人票とは

職務経歴書の書き方とは

人材紹介という仕事に対する向き合い方

情シスのリモートについて

情シスで求められる志向性

年収から見た情シス市場の変化

ベンチャーにおけるCxOの役割

ベンチャー企業の基本類型

求人数から見た情シス市場の変化

M&A全体の流れ

5F分析とは

スタンドアローン問題

サンクコスト効果(コンコルドの誤謬)

SWOT分析とは

M&A契約の重要条項(前編)

M&A契約の重要条項(後編)

3C分析とは

ストックオプションとは

クラウンジュエル・ホワイトナイトとは

MBOとは

著者画像

株式会社WARC

瀧田桜司

役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長/ 学歴:一橋大学大学院法学研究科修士課程修了(経営法学)及び京都大学私学経営Certificate/ 執筆分野:経営学・心理学・資格・キャリア分野のコラム記事を担当させていただく予定です

満足度98%のキャリアコンサル

無料カウンセリングはこちら