今回は、若手ビジネスマンが「法律について学びたい」と思ったときに読むべき書籍を10冊ほどご紹介したいと思います。
初級編では、すべてのビジネスマンが当然に知っておかないといけない基礎的な法律知識が学べる書籍を紹介していきます。
初級編の書籍はできればすべて読了して、理解できるようにしておきましょう。
ビジネスで使う法学知識(法学分野ではこれを「ビジネスロー」といいます。)の基礎的な部分は、ビジネス実務法務検定3・2級で得られます。
日商簿記試験を開催している東京商工会議所が主催している試験ですので、ある程度認知度もある資格です。
社会人として最低限の法律知識を得たいと思うのであれば、まずはビジネス実務法務検定の受験を検討すると良いと思います。
上記2冊のテキストを読んでみて、イケそうだと思えたら取得を検討してみると良いでしょう。
資格が必要ないという人はテキストを読んで理解するだけで結構です。
もし資格までほしいという方がいれば、問題集が別途販売されているので、それを3周くらいすれば合格できると思います。
続いて、ビジネス以外の身近な法律知識として、不動産、相続、税金、投資に関連する基礎的な法学知識について学べるFP(ファイナンシャルプランニング技能士)の3級と2級を学ぶと良いと思います。
FPは一応国家資格なので持っておいても損はないです。
FPの学習範囲には、私生活で必要となる最低限の法律知識がギュッと詰まっているので、非常に有益な資格だと思います。
ただし、これで食っていくというタイプの資格ではなく、あくまでも自分の私生活で活用できる法律・金融知識が得られるという資格です。
ビジネス実務法務検定と同様、一度テキストを読んでみて欲しい資格だと思った場合は問題集を買って解いてみると良いと思います。
上記3冊は、労働法、契約法、著作権法の入門書です。
人によって必要な法の種類が変わると思いますので、必要と思うものだけを読めば結構でございます。
個人的には、契約法と労働法については、全ビジネスマンに必要だと思っています。
自分の身を守るためにも、知識として知っておくべき範囲です。
続いて中級編です。
法学の最大の弱点として、書籍が基本的に「面白くない」という特徴を持っています。
小難しい言葉でダラダラと説明が続くものが多いので、好き嫌いがはっきり分かれます。
9割の人は嫌いだろうと思いますが、ビジネスマンとして中級編まで理解していれば相当デキる人になれますので、ぜひ読了に挑戦してみてください。
会社法の書籍はかなり簡単な書籍ですので誰でも読了できると思います。
一方で労働法と知的財産法については、文字量が多いのであまり面白くはないかもしれません。
ただし、いずれの書籍も法学入門書としては最も読みやすい部類に属する書籍ですので、法学を本格的に学ぼうと思っている方は確実に読了できないといけません。
大変だと思いますが、頑張ってください。
最後に上級編です。
このレベルになってくると一般的なビジネスマンにとっては荷が重いといいますか、どちらかというと不要な知識が多く含まれています。
そのため、将来法務部門で働きたいとか、法律家になりたいという特殊な方々が、企業内法務という仕事がどういうものなのかを知りたいときに読むべき書籍です。
ということで今回はビジネスマンが最低限の法律知識を得るために読んでおくべき書籍を約10冊ご紹介させていただきました。
皆様の参考になれば幸いです。
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内容に応じて担当者がお返事させていただきます。