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2024/10/09 更新

経済学をビジネスマンが学びたいと思ったときに読むべきおすすめ本・書籍14選

はじめに

今回は、若手ビジネスマンが経済学を学びたいと思ったときに読むべき書籍を初級、中級、上級の3段階に分けてご紹介していきます。

経済学は文系科目ではあるのですが、どちらかというと理系に近い学問となっているので、難易度は高い方だと思います。
基礎的な理論を理解するだけでも時間がかかると思いますが、ぜひ最後まで読破して、経済学を実務で活かせるようになってください。


【初級編】

ではまず初級編の書籍をご紹介していきましょう。

初級編では、高校生~大学2年生が読むような入門書籍をまとめています。
経済学を一切学んだことがない社会人にも最適な書籍なので、まずはここでご紹介する基礎的な書籍を通読して、経済学の基礎に触れておきましょう。
それで「自分には合わないな」と思ったら無理せず他の学問にシフトしても良いと思います。

経済学はいくら学んでもそれがそのままビジネスでお金になるという類の学問ではないので、よほど高度なレベルまで学ばない限りは趣味で終わります。
そういう実益までが遠い学問を学ぶのは辛いと思いますので、好きだと思える人だけが中級以上の書籍を読めば良いと思います。


大学4年間の経済学がマンガでざっと学べる

著者:井堀 利宏 教授 東京大学大学院経済学研究科教授

大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる (角川文庫)

著者:井堀 利宏 教授 東京大学大学院経済学研究科教授

マネジメント・テキスト ビジネス・エコノミクス 第2版

著者:伊藤 元重 教授 東京大学名誉教授 学習院大学 国際社会科学部教授

「原因と結果」の経済学 データから真実を見抜く思考法

主な著者:中室牧子 慶應義塾大学 総合政策学部 准教授

予想どおりに不合理

著者:ダン・アリエリー Dan Ariely デューク大学行動経済学教授


まずは上記5冊で経済学のイメージを掴むと良いと思います。

いきなり経済学の本格的な書籍を読み始めるよりは、最初はこういう軽めのビジネス書で学ぶと関心が持続しやすいと思います。

学問研究で最も重要なことは、興味を長く持ち続けられることだと思うので、最初から難易度の高い書籍を無理に読み進めるのではなく、楽しんで読める書籍を選びましょう。


【中級編】

初級編の書籍を読んでワクワクした気持ちになった人は経済学に向いている可能性が高いです。

中級編の書籍は、徐々にレベルが上っていきますから、初級編ほどは楽しめないかもしれません。

ただ、中級編の書籍は一般的な経済学部でテキストになっているものもあるので、このあたりまでは読み下しておいた方が良いとは思っています。


入門経済学[第4版]

著者:伊藤 元重 教授 東京大学名誉教授 学習院大学 国際社会科学部教授

スティグリッツ入門経済学 第4版

著者:ジョセフ・E・スティグリッツ コロンビア大学教授

マンキュー入門経済学(第4版)

著者:N・グレゴリー・マンキュー ハーバード大学教授


【上級編】

一般的なビジネスマンにとっては中級編まで読んでいれば十分すぎるくらいなのですが、より高度な経済学を修めたいという探究心の塊のような方は、以下の上級編書籍もお読みください。

ただし、上級編は高校までの数学を学び終わっていることを前提にしているので、理系出身でもない限りは難しい書籍だと思います。
そのため、もし上級編を読みたいと思っているならば、まずは高校の数学を軽くおさらいしてから読むと良いと思います。


計量経済学 ミクロデータ分析へのいざない

著者:末石直也 神戸大学大学院経済学研究科教授

実証分析のための計量経済学

著者:山本 勲 慶應義塾大学商学部教授

計量経済学 (New Liberal Arts Selection)

共著:東大や京大の教授陣


上記3冊の本は非常に難易度の高い書籍となっていて、大学院で経済学の研究を行う人たち向けの書籍となっています。
楽しんで読み進められる人は少ないと思いますが、とても有名な名著ばかりです。

おわりに

経済学はとても範囲が広く、かつ難しいので、紹介した書籍も14冊になってしまいました。
すべて読むのは大変だと思いますので、まずは中級編までを目標に読了してみてください。

皆様の日々の学習の参考になることを願っております。

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株式会社WARC

瀧田桜司

役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長/ 学歴:一橋大学大学院法学研究科修士課程修了(経営法学)及び京都大学私学経営Certificate/ 資格:司法試験予備試験・行政書士など/ 執筆分野:経営学・心理学・資格・キャリア分野のコラム記事を担当させていただく予定です

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