社会人になった後でも勉強を続けないといけないと思っている人は多いですが、実際に続けられている人はとても少ないです。
仕事を続けながら勉強も続けるというのは想像以上に大変なようです。
そこで今回は、忙しいビジネスマンの皆さんが勉強を継続するために、知っておくと役立つかもしれないことを7つご紹介したいと思います。
勉強という行為には、コストがかかります。
そのコストとは、勉強にかける時間と費用です。
これらのコストを回収する方法は様々ですが、最もわかりやすいのは、勉強をして得た資格や学位を活用して転職し、それによって年収を上げることです。
例えば、100万円の学習講座費用と2,000時間以上の勉強時間を投資して、難易度の高い国家資格を取得したとします。
その後、その資格を活かせる職種に転職をして、年収が100万円上がったとすれば、その後もずっとそれ以上の年収が期待できるため、十分すぎるほどのリターンを得ることになります。
そのように考えると、勉強という活動そのものが投資であり、転職や出世による年収アップがリターンの回収であるといえます。
このように勉強を投資だと考えられている人であれば、コストをかけた以上、回収しないとただの浪費で終わってしまうということもわかるはずなので、必死になってリターンを回収しようとするはずです。
その目的意識が勉強を継続させてくれる要因の一つになると思っています。
何の目標もなく、ただ漠然と勉強を続けるのは難しいことです。
そこで、自分の最終的な目標を考えてみると良いかもしれません。
その資格又は学位等を取って、どんな仕事をして、どこに住んで、どういう生活をしたいのか。
もっと言ってしまえば、この人生で何を成し遂げたいのかを考えて、最終目標を具体的にイメージしておくべきです。
その最終目標を達成するために、今やっている勉強が必須といえるのであれば、おそらく継続しやすくなるはずです。
もし継続できないとすれば、その目標を達成したいという熱が足りなかったのだろうと思います。
ということは、今回の人生では別のもっと適切な目標があるのかもしれません。
勉強を継続するためには、自分の好きな分野の勉強をすることが重要です。
全く好きでもないことや嫌いなことを継続するのはとても大変です。
できる限り好きなこと、最低でも興味があることを学ぶほうが良いと思います。
まだ年齢が若い人については、好きな分野がないということもあるかもしれません。
その場合は、自分でもできること又は得意だった科目に近いことをやってみることをお勧めします。
例えば、学生時代に数学に抵抗がなかった人は会計やプログラミングをやってみると良いでしょう。
学生時代に身に着けた数学的思考の基礎を活かせると思います。
根が真面目な人ほど、テキストを丁寧に読む傾向があります。
それ自体はとても素晴らしいことなのですが、初期段階からそういう勉強をしてしまうと、だんだんと精神的に辛くなっていくことがあります。
好きで堪らない科目ならば一言一句漏らさず読んでいても楽しめると思うのですが、好きでもない科目や興味のない科目の場合、苦痛でしかありません。
その場合は、重要論点又は頻出論点だけ先に読んでしまうという方法を採用すると効果的です。
有名な資格であれば、要点だけをまとめた薄い参考書なども多く出版されているので、まずはそういった薄い書籍だけを読んでいけば、楽に勉強を続けられます。
また、要点がまとまっている参考書を2~3周読んでおけば、その分野の重要論点を総ざらいできるため、その後にテキストを読んだときに、より深く、正確に理解できるようになります。
その方が結果的に早く合格レベルに到達できます。
勉強が辛いという場合は、勉強している内容のレベルに着目すると良いかもしれません。
誰しも全くわからない問題を解き続けたり、用語の意味すらわからない書籍を読み続けたりするのは辛いものです。
そういう場合は、思い切って書籍を変えてみると良いと思います。
予備校が出している入門書を読んでみたり、資格そのもののレベルを一つ下げてみたりして、今の自分の能力より少しだけ上の難易度のものに切り替えると負荷が少なくなります。
いきなり難易度の高い勉強をしても長く続けにくくなるだけなので、自分のレベルに合った勉強をすることが大切です。
難易度の高い資格になってくると、勉強期間も長期的になり、場合によっては数年間に及びます。
その間、娯楽や飲み会などを控えて、自分自身を徹底管理し続けないといけません。
しかし、そのような生活は強い孤独感を伴うので、多くの人が長く続けられません。
そこで、同じ資格や学位の取得を目指す人同士で勉強仲間を作ってみるという方法があります。
仲間を探すときに、同じ職場や身近な友人などに適任者がいれば最高ですが、可能性としては低めだと思います。
その場合は、資格ならば予備校、学位ならば大学院等で見つけてみると良いです。
似たような環境で頑張っているビジネスマンがきっといるはずなので、勇気を持って話しかけてみてください。
資格や学位は、ただ持っているだけではあまり価値がありません。
それらの資格を使いこなして初めてリターンが得られます。
そのため、自分が取ろうとしている資格や学位の活用方法を予め知っておくべきです。
それらの情報を得るために、成功している先人たちの話を聴きにいきましょう。
難易度の高い資格は士業資格が多いと思いますので、士業の先輩方の話を聴いてみると新しい気づきが得られるかもしれません。
学位は分野によって使い方が異なるので一概にはいえませんが、ビジネスマンに人気のMBAなどであれば、ホルダーがコンサル業界にたくさんいますのでビジネス上の知り合いを通じて辿っていけばすぐに出会えると思います。
業界内で有名な人であれば毎年どこかで講演などを行っているはずなので、そういう場に出掛けても良いかもしれません。
良い気分転換にもなると思うので、勉強の合間に行ってみると良いでしょう。
ということで今回は、ビジネスマンが勉強を継続するために知っておくと役立つことを7つご紹介させていただきました。
仕事を続けながら勉強もやり続けるというのは大変なことですが、けして一人ではないので、最後まで覚悟を持って走り抜けてください。
それでは、本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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